樽住まいのおっさん

こんにちは。からあげです。

 

台風は日本海で温帯低気圧になり勢力を下げながら北海道に近づいてきた。つい先日の大雨で峠を越したようで、今回の台風崩れの低気圧では思ったほど雨は降らなかった。

こちら旭川市の東端にある21世紀の森では、朝方から昼に掛けて大雨が降ったが、次第に天気が回復してきて現在は小雨となっている。

天気予報によれば、このあと梅雨前線は南下して北海道は晴天になるようだ。しばらくこのキャンプ場に引きこもってゆっくりしようと思っていたが、それはあまりに勿体無いことに気がついた。

ここから最寄りの山は大雪山主峰の旭岳だ。このチャンスを逃すと、いつ晴天に巡り会えるか分からない。前回の登山、大千軒岳ではガスに包まれて景色が見えず、狩場山は天気が悪かったため登らなかったのだ!

昨晩のようす

天窓から漏れる明かりで、中に人がいることが分かる。
大雨のため、泊まり客は私のみ。おかげで静かな夜を過ごすことができた。

このタルハウス。1泊520円とは思えないほど快適だ。私は電源が取れて雨露さえ凌げれば、あばら家でも何でもいい。雨天が続いてソーラー充電できないと、バッテリー残量が乏しくなってブログ更新もできなくなってしまう。日頃、できるだけスマホを使わないように節電に努めているが、道迷いした時はグーグルマップに勝る地図はない。

モバイルバッテリーとエネループ、自転車のライトをフル充電して、しばらくは電気に困ることはなくなった。

私の泊まっているところはシラカバ。
どれも同じ造りなので、場所と名前を覚えて置かないと、間違えて人のところに入ってしまう恐れがある。ニュータウンの建売住宅と同じ感じだ。

朝のようす

今朝は3時ころに起きてひぐらしを始めた。そしてお腹が空いたらご飯を食べて、再び眠った。

大雨の影響で水道の水が濁っていて飲用不可となっているが、浄水器を持っているため全く問題なし。

 

前回北海道に来た時、水をそこら辺の沢で汲めなくて面倒くさい思いをしたので、PCTで使い慣れた浄水器を持ってきた。エキノコックスは感染しても、数年から十数年と潜伏期間が長くて、発症してもさっぱり原因が分からない。本州であれば、エキノコックス感染症に詳しい医師はほとんどいないと思われるため、感染しないように余計に気を遣う。

また浄水器の使用については機会を見つけてアップしたい。

このタルハウスは何で快適だというと、天窓から光が差し込んで室内が明るいこと。上げ底であるため、湿気も少ない。

ただ天窓以外に窓がなく、小さな換気口が付いているだけのため、換気が悪くて暑い時期は大変そうだと思う。

いやあ、このタルハウスがなかったら、今回わざわざ21世紀の森までは来なかっただろう。橋の下は河川の増水でダメ、東屋は横から吹き込んできてずぶ濡れ、どこかの建物の軒下でやり過ごすことになったことだろう。

常に緊張を強いられるゲリラ野宿ではゆっくり休むことができない。助かったよタルハウス!

この大きさだったらロフトと収納棚を付ければ、本宅として十分住める。あとは自転車用の小さな車庫があればいい。いや、自転車は壁に掛けておくのがいい。いつでも鑑賞しながらウエスでフキフキすることができる。しかし、円形の建物は作るのが難しい。一般人のセルフビルドでは、立方体がベストだろう。

電源を取れることを知っていてやって来たタルハウス。
久しぶりに思う存分ひぐらしをやりたかったということもある。体の疲れだけではなく、心の疲れを取るのもたまにはいいだろう。

予定では来るのはもう少し先だったが、今回の大雨で予定が変更になった。柔軟に対応するのも、これから世界を舞台にツーリングするのに必要な要素だと思う。

ご飯をたらふく食べるのも、自転車乗りの仕事だ。いつ何時おっさんの気分次第で、遠くの方まで行かねばならなくなることだってある。その時に備えて十分力を蓄えておく必要がある。

自転車の灯火とヘッドランプはしっかり充電しておいた。どちらも自転車ツーリングには欠かせない道具だ。日中の走行でも、トンネルや暗い雨天時に役立つアイテムだ。

ヘッドランプは野宿生活では欠かせない。暗がりで荷物を整理する時や夜トイレに行く時に必要だ。日帰り登山の時でも、日没まで下山できない時のために常に携帯しておく必要がある。

いろいろ荷物整理して思い出したのだが、お金も登山やツーリングのための道具にしか過ぎないことを。いつの間にお金が精神安定剤となってしまったのだろう?

道具は使ってこそ意味があるもので、神棚に置いたり、額縁に入れて飾っておくものではない。いやはや。

 

おっさんは時として道具に対して非常に冷淡になる。あの長年可愛がっていたジムニーでさえ、あっさりと手放した。今は何の未練もない。ただ懐かしい思い出が残されているだけだ。諭吉君も目的のために気持ちよく手放したいものだ。

以前、お金はジップロックの袋に入れていたのだが、耐久性があまりにないため、100均のメッシュ袋を財布代わりにしている。軽くて強度も十分。中が透けて見えるので、残金がいくらあるのかも把握しやすい。

明日は超早起きして旭岳に登りにゆくつもりだ。明日帰りが遅くなるため、もう1泊延泊する手続きを済ませておいた。

気になることが一つ。それは行動中に食べる食べ物の入手についてだ。途中の東川町にセブン-イレブンがあるが、24時間営業じゃないとマズいので、電話をかけて確認してみた。
するとグーグルマップの情報のように24時間営業でホッとした。早速登山用に買っておいたパンを食べる。

セコマは営業時間の縛りが緩いが、大手のセブン−イレブンだと24時間営業じゃないと許してくれないのだろう。エネルギーの浪費だが、明日の旭岳登山のことを考えると非常に有り難い店だ。
ここでパンなどを買って登りにゆく。自転車での行き帰りを考えると、カロリーメイトだけでは体が持ちそうにない。

自炊すると余計な時間を取られるので、天気の良い明日は止めにする。その分、晴天の登山を楽しみたい。消極的に明日はキャンプ場に移動してゴロゴロしようなどと考えていた。ひぐらしプレイ用の電気もソーラー充電で十分賄える。しかし、ある種の虚しさを感じていた。タルハウス延泊1日分の520円が惜しかったのか?たかが520円で快晴の日にゴロゴロするのは馬鹿げている。訪れたチャンスは確実にものにする。

それがおっさんの生き方だ。

 

おわり

コメント

  1. とんと より:

    タルハウス良いですよね!
    隣のログハウスも10名以上の教育目的ですが、1人当たりタルハウスと同じ値段でとまれます。管理人さんも良いかたばかりです。ホタルの繁殖を中でやってます。お風呂も久々に行きたいなぁ。

    • karaage より:

      ログハウス泊まりたいと言ったら、団体専用だと断られました。
      タルハウスは癖になります。

      キャンプ場の人、ビックリするくらい親切ですね。こっちの希望も最大限聞いてくれます。
      また行きたいです。

  2. いちきゅー より:

    隊長、お早う御座います。
    タルハウスさくらnowですw
    長万部のかに飯、ドライブインのデカ熊とあわせて3つコンプリートです。
    21世紀の森は今雨なので今日はどうしようか思案中です。

    • karaage より:

      雨の日こそ、快適なタルハウスですね。
      雨だからといって延泊すると、いつまで経っても出て行けなくなります。

      明後日から天気回復しそうですね。ようやく夏本番になりそうです。