ママチャリに最適! ブリジストン ソーラーテールランプⅡ(SLR110)を取り付ける

こんにちは。からあげです。

テールライトの必要性

夜間自転車に乗る時にライトを点灯する理由は、前方の視界を確保するためだけではなく、他者に自分の存在を知らせるため。小さな乗り物は車から見えにくくて見落とされやすい。外灯や看板などの明かりがあると、周囲の景色に溶け込んでしまう。
自転車でもヘッドライトを点けるのはマナー以前にルールだが、テールライトも点灯した方がより目立って安全になる。

以前、ママチャリに乗っていた頃は全く気にしていなかったが、スポーツ自転車に乗りはじめて原則車道走行をするようになってからは認識を改めた。目立つに越したことはないと。

自転車は目立ってなんぼの乗り物。

過去にオートバイ(主に原付き)の右直や左折巻き込みの事故が多発して、ライトの常時点灯が義務化された経緯があるのも、小さな乗り物は目立ちにくく事故に遭う可能性が高い証拠。私は一時オートバイに乗っていたこともあり、ライト点灯の効果を分かっているつもりだ。

2018.2 宇津ノ谷トンネル

自転車で遠出するようになって気が付いたのは、トンネル内を通行する際の危険性だ。
夜間は危険過ぎるのでできるだけ走らないようにしているが、迂回路のないトンネルは避けて通れない。

写真のように幅の広い歩道が整備されていて、車と隔離された場所を走るなら安全だが、昔に建設されたトンネルだと、歩道はおろか路側帯さえもないことがある。最近は節電のために、照明が減灯されて暗くなっていることも多い。そんな暗くて細いトンネルを通行するのは危険が伴う。

 

私の乗っているランドナーには、リアの泥除けに反射材が取り付けられている。少しでも目立つようにリアキャリアに反射テープを貼ったし、オルトリーブのバックの側面にはあらかじめ反射材が取り付けられている。「これだけあれば十分。」乗り始めはころはそう思っていた。

しかし、実際は違った!初めてのロングツーリングで路側帯のない狭いトンネルを通行した時、非常に怖い思いをした。緩やかな上り坂で頑張っても時速15kmを出すのがやっとの状況。少しでも早くトンネルを抜けようと必死になって漕いでいる横を物凄いスピードで車が何台も通過する。中にはヘッドライトを点けていない車もあって、抜かれる直前まで気が付かないこともあった。

歩道のないトンネルはまさに命がけだった。

反射材は無灯火の車には効果がない。無灯火で走るような安全意識の低いドライバーにこそ、自分の存在を強くアピールする必要がある。「私を轢き殺したら刑務所行きだよ」と。

初めてのロングツーリングでテールランプの必要性を痛感した私は、自宅に帰ると真っ先にテールランプを購入して取り付けることにした。

 

BridgestoneソーラーテールランプⅡ(SLR110)

詳細チェック

BridgestoneソーラーテールランプⅡ(SLR110)

夜道も安心!2つのLEDで視認性大幅アップ
・ソーラー充電式
・振動と明るさのWセンサーで自動点灯

 

仕様

使用時間 約6時間(直射日光下2時間放置後満充電時・連続点滅)
サイズ  48×58×55mm
ウエイト 59g(充電池含む)
充電池  ニッケル水素ボタン電池(GP40BVH)
材質   本体 ABS / レンズ アクリル

 

製品特徴

センサーが明るさと振動を感知し、夕方から夜間走行時にLEDが自動点灯します。静止後も約1分間点滅し続けますので信号待ち等での停車中も安全です。
本製品はドロヨケに取り付け使用します。
JIS規格適合リフレクターを内蔵しています。

本製品は完全防水ではありません。故障の原因になるので、雨天での使用後は水分をよく拭き取ってください。

いろいろ調べて、まずは泥除けに取り付けるセンサー式のライトを購入してみた。
Amazonのレビューも概ね好評だった。

 

側面

正面

JIS規格適合の反射材(リフレクター)が内蔵されているため、電池切れや故障等で点灯しない時でも安全を確保できる。

上面

クリアボディーの中にLEDと小型のソーラーパネルが内蔵されているのが見える。
もう一個のLEDはソーラーパネルの下、本体中央付近に内蔵されている。
汚れが酷くなると光センサー受光部に光が届きにくくなるため、明るい昼間でも点灯することがある。充電効率も悪くなるため、こまめに拭いて綺麗な状態を保っておく。

取付面のようす

本体の隙間から出ている透明な絶縁テープを引き抜き抜くと通電して使用可能となる。ただし、取り付ける前にしっかりと充電しておく必要がある。

電池交換は下のプラスネジを外して本体を本体を開放して行う。
交換用電池は、ニッケル水素ボタン電池(GP40BVH)1個。電池は+側が手前となる。

 

