超危険なワニ園へようこそ!

こんにちは。からあげです。

 

現在、長い無補給区間の最中をBroome目指して走っているところ。冬だというのに、暑さはかなりの厳しさ。なのに今回、オーストラリアツーリングで満を持して投入したアライテントのカヤライズ1のファスナーがイカれてしまった!なんてこったい。

最近、すっかり暑くなってきて、ようやく大活躍するようになった矢先の出来事だった。購入当初から妙にポールがキツくて気がかりだったのだが、伸びやすい生地だから少しキツめに作ってあるかもしれないと納得していたのだった。それが昨日、ハエの侵入を防ぐために、出入り口を閉めたところ、ファスナーが閉まらなくなってしまった。これまでポールがきつくてメッシュ生地が張った状態。ファスナーの開け閉めがキツかったのだが、すでにオーストラリアでどうしようもなかったのでそのまま使い続けていた。

まさか、頼りにしていたカヤライズが傷んでしまうとは!テントは野宿生活の要と言うべき重要装備。ポールがキツいまま使用せずに、早めに手を打っておくべきだった。こういう時に海外だととるべき選択肢は3つ。新しい物を日本から送ってもらうか、新しいテントを買うか、そのまま使い続けるか。

これまでおよそ4ヶ月間、寝起きしていただけにかなり愛着がある。もし、今のカヤライズが壊れても、次も同じカヤライズを買おうと思っていた。だが、海外発送となると受け取りが面倒くさい。海外発送可の業者から郵便局留めで送って貰ったとしても、何かの不手際で受け取れなかったり、到着が遅れて荷物待ちの必要があったり、と現物を手にするまでは全く気を抜けない。

別のテントを買うとなると、MSRあたりのメッシュテントになるだろうが、果たして手頃な価格で手に入れることができるのだろうか?300ドルまで、いや頑張って400ドルまでなら出す気はあるが、それ以上だと要らない。オーストラリアの軽量テントの相場は知らないが、全般的に高い物価のことを考えると、それほど安くは手に入らないだろう。

安易にお金で解決するよりも、この際傷んだ物をだましだまし使う方法を学んだ方が良いように思えてきた。残りの期間をなんとか耐え凌ぎ、帰国後直ちにクレームを付けるとともに修理に出して直した方がいいだろう。

期間が長くなると、どうしても装備の不具合が出始める。テントの他にソーラーパネルの調子もなんだかおかしいし。(おっさんの頭はもっとおかしい)

今朝も2時半起きして4時過ぎに出発した。
疲れが溜まっていて眠たくて仕方がないが、まだまだ距離が残っている現状では早起きして走らねばならない。

最近、ようやく夜間走行のコツみたいなのが分かり始めた。
推奨はできないが、それほど危険ではない。日の出前の夜間に限り、交通量が少なく路面状態が良ければ、気をつけれて走れば問題ない。ただ、やはり明るいライトは欲しいところ。

今回は夜間走行しない前提での装備のため、ライト類はかなり貧弱。それでも全然走れないことはない。

夜が明けるまで休憩無しで走り続けて、日が昇ってサングラスを付ける時に休憩をとった。先日止まったSandfireRHで肉を食べてきたため、調子は悪くない。むしろこの暑さでもバテることなく走れているので、調子は上々。

今日は夜明け前から向かい風気味の横風が吹いていた。それにもめげず走り続けた。

代わり映えのしない風景が続く。
あともう少しでロードハウスにたどり着ける。その一心でペダルを漕ぎ続ける。

Roebuck Plainsに出るころ辺りで風の方向が大きく変わり、何と待望の追い風になる。視界は開けて風が強くなる。

追い風に背中を押されて一気に加速する!

周囲は見渡す限りの草原で牛の放牧が行われている。

こんなところで、雷雨に遭ったらさぞ怖い思いをするだろう。

長い平原区間を抜けると、再び森が現れた。ヨシ、木陰で休憩しようか。

木陰に自転車を滑り込ませてゆくと、なんと糞尿の香りがする。
見渡す限りの平原では用を足せる場所はなく、森に入ったところで車に隠れて用を足すのだろう。

レストエリアでも車の横で用を足した痕跡が多数見られる。小ならいいが、大は勘弁して欲しい。道路脇の木陰は、サイクリストの貴重な休憩場所なのに、そこで大便をしないで欲しい。やるなら奥に入ったところで。

ロードハウスまで5kmの標識を見た時は嬉しくて心の中で何度もガッツポーズを行った。

ふぅ〜、長い無補給区間からようやく開放された!

しばらくゆくと、Broome方面の分岐に到着する。ロードハウスはすぐ近く。

交差点を左に曲がると、再び追い風に押されるようになる。
スイスイっとロードハウスに自転車を滑り込ませる。

サイクリストには絶対必要なロードハウス。簡単な食料と食事の限定された補給しかできないが、あるとないのとでは全く違う。ロードハウスがなかったら、飢えと乾きで遭難者が続出することだろう。

一番嬉しかったのは、外に水を汲める水道があったこと。
水が貴重品であるオーストラリアでは、非常にポイントが高い。

嬉しそうに水を汲んでいたら、近所にいたおばちゃんに写真撮ってあげるわ!と言われたので、撮ってもらうことにした。

いやあ、ここ最近の強い日差しでおっさんは真っ黒。

干し草を積んだロードトレインが出てゆくところ。周囲に干し草のいい香りが漂う。

ロードハウス前は高い木がたくさん生えていて木陰たっぷり。

日差しの強いオーストラリアでは、木陰が異常なくらい気持ちいい。木陰があれば、おかずが要らないと思えるくらい。なんだかよく分からん表現だな。

頑張ったご褒美にハンバーガーを買いに行っていたところ、何者かにカバンが荒らされていた!頭上にはたくさんのカラスが留まっていた。コイツラか!

