未明の札幌を襲った大地震

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こんにちは。からあげです。

 

昨晩、ブログの読者のお宅に宿泊して眠っていたところ、突然大きな揺れを感じて目を覚ました。

ああ、地震だなと直ぐに感じたが、突き上げるような揺れに変わり、ただ事でないことが分かった。畳の上で身を横たえながら、早く揺れが収まるのを願った。どれくらい揺れていただろうか?かなり長い間揺れていた気がした。

揺れが収まってしばらくしてから、壁のコンセントに挿していた充電器が、キュイーんというおかしな音を発した。そして次の瞬間、通電ランプが消えてしまった。

2階で寝ていた読者が一階に下りて来て、家に異常がないか、私に怪我がないか見に来てくれた。

停電になったと気がついたのは、しばらくしてからだった。寝る時に常夜灯を点けてあったのだが、どこも真っ暗だった。

その後、ラジオを持ってきて頂き、ソファーに座りながら地震速報を聞いていると、震源地は札幌の近くで広範囲に停電しているという。あとで知ったのだが、震度5弱〜5強の揺れだったようだ。

私のこれまでの地震は阪神淡路大震災の時、かなり遠かったにも関わらず震度4を経験していた。それからは大きな地震に遭うことはなく過ごしていたのだった。

その後、二度寝して起きたあと、昨晩の残りものの寿司とバナナなどを食べてから、札幌の中心部まで行ってみることにした。

停電中でやることがなかったことと、ブロガーとしての血が騒いでしまったから。幸い読者の家は、多少棚の上の物が倒れたくらいで、被害は全くなかった。電気は停電したものの、ガスと水はつながっていたため、食料があればなんとかなる状態だった。

 

道路に出て感じたのは、車の交通量が少ないということ。停電中のため、道内の学校は早々と休校になった。おそらく会社も休みになったところが多いだろう。

停電中でほとんどの信号が消えているため、交差点では十分注意して渡った。時おり大きな交差点を通ると、自家発電装置の発電機が回っていて信号機が点灯していた。信号が点くところは、車の流れがスムーズだったが、信号が消えているところは、お互いどうしようか迷う、お見合い状態が続いて流れが非常に悪くなっていた。

道路脇には、前日の台風21号で倒れた倒木の処理がしきれないまま、ぶつ切りにされた丸太が山積みにされている状態だった。

台風と地震が同時に来ていたら、最悪の状況になっていたことだろう。一日ズレてくれたお陰で道を塞いでいた倒木の処理をすることができた。

通りがかったセイコーマートはシャッターが固く閉じられていた。

「停電復旧するまで閉店です。」の貼り紙。

無理もない。電気が来ないと冷蔵庫の中が温くなって中の物がダメになってしまうだろう。

次に通りがかったセイコーマートは、シャッターが半開きとなっていて、中で人が動いているのが分かった。

何やら買い物かごを持って歩いている人の姿も見える。なんと、早くも営業を始めていた!

薄暗い店内では食料を買い求める人の長い行列が出来ていた。
電気が来ていないのに、POSシステムは生きているようで、バーコードで読み取って会計をしていた。ただ、レシートはプリント出来ず。支払いは現金のみとなっていた。

冷蔵・弁当コーナーには、透明のビニールが下げられていて、冷気が逃げにくいようにしていた。すでに弁当は売り切れて、キムチやチーズ、食後のデザートなどがあるだけだった。

通りがかった公共施設には、臨時の給水場が設けられていた。

私が泊まった読者の家は一戸建てで断水はなかったのだが、マンションでは停電で屋上の貯水タンクにポンプで水を送ることが出来ずに水が出なかったのだそう。

付近の住民がポリタンク片手に水を汲みに来ていた。

緊急用給水装置

消火栓のようなところにホースを繋いで水を供給していた。水圧は十分かかっていて、ホースがパンパンに膨らんでいる。

水を汲む人たち。係の人は折りたたみ式の水筒に水を詰めている。

給水管には蛇口がたくさん付いていて、大勢が同時に水を汲めるようになっている。

折りたたみ式の水筒に入れた水。見た感じ一つ2Lは入っているようだ。ブルーシートの上に並べられていた。

中心部に近づくにつれて車の交通量が増えてきた。信号が点かない交差点では、警察官が交通整理を行っていた。

交差点の真ん中で交通整理をする警官。

主要な交差点では、警官が交通整理を行っていたが、信号が多くて処理しきれていない状態だった。そのため、お見合い状態が続いて車の流れが非常に悪くなって渋滞が発生していた。