内蔵電池は充電されていないため、取り付ける前に日当たりの良い場所に数日間置いて、しっかりと充電しておく必要あり。

使用前の注意事項

絶縁シートを引き抜きます。
初めて使用する際は日光下で充電をしてください。

その他注意事項

本製品は太陽電池で内蔵する電池を充電します。太陽電池部を覆ったり、暗い所へ自転車を置いておくと、充電できずに自動点滅しない場合があります。長期間充電しなかった場合、充電池の液漏れ等故障の原因となります。こまめに日光下で充電してください。(曇りまたは雨でも充電は可能です。)

 

テールランプの取り付け

まずは既存の反射材を取り外す。
ランドナーもママチャリ同様、リアのドロヨケに取り付けられている。

横から見たようす

反射材のみの非常にシンプルな構造。

タイヤの空気を抜き、ドロヨケのステーの取り付けビスを外し、ドロヨケが動くようにしておく。

(この自転車はホイールにクイックリリースが装備されているため、ひっくり返してタイヤを外せば簡単なのだが、汚れるためにメンテナンススタンドを取り付けて立てた状態で行った。)

作業のポイント
あらかじめタイヤの空気を抜き、ドロヨケの固定金具のビスを外して、タイヤとドロヨケのクリアランスを確保しておきます。

 

泥除けの内側から8mmのナットで締め付けられている。タイヤとドロヨケの隙間からスパナを突っ込んでナットを外す。

外すと2つの穴が現れる。
上が固定ナット用、下が固定爪用となっている。
2つの穴が空いていない場合は、穴あけ加工の必要がある。

外した反射材

なんと、CATEYEだった!

まずは仮置きして穴の位置を確かめる。

本体に付いている金具は泥除けの内側から取り付けてナットで固定する。
ナット1個より、大きな金具で押さえた方がより丈夫になる。通常の反射材のみのタイプより本体が重たくなるため、こうした作りにしているのだろう。
やるな、ブリジストン!

固着しないように取り付けボルトにはグリスを塗ってから適度に締め付けた。
カッチリと付いて軽く揺すったくらいではビクともしない。

ドロヨケの内側から見たようす。
大きな押さえの金具がいい仕事している。少しの振動くらいでは緩まないだろう。

正面から見たようす

ボリューム感満点でよく目立つ。
試しに光センサーが付いている上部を手で覆ってから自転車を揺すったところ、LEDライトが点滅を始めた。

取り付け完了!!自転車はPanasonicランドナー OJC4。

うむ、カッコいいね。満足満足、自己満足!

 

テールランプを使用した感想

家の近所の森の中を走っているところ。
日中でも薄暗いところでは、ランプが自動点灯してくれる。センサーの感度も十分だ。

ランプの点灯状態

事前にタイヤの空気を抜いて、ドロヨケ固定金具のビスを外してタイヤとドロヨケとのクリアランスを確保しておくというコツさえ知っていれば、誰でも簡単に取り付けられる。整備性しづらい内装変速タイプでも簡単だ。

振動と光センサーの感度は非常によく、日中薄暗いところでも自動点灯してくれる。
一番危険な薄暮時でも自動で点灯してくれて、点け忘れの心配がないのがいい。信号待ちで停車してもしばらく点滅して周囲の車にしっかりアピールしてくれる。ソーラー充電のため、電池交換の必要がないのも手間いらずで嬉しい。

ただ、振動センサーが敏感過ぎるため、室内保管していると、歩く時の振動や体が僅かに触れただけで点灯してしまう。それで無駄に点灯させて内蔵バッテリーを消耗させたので、ON・OFFスイッチはあった方が良い。
あとはドロヨケに取り付けるタイプのため、ランプの地上高さが低く若干車からは見えにくい点と、薄暗い森の中や明るいトンネル内でも点灯してくれるが、明るさが少し物足りない気がした。
夜間使用が前提で内蔵バッテリーが小さなニッケル水素ボタン電池1個であるためか、LEDの明るさが十分とは言えない気がした。

夜間点灯中のようす

それでも町中の道路であれば、十分な気がする。

正直言って遠出するようなツーリング車には明るさが物足りないような気がした。日中でも強力にアピールできるもっと明るいランプが欲しい。ランプ本体がデカくて自転車の外観を損なうのも残念だった。

不満点をいろいろ書き連ねたが、間違いなくママチャリには向いていることは分かった。自動点灯、ソーラー充電式、メンテナンスフリー、操作不要のため、女性や子供の自転車にピッタリだ。

ということで、あとで自分のランドナーから取り外して母親のママチャリに取り付けた。
夜道では自動点灯してくれて、周囲の車にアピールしてくれそうだ。

しばらく経って母親に感想を聞いてみると、「横を抜いてゆく車がものすごく気をつかってくれるようになった」とのこと。良かった良かった。

コメント

  1. 九条 より:

    今はソーラータイプもあるんですねー
    テールランプ無しだと、トンネルや夜間走行は轢かれるじゃないかと思ってしまって怖いですよね。

    夜間走行でテールランプつけると、あきらかに車が避けてくれるようになりますね。

    • karaage より:

      付けっぱなしの操作不要でママチャリには最適だと思います。
      自転車にもやっぱり必要ですね。