ママチャリのソーラーテールランプの充電池交換と長所・短所

こんにちは。からあげです。

はじめに

およそ2年前、母親のママチャリに取り付けた充電式のテールランプ。
後方から接近する自動車に注意を促してくれていたようだが、ここ最近ランプの充電池の寿命が尽きかけているように思えた。ランプは点灯するものの、すぐに消灯してしまう。

充電池の消耗と見てよいだろう。よし、早速電池交換してみようか!

 

2年経過したソーラーテールランプ

取付後、2年経過したテールランプ(ブリジストン ソーラーテールランプⅡ(SLR110))。
いまだ新品のような艶があり、外観の劣化はほとんど見られない。

赤色LED2個と反射材が他車に注意を促してくれる。

サイドビュー

透明のカバーで中の電子部品が透けて見える。

真正面から見たようす。
反射材の縁に若干の黄ばみが見られる程度。まるで新品のような輝き。さすがはブリジストンだ!

上部から見えるのはソーラーパネル。太陽光で発電してくれる。
リヤのカゴに日光を遮られているが、それでも充電池は2年近くは保ってくれた。

透明カバーの劣化はほとんど見られず、しっかりと太陽光を通してくれている。

電池交換は透明カバーを取り外して行う。
下部のビス1本を外し、透明カバーを引っ張ると取り外すことができるのだが、今回はやけに固かった。強引にやると透明カバー割れるおそれがある。

万全を期すためにランプ丸ごと取り外してから作業を行うことにした。

 

充電池の交換

後輪の空気を完全に抜きクリアランスを確保した状態で、8mmスパナを突っ込んで取り付けナット1個を外す。

後輪を外す必要は全くなし。内装3段だと非常に面倒くさい。ママチャリは気軽に乗れるが、整備性が悪いのが難点だ。

下部のプラスビス1本を外す。そして凹みに平ぺったいマイナスドライバーのようなものを突っ込んで、透明カバーを起こすように力を掛けると爪が外れてくれる。

今回使用した工具はマイナスドライバー。先にビニールテープを巻いてプラスチックを傷めないようにした。

透明カバーを外したところ。

カバー内側の出っ張りが充電池を押さえて外れない構造になっている。
カバーや本体のつなぎ目には、ゴムパッキンの類はなし。合わせ面の形状により内部に雨水が入らないようになっているようす。

完全防水の構造ではないため、水没させると壊れるので注意が必要だ。通常使用では水没させることはないと思われるが、深い水たまりで自転車を倒すと危険。

小さい子供だと水たまりで遊ぶかもしれない。私が子供のころ、水しぶきが上がるのが面白くて、水たまりを行ったり来たりして遊んだ記憶がある。

透明カバーの裏側

テールランプ本体

内部は多少ホコリが入っていた程度。思いっきり息を吹きかけて飛ばしておいた。

充電用ソーラーパネルのアップ

ソーラーパネル表面は柔らかウエスで優しく拭いておいた。
左側は赤色LED。見えない部分にもう1個ある。

充電池のアップ

表面が餅みたいに膨らんでいるのが分かる。

 

充電池の型式 GP40BVH

充電池はニッケル水素ボタン電池(GP40BVH)1個。
ブリジストン純正の充電池は多少高め。ノーブランドでも良ければ安く手に入る。

 

電池の新旧比較。

左が使用済み、右が新品。膨らんでいる使用済みの方が一回り大きく見える。

新しい充電池を入れたところ。
+の印がある方がプラス側、反対側がマイナス側。プラスマイナスの極性があるので注意する。

使用前に充電池の充電

充電池を交換して透明カバーを取り付けたあと、日向に置いて充電しておく。
こうして充電したいために、わざわざ取り外したこともある。

充電が不十分な状態で使い始めると、寿命が短くなるかもしれないので注意が必要だ。
天気の良い日に丸一日、できれば2日しっかり充電したい。

私の場合は日当たりの良い場所に駐輪するので、半日ほど充電するだけにした。

 

充電池交換の感想

テールランプは暗くなったときに振動を感知すると、赤色LEDが点滅するようになっている。
取り付けた当初は振動センサーが敏感過ぎて、わずかに触れただけでLEDが点滅した。
それが2年経つとセンサーの感度が落ちたのか、程よい感度になってくれた。走り出すとランプが点くものの、少し触れた程度では点かない。

今回充電池を交換して、ランプがすぐに消えることはなくなった。交換作業はとても簡単だった。明るさもバッチリ。

今後もしっかり仕事をしてくれることだろう。

 

ソーラーテールランプの長所・短所

屋根なしの青空駐輪が前提

ソーラー充電のため、屋根なしの青空駐輪でなければ使えない。
駐輪場所によって向き不向きがある。

 

スポーツ自転車には不向き

見た目が野暮ったくてスポーツ自転車には全く合わない。
ドロヨケの付いたクロスバイクやランドナーのみ取り付け可能。

屋内保管だと充電できないし、車道走行するにはランプの明るさが不十分。
バッテリー容量が少なく、長時間夜間走行すると電池切れのおそれあり。

スポーツ自転車には完全に不向き。愛車のディスクトラッカーには付けたいとは全く思わない。当然のごとく屋内保管しているし。

 

スイッチ操作の手間いらず、電池交換の必要もなし。

これが最大の長所。機械音痴の女性や子供にピッタリ。
暗くなって振動を検知すると自動点灯するランプ。日中は太陽光で充電してくれるため、バッテリー充電や電池交換の必要もなし。
定期的に充電池を交換するだけでよし。

ドロヨケが標準装備のママチャリに最適のランプ。