道路にヒビが入ったり、陥没しているような傷んでいる箇所は見られなかった。

慎重に自転車を走らせてJR札幌駅までやって来た。

カバンを手にした人々が行き交っている。

駅構内に入ると、案内表示板に明かりが点いているのみで薄暗かった。

電車は始発から運休となっていて復旧の目処は立っていなかった。改札口には警官が配置されていて、利用者に説明していた。

案内表示板

券売機コーナー

運賃表が点灯しているのみで、券売機は電源が入っていなかった。

地下街入口は閉鎖されていて、階段に座って休む人の姿が見られた。

運行再開の目処が立っていないなか、椅子に座って待つ人たち。
町に出てきたはいいが、帰るに帰れなくなった人たちだろう。

みな疲れ切ってうつむき加減になっている。

キオスクで買い物する人たち

長い長い行列が出来ている。

駅の北側に出てみると、ベンチや地面に座って途方に暮れている人たちが大勢いた。木曜日の朝っぱらだというのに凄い人だ。

JR札幌駅という駅名の表示

外壁の時計は3時25分過ぎで止まっていた。

停電は、地震が発生した3時8分ころ起きたはずだが、時間のズレがある。地震後しばらくして道内全ての火力発電所が停止してしまったためと思われる。

タクシー乗り場でタクシーを待っている人たち。

一向にタクシーが来る気配はなし。電車やバスなどの公共の交通機関は全てストップしているため、移動手段を持たない人たちは、復旧するまで待つか、タクシーに乗るしかない。

再び駅構内に入って南口に向かう。
旅行カバンを持った人たちが右往左往している。

JR札幌駅南口

非常に立派な駅ビル。北海道にいるとは思えないほどだ。
こんな建物でも、電気が止まってしまうと、役立たずになってしまう。

駅の次にやって来たのは北海道庁。

飾りっ気のない非常に大きな建物だ。

道庁は非常用の自家発電装置を持っているため、エレベーターが稼働していた。
節電のために、ホールの照明は一部が点灯しているのみだった。

薄暗い通路

非常時の案内板のみ点灯していた。

道庁を出ると、札幌の名物「テレビ塔」がある大通り公園にやって来た。
テレビ塔のデジタル時計の表示は消えていた。

平日なのに、休日のような人出。
行き場を失った観光客やビジネスマンがベンチに座ってスマホを弄っていた。まだお昼の時点では、電波の状態は全く問題なかった。

公園内の水道

蛇口をひねると水が出た。当たり前のことなのに、非常にありがたく思った。
付近にトイレがあったのだが、水の出るところと出ないところがあって不思議に思った。水の出ないトイレの大便器には、流せないブツが紙を被せられて異臭を放っていた。

公園内の営業中のお店には、長い行列が出来ていた。ポータブルの発電機で電源を確保して営業をしていた。

バス停には全便運休の貼り紙がしてあった。
信号が点かない状態で運行すると、乗客の安全が確保できないためらしい。地震後直ぐに運休を決定したらしい。

多くの信号が点かない現時点での運行は、確かに危険だろう。
自転車で町の中心部まで来るまでに、信号の点かない交差点ではかなりの危険を感じた。

もちろん地下鉄も運休だった。
入口のシャッターが閉じられていた。

運休中の貼り紙。

自転車を停めて写真を撮る時に、強い風に煽られて倒れてしまった。その際、ハンドルを強打してバーテープが傷んでしまった。

こんなにも簡単に破れるとは。

公園の片隅で自転車を整備する。

ペダルを漕ぐと、クランクの周辺からカチカチという音がして気になって仕方がない。症状が徐々に悪化しているような気がする。

自転車屋に持っていく前に自分で解決しようと各部を点検してみたが、どこが悪いのか分からなかった。まだ停電中なのに自転車屋に持ってゆくのは気が引けたので、行くのは止めにした。

路面電車の駅

ガランとしていて全く駅らしくない。

通りがかった商店街に長い行列ができていた。

なんだろう?行ってみよう。

行列はドンキホーテから延びていた。
なんでも食料品や懐中電灯、電池を販売するらしい。

スーパーの店頭では水やお茶、お菓子などを販売していた。なんと500mlのペットボトルが1本8円で販売されていた!

通りがかった人が何本もまとめ買いしていた。

七輪で焼き鳥を焼いている店。
食欲を唆る香ばしい匂いが周囲に漂っている。

どうせ傷んでしまうなら、通行人にタダで振る舞った方がいい。
よっ、太っ腹!

