低スペック旧型ノートPCにLinux Ubuntuをインストールする【その1】 ~ISOイメージファイルの入手~

こんにちは。からあげです。

低スペックの旧型ノートPCにストレス

自作デスクトップPC

先日、初めての自作パソコンに挑戦して無事に完成させることができた。
長い時間を掛けて組み立てたPCだけあって愛着がとても湧き、すでになくてはならない私の相棒になっている。ウェブサイトの制作はもちろん、動画編集にも十分過ぎるほどのスペックで、何不自由なく快適に使うことができている。

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その一方で、活躍の場を奪われたLenovo X250。2016年1月に購入したノートPCで、小型B5サイズの省電力タイプで持ち運んで使うのにとても便利だった。
だが少しばかりの金をケチってCPUをintel core-i3 にしたばっかりに、何をするにしてもモッサリとした重たい動作でストレスが溜まる。せめてcore-i5にしていればと何度悔やんだことか。

内蔵HDDをSSDに換装しメモリを4GBから8GBに増設するなどして使用していたものの、とうとう我慢の限界が来た。文字の変換スピードが異様に遅く、短い文章を打つだけでも時間がかかる。「私のタイピングの速さにPCが付いて来れないとは!」などと自己陶酔に浸って自らを慰めることもあった。

自作デスクトップPCが完成してからは、ノートPCはサブ機として使うことになったものの、出先ではノートPCを使わなければならない。だがストレスが溜まるノートPCは絶対に使いたくない。

さて、どうしようか?

 

ついにLinuxを導入する

帰属: lewing@isc.tamu.edu Larry Ewing and The GIMP

以前から気になっていたLinux(りなっくす)を使ってみることにした。
LinuxとはWindowsやMac OSなどと同じオペレーディングシステム(OS)の一種でパソコンを動かすためには欠かせないもの。不要なものがなくて軽快に動作するのが最大の特徴。オープンソースのソフトウエアで無料で使用できることも嬉しい。
スマートフォンのAndroidはLinuxをもとに作られている。

重たいWindowsはもうたくさん。ユーザーの利便性よりも自社の利益を最優先にして繰り返される無意味なバージョンアップ。そしてその都度重たくなってゆくパソコン。終いには強制買い替えだ。とうとう我慢の限界が来た。

Linuxには数多くのディストリビューション(種類)があって、種類によって使い方や使い勝手が微妙に異なる。日本語サポートがあってWindowsに似ていて、Linux初心者でも扱いやすいと言われて人気のある「Ubuntu(うぶんとぅ)」を使うことにした。
Ubuntuはもともと南アフリカのズールー語で「他者への思いやり」を意味するそうな。開発チームのみなさん、どうもありがとう!

これまでWindowsの再インストールは何度もやっているし、つい最近の自作PCの時にもやったので記憶に新しい。Windowsに比べて圧倒的に利用者が少ないUbuntuだが、ネットで検索すれば必要な情報はすべて揃う。よし、さっそくやってみよう!

 

Ubuntuインストールの流れ

公式サイトからISOイメージファイルをダウンロードする。
          ↓
ISOイメージファイルをDVDに焼いて起動ディスクを作成する。
          ↓
BIOSの設定を変更して光学ドライブから読み込むようにする。
          ↓
DVD起動ディスクでUbuntuをインストールする。
          ↓
各種設定、必要なソフトウエアをインストールする。

 

公式サイトからISOイメージファイルをダウンロード

Ubuntu公式サイト トップページ


Ubuntu公式サイト(https://www.ubuntulinux.jp/home)

Ubuntu(ウブントゥ) とは、コミュニティ により開発されているオペレーティングシステムです。ラップトップ、デスクトップ、そしてサーバーに利用することができます。Ubuntuには、家庭・学校・職場で必要とされるワープロやメールソフトから、サーバーソフトウェアやプログラミングツールまで、あらゆるソフトウェアが含まれています。

 

トップページの「Ubuntuのダウンロード」をクリックすると、Ubuntuの入手というページが表示される。

jp.ubuntu.comのダウンロードページへ」をさらにクリックする。

「Ubuntuを入手する」というダウンロードページが表示される。
一番上の左、緑色のボタンが表示されている「Ubuntu Desktop 20.04.1 LTS」を選択する。
普通のパソコンとして使える最新版。LTSはlong-term supportの略で5年間のセキュリティアップデートとメンテナンスアップデートが保証されている。
2021年10月現在、最新版「Ubuntu Desktop 20.04.3 LTS」がリリースされています。
 

Ubuntu Desktop推奨システム

2GHzデュアルコアプロセッサ以上
4GBシステムメモリ
25GBのハードドライブ空き容量
DVDドライブまたはUSBポート(インストールメディアとして使用)
インターネットアクセス(推奨)

 

インストールするノートPC(Lenovo X250)のスペック

Intel Core i3-5010U 2.1GHz(コア数2、スレッド数4)
メモリ 8GB
ストレージ SSD 250GB
外付けDVDドライブ
無線Wifi(MVNO mineo)

システム要件は全て満たしている。光学ドライブが内蔵されていないため、外付けDVDドライブを使用した。

 

緑色の「ダウンロード」ボタンをクリックすると、「Ubuntuのダウンロードありがとうございます」と表示される。
なぜか自動的にはダウンロードされない。「こちらをクリックしてください。」をクリックしてもいっこうにダウンロードが開始されない。

そこでUbuntuの入手のページに戻り、「日本語 Remix イメージのダウンロード」ボタンをクリックした。

Ubuntu Desktop 日本語 Remixのダウンロードページが表示される。
一番上のリンク「ubuntu-ja-20.04.1-desktop-amd64.iso(ISOイメージ)」をクリックするも、さきほどと同じくダウンロードを開始せず。
どうなっているのだろう?
 

Google ChromeではISOイメージファイルのダウンロードがブロックされる

何度クリックしてもダメなので奥の手、右クリックの「名前を付けてリンク先を保存」からデスクトップ上にISOイメージファイルをダウンロードすることにした。
今回はGoogle Chromeでダウンロードを強行したが、ほかのブラウザで試してみるのもいいかもしれない。

ちなみに先ほどのjp.ubuntu.comのダウンロードページからでも、名前を付けてリンク先を保存を使えばダウンロードは可能になる。

安全にはダウンロードできません」という警告文が表示がされる。
下矢印から継続をクリックすると、ようやくダウンロードを開始するようになる。

右下の全て表示のボタンを押してダウンロードの詳細を表示する。
低速回線のmineoのためダウンロードには長い時間がかかる。高速クーポンはもしもの時のため(バックアップファイルのダウンロード用)に温存しておく。

ISOイメージファイルのサイズは2.6GB。ファイルの保存先は特に指定しなかった場合は、ダウンロードフォルダに格納される。
こうしてダウンロードが完了してISOイメージファイルを入手したあと、DVDの起動ディスクを作成することになる。

 

今回はここまで。次回はフリーのライティングソフト「ImgBurn(イメージバーン)」でのDVD起動ディスクの作成。

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