こんにちは。からあげです。
はじめに
低スペック旧型ノートPCにUbuntuをインストールするために作業を進めているところ。
前回は公式サイトからUbuntuのISOイメージファイルをダウンロードしたところまで。
今回はダウンロードしたISOイメージファイルを使ってDVD起動ディスクを作成する。
ISOファイルをDVDに書き込むためには書き込みソフトが必要だ。今回は無料の「ImgBurn(イメージバーン)」を使用することにした。
ImgBurnのインストール
ImgBurn公式ダウンロードページ
まずはImgBurnのダウンロードを行う。
プログラムの最新版はv.2.5.8.0(3,870 KB)。最終更新は2013年6月16日で新たに更新される気配はなし。
ずいぶん古いものだが、DVDに書き込みするだけならこれで十分。特に問題は起きなかった。
ダウンロード先は7つ。一番下の公式サイトで提供されている「Mirror7-Procided by ImgBurn」を選択する。
「Mirror1~6」を選ぶと別のサイトに飛ばされる。
ダウンロードが完了すると、デスクトップ上にexeファイルのアイコンが表示される。
ダブルクリックしてインストールを開始する。
「次の不明な発行元からのプログラムにこのコンピューターへの許可しますか?」と表示されるので「はい」を選んで続行する。
するとインストーラーが起動する。「Next」をクリック。
使用許諾契約の同意
「I accept the terms of the License Agreement」にチェックを入れて「Next」をクリック。
コンポーネントの選択
デフォルト設定のまま「Next」をクリック。
インストール先の選択
特にこだわりがなければ、デフォルト設定のまま「Next」をクリック。
スタートメニューフォルダーの選択
ここもデフォルト設定のまま「Next」をクリック。
最新版があるかどうかチェックして、あれば更新ファイルをダウンロードする。ただし、ネット接続されていることが条件。
すでにサポートされていないが、ここではとりあえず「はい」を選んで先に進める。
「ImgBurnをインストールしてくれてありがとう。ヘルプを読んでも分からないことがあれば、フォーラムで聞いてください。」みたいな内容が表示される。
公式フォーラムは今でも閉鎖されていないが、数年前に書き込みが途絶えているので質問しても返事は返って来ないだろう。
インストール完了の表示
「Finish」をクリックしてインストールを完了させる。
早速、ImgBurnを起動してみると英語表示となっている。これでも問題なく使えるが、英語が不自由であれば、間違えないように日本語表示に変更しておきたい。
そこで日本語化パッチを当てることにした。
ImgBurnの日本語化
日本語化パッチは、先ほどの公式サイトダウンロードページの中ほどにある。
「Click Here」をクリックしてダウンロードする。ダウンロード先はデスクトップを選択した。
デスクトップ上に「japanese.zip」という圧縮ファイルが表示される。
圧縮ファイルの拡張子は.zipで、ファスナー付きフォルダーのアイコンとなる。
Windows10には標準で解凍ソフトが付属している。右クリックして「すべて展開-展開」の順にクリックする。
すると解凍された通常アイコンの「japanese」フォルダーが表示される。このフォルダー内には「japanese.lng」ファイルが格納されている。
ImgBurnプログラムファイルのダウンロード先はローカルディスク内のC:Program Files (x86)
ImgBurnの中の「Languages」フォルダー内に先ほど解凍した「japanese.lng」ファイルを移動する。
次回起動時からは日本語で表示されるようになる。これでライティングソフトの準備が整った。
ヘルプ内のバージョン情報
ISOイメージファイルからDVD起動ディスクを作成する
DVDディスクの入手と外付けDVDドライブの用意
公式サイトでは「Ubuntu12.10」からISOイメージファイルはDVDにしか書き込みできない仕様になっていると公表されている。だが検索してみると、USBフラッシュメモリに書き込んでUSB起動ディスクを作成する方法が出てくる。
私は初心者のうちは基本に忠実にやるようにしているので、DVDで起動ディスクを作成することにした。
アプリや音楽の入手方法がダウンロード主流となって久しい現在。DVDディスクはほとんど見かけなくなっている。
そんな珍しいDVDは100円ショップで入手した。暇さえあれば出入りしているので扱っていることを知っていた。今回はDVD-RWとDVD-Rの2種類を用意した。
I-O DATA EX-DVD04K
使用するDVDドライブは外付けのもの。使用頻度が低いドライブは外付けのポータブルに限る。節電になるし、複数のPCで使い回しできるのが良い。
光学ドライブなしのノートPCだけだった3年前に購入したもの。未だに廃番にならずに同じものが販売されている。すでに進化が止まってしまったDVDドライブ。だが今後も3.5インチフロッピーディスクドライブやMOドライブと同様に細々と生き残って行くことだろう。
たまに使用するくらいならこれで十分。読み書き速度は遅いが、USBケーブル1本で動くバスパワーなのが良い。もう何度も使っていて十分元はとった。
型式 EX-DVD04K
USB 3.0対応 バスパワー
対応メディア
DVD(M-DISC、1層DVD±R、2層DVD±R、DVD±RW)
CD(CD-R、CD-RW)
DVD-RAM(×3メディア、×5メディア)
外付けDVDドライブをPCに接続する。
使用するディスクはDVD-RW。
ImgBurnでISOイメージファイルをDVDに書き込む
ImgBurnを起動して「イメージファイルをディスクに書き込む」をクリック。
するとこのような画面が表示される。
トレイに空のDVD-RWをセットして読み込ませる。すると右の方に読み込んだデータが表示される。
入力元と出力先を選択する。
設定はデフォルトのままで変更は特になし。「ISOファイル→DVD」のボタンをクリックしてディスクへの書き込みを開始する。
書き込み速度が1倍のため時間はかなり掛かる。本を読みながら気長に待つ。
書き込みが終了するとDVDドライブのトレイが自動で開いて、次のような表示が出る。
OKをクリックして手動でトレイを閉める。
するとデータが正しく書き込まれているか元データと照合する「ベリファイ」と呼ばれる作業が始まる。起動ディスクは非常に重要なもののため、必ずベリファイを行ないたい。
ベリファイ中の表示
ベリファイが問題なく終了すると「Operation Successfully Completed!」と表示されて、DVDの書き込みが完了する。
DVD起動ディスクの完成!
あとは他のディスクと間違えないように油性マジックで名前を書いておく。
今回はここまで。次回は作成したDVD起動ディスクを使ってUbuntuのインストールと各種の設定。