コンビニ前に並ぶ人たち。

なんと店の外まで行列が延びている。

通りがかったコンビニから外に電気コードが延びているぞ。

車のエンジンを掛けて電源をとっていた。

ソーラー充電と走行充電システムを搭載したジムニーなら電源車の役目をしっかり果たせたことだろう。今はなきジムニーのことを言っても仕方がないが。

薄暗い店内に入ると、食料を買い求める人たちでごった返していた。車からとった電源でレジを稼働させていた。

バーコードを読み取るPOSシステムは、僅かな電気でも動くみたいだった。しかし、レジを稼働させるとなると、大きな電力を必要とするらしい。

冷蔵・冷凍コーナーは閉鎖されていて販売されていなかった。

空っぽの陳列棚。

いったい何があったところなのか?ところどころに売れ残りのカップラーメンが置いてあった。店内の湯沸かしポットは使用不可。幸い都市ガスは使用できるため、家でお湯は沸かすことができる。

薄暗い厨房内で調理をしている店員さん。

おにぎりや弁当はすでに売り切れている。温かい食べ物が食べられるホットシェフは有り難い。

店員さん達も働いている場合じゃないのに、よく頑張っているな。

すすきの周辺

ほとんどの飲食店は臨時休業となっていた。
行き交う車はタクシーが多い。

驚いたことに高級ホテルのレストランでは、普通に食事する人の姿が見られた。独自の自家発電システムを持っているらしい。

町の中を走る緊急車両

ほとんどの信号が消えているため、かなり慎重に走っていた。救いは交通量が少なかったことだろう。収容先の病院は電源が確保されているのだろうか?

すすきのの南側にある中島公園を覗いてみると、こちらにも暇を持て余した人たちが休んでいた。

前日の台風で倒れた木が処理されず、そのまま残されていた。これだけの大きさの木だと、樹齢30年はあるだろう。それが倒れてしまうとは。

札幌市役所

何やら凄い人がいたので、なんだろう?と思ってやって来た。
周辺には凄い数の自転車が停められている。遠方から来た人も多そうだ。

建物の外側から中へと続く人の行列。見ていても全然進んでいない。

中に入ると、凄い人で驚いた。

なんでも携帯電話の充電サービスを行っていたそう。まだ3時ころだったが、時間を早めてすでに受付を終了していた。

電源があっても携帯やスマホはすぐには充電できない。この人の数だと、明るいうちに充電して帰るのは絶望的だろう。

このころ、スマホを弄っていると、電波の状態が不安定なことに気がついた。通信設備のバックアップ電源が底をつき、機能が停止しかけているのか。

 

こうして朝から札幌の中心部をウロウロしていたが、市役所の人の多さを見て、こんなことをしている場合じゃないと思った。

今回の地震で札幌は大きな被害はなかったが、その後の停電で非常に不便な生活を強いられることになった。通常時は非常に快適だが、一旦停電すると都市機能がいっぺんに麻痺してしまうことが露呈してしまった。

なんて脆いんだ!

豊平川を眺める。朝と比べて水量は減ってきているが、未だ茶色く濁ったままだった。

さあて、さっさと帰ろうか。

お世話になっている読者の家に戻る途中、営業中のコンビニの前を通りがかったので、なにか食料を買ってゆくことにした。

ラジオのニュースによると、停電復旧の見込みは1週間程度掛かるという。そのニュースを聞いて、食料の足しになるものを買って行こうと思った。

店の前には何台もの自転車が停められていた。こういう非常時は燃料を食わずに小回りが効く自転車がいい。今回の地震を経験して自転車の良さを再確認することができた。

営業はしているものの、陳列棚はスカスカ。
手間を掛けずに食べられるパンや弁当は全て売り切れ。
僅かなカップラーメンとお菓子などがあるのみだった。

 

郊外のコンビニで20分ほど並んでようやく買い物をすることができた。POSシステムのみでレジは稼働していなかったため、レシートの発行はなし。電子マネー、クレジットカードの使用は不可。現金のみOKだった。

こういう時のためも、現金は多めに持っておいた方がいい。

大漁大漁♪

売れ残っていたレトルトカレーとお菓子を購入した。

ホームセンターに寄ってカセットボンベがないか見てみたが、全て売り切れだった。

店内は買い物客でごった返している。キャンプ用品コーナーの木炭も売れていた。

晩ごはんはレトルトカレーとレンジで温めるさとうのご飯。どちらもお湯で温めることができる。

明るいうちに食事を済ませて眠った。

 

昨日は未明に地震があって起こされて2晩続けて寝不足だった。時々余震があったが、明け方まで起きることはなくぐっすりと眠り続けた。

 

おわり

コメント

  1. じゅんG より:

    経験から左クランクのボルトは緩みやすいです。
    アドバイスになってしまいますかね?すみません。
    ただ、クランクって高い部品なので…