こんにちは。からあげです。
夜間走行をして距離を稼ぐ手は、夜間も吹き続ける風のため、効果が半減してしまい、ただ頑張って走るしか手はなくなった。
あと少しで東海岸まで出られるところなのに、おっさんにさらなる強風が襲いかかる。今日もコッテリ絞られて、烏龍茶のようなオシッコが出た。
風は夜になっても収まらず、一晩中テントを揺らし続けた。出入り口を塞ぐポンチョタープが何度も外れてバタバタ音を立てて煩い。夜中に貨物列車が通って目が覚めてしまうし。
今朝も夜間走行をしようと3時に起きたが、風が強いので止めにして4時に起床した。いつものように多めにご飯を炊いて玄米ご飯を持っておく。朝はイマイチ食欲が湧かず。走ってしばらくするとお腹が空いてくる。
昨日はHughendenから20kmほど走っただけでダウン。今日こそはしっかり走ってやるぞと意気込む。だが、そんな意気込みをせせら笑うかのように強い風が吹く。
日の出を迎える。どうか今日一日しっかり走れますように!
ロードトレインとディスクトラッカー。
強い向かい風のなか、必死にペダルを漕ぐ。
右膝に痛みがあるので、ギヤを軽めにして漕ぐ。
8時過ぎ、1つ目のチェックポイントPrairieに到着!
バーの前にやって来たが、まだ営業は始めていない。
とりあえず店の前の木陰に自転車を停める。
タイヤは樹脂パーツを劣化させないために、できるだけ日陰に停める癖を付けておく。
バーは人気がなく営業を始める気配はなし。おそらく昼頃にならないと開かないだろう。なんか飲もうと思っていたのに。
仕方ないので、軒下のテーブルで玄米ご飯を食べる。
この鞍。お尻にフィットしてすごく座り心地がいい。
長年使い込んだもの。
閉店中のバーの前から公衆トイレのある公園に移動する。
目印の大きなウインドミルが設置されている。
現役で稼働しているようす。強い風を受けて勢いよく回っている。
集落内に立派な公衆トイレあり。
便器はオールステンレス製。肥満体が多いオーストラリアではプラスチック製の便座ではすぐに割れてしまう。
座った瞬間ひやりとして飛び上がる。頭をぶつけないように気をつけよう。、水を流すと、ケツがひんやりして二度ビックリ。おいおい体に悪いよ。
Wikicampsによると、飲料水はないとのことだったが、トイレの外に水道あり。おそらくウインドミルで汲み上げた地下水だと思われる。浄水器に通せば問題なしだろう。
もうしばらく休んでいこう。そう思ったが、この強い風だとゆっくりもしていられない。
Prairieを出ると、単調な直線道路が続く。何時間漕いでも風景に変化はなし。頭がおかしくなってくる。
強風に耐えかねて道路脇で休憩する。
道行く車から見えづらい場所まで引っ込む。
ドライバーの視線はストレスになる。珍獣じゃない!
今日は青空が広がっているものの、青みが少なく日差しが柔らかい。やはり東海岸が近づいたため、マイルドになっているようす。
刺すような日差しではなく、おっさんを包み込むような暑さのある日差し。水蒸気が多くて白っぽくなって青さが足りないのだろう。いい傾向だ!
2つ目のTorrens Creekまであと10km。5kmだと思ったのに!
こういうの止めてくれないか。5km手前で統一して欲しい。
14時ころ、ようやくTorrens Creekに到着!
ここは道路沿いのホテル兼バー兼キャラバンパークをやっているロードハウス的な施設。そのまんまのロードハウスだよ!
味のある店内。ハンバーガーとコーラを注文した。
外のオープン席は風が吹き抜けて気持ちいい。
地元の人なのか?昼間からビールを飲んでいた。フロントをぶつけた車で来ていた。
こんなに暑いのにストーブが置かれている。ここでも冷えるときがあるんだ。もう少し寒い時期に来たかった。
待ちに待ったハンバーガーの登場!
ポテト付きで15ドル。このボリュームに満足。
崩壊するハンバーガー。味はまあまあ。量が多くてヨシ。
やっぱりハンバーガーはこうでなくてはナラン。ちっこい奴はダメ。
ハンバーガーを食べ終えると、道路を挟んだ向かいのレストエリアに移動する。
ハンバーガーを食べ終えたらすぐに皿を下げられた。とっとと帰りな!ということだろうか?悪意はないのは分かるが、もう少し待ってて欲しかった。オーストラリアでは下げるのがやけに早い店がある。せっかちなのか?
トイレの手洗い場で水を汲む。たぶんこの水道はOK。集落内の水と同じものが来ていると思われる。おっさんの味覚チェックでは合格だった。
となりに駅もある。サイクルトレインのようで自転車ごと電車に乗れるみたい。ただし、乗客の少ないTownsvilleの手前までだけど。時刻表はないし、いったい幾らするのか分からないので乗るのは止め。
ハンバーガーを食べたら、漕ぐ気がなくなったので、町外れのクリーク周辺で泊まることにした。自転車を停めて徒歩で調査する。
橋の下に下りると、フラットな場所があってテントを張れるのだが、斜面が急で下に下りられない。モッタイナイが却下。
タイトルは待ちくたびれた女。
もっと目立つところに描けばいいのに。地味にいい絵。
結局、道路脇のハゲ地に決定!
日当たりが抜群で少々暑いがここで我慢するとしよう。
もう走りたくない!おっさん心の叫びを聞いた。
周囲にはトゲトゲの植物が生えていて気を抜けない。
パンクをさせるほどの丈夫さはなし。
テントの影に自転車を移動させる。
自分だけ中で休むのは気が引けて。
18時半ころ、日が沈んで過ごしやすくなった。自転車をもとに戻して、テントの出入り口をポンチョタープで塞ぐ。
今日は夕方になったら風が落ち着いてくれた。明日は夜間走行日よりになるかも?ここ最近向かい風に吹かれて疲れたので、明日は途中の無料キャンプ場で泊まることにする。
本当に疲れた!