ベーコンエッグバーガーを食べる。ふむ、あんまり旨くないハンバーガーだな。ロードハウスには、過度な期待をしないほうがいい。

なぜかパンが焦げている。

うむむ、水の蛇口があることだし、見てみぬふりをして食べよう。

追い風に助けられて、大幅に早い時間にロードハウスに到着できたものの、車の出入りの激しいところでは落ち着かないので先に進むことにした。

まだ1時を過ぎたばかりで外はクソ暑い。もう走行を止めにしてゆっくりしでもいい。

そう思って、幹線道路を逸れて未舗装路に入ったものの、砂が浮いた道でタイヤが埋まって走れない。しばらく引きずるように押して歩いたが、野宿適地は見つかりそうにもなかったので、途中で止めて幹線道路に戻ることにした。

しばらく走っていると、左手の脇道に車がたくさん吸い込まれてゆくのを見て行ってみると、なんとワニ園があった。オーストラリアの北部にはクロコダイルという大型のワニが生息していて、生け捕りにしたワニを飼っているらしい。

おお、なんとも観光客が喜びそうな入り口だ。中に入ってみるか。毎日野宿生活をしているのは、入場料を捻出するためでもある。

入ってすぐの売店にはワニの革製品がずらりと並んでいた。

入場料は大人35ドル。正直言って高い。しかし、見学した後では金額に見合う物を見れたと思った。

野生のクロコダイルを間近で見れる機会など、そうそうないだろう。第一危険を伴う。

エサやりツアーが始まる3時までは自由に見学する。

おお、大きな池にたくさんのワニがいるぞ!

池の中に潜むワニ。

日向ぼっこをするワニ。

中には特別に危険な奴もいる。フェンスに近寄り過ぎると危険。

口を開けながら日向ぼっこをするワニもいる。

なぜなんだろう?なぜ口を開ける?

エサを黙々と食べ続けるカンガルー。全然可愛らしくない。

ラクダは愛嬌があって可愛らしい。大人しくて人懐っこいのもいい。

3時からワニのエサやりツアーが始まる。

まずはガイドさんから話を聞く。

クロコダイルダンディーを彷彿とさせるマッチョな青年だ。太ももには大型のナイフが差してある。

話が終わると、子ワニと触れ合う時間となる。

子ワニといえども危険なので、口にテープを巻いて開かないようにしてある。喜ぶ子供、泣き叫ぶ子供もいて面白い。

お待ちかねのえさやりタイムが始まる。

観光客は大興奮♪

池からゾロゾロと這い出てくるワニたち。

場所移動してエサやりを行う。観光客がゾロゾロとあとをついてゆく。

エサは魚のアラ。Broomeの飲食店で格安で仕入れてくるのだろう。

エサやりするガイドさん。魚を目の前にぶら下げて、ワニを誘って食いつかせる。非常に危険な作業である。

園内には熱帯を思わせる植物も生えている。

他のお客が多くて間近で見られなかったので、ツアー終了後に特別サービスでワニを見させて貰った。少人数で間近でじっくりと観察することができた。

特別サービス中♪

ようすを見ていると、とにかくワニが大好きなガイドさんだということだけは分かった。午前中はワニの世話や園内の整備、午後からはツアーに備えて準備をしているのだろう。ツアーは1時間ほどだが、ほとんど喋りっぱなしでエサをやらねばならないので大変そうだった。

おっさんは暑さのあまり途中でバテてしまった。朝早起きしていたこともあってかなり疲れた。

ワニを十分堪能してワニ園を後にする。

なかなか良かったな!

ワニ園を出てしばらく走った後に、道路脇にいい感じのところを見つけたのでテントを設営。

記事の冒頭に書いていたファスナーの故障。
スライダーを動かしても、ファスナーが閉まらないというよくある現象が起こってしまった。

これがポール差込口のグロメット。近い方が通常用、遠い方がDXフライの前室ポール用。普段から遠い方のグロメットに挿していたにも関わらずかなりのキツメだった。

テントの生地が張った状態でファスナーを開け閉めすると、ファスナーにかなりの負荷が掛かっていたに違いない。

ということで、グロメットには挿さずに、ロープの輪っかの中に挿すようにしてみる。

こんな感じで設営してみると、テントに負荷が掛からずにファスナーの開け閉めが楽になった。

まだ完全に壊れたわけじゃないので、優しく扱えば何とかなりそう。

明日はBroome入りしてゆっくりする予定。Broomeを出ると、Alice Springsまで自転車屋がないので、必要パーツを手に入れて整備を行うようにする。まずはゆっくりしよう。

ということで今日はおしまい。もう寝る。

走行データ
Roebuck Plains RH手前〜RH(食事休憩)〜ワニ園(ワニ鑑賞)〜ワニ園過ぎまで
 
走行距離109km、走行時間7h40m、Av14.2km/h、Max23.1km/h
 
ねぐら 道路脇
 
おわり
現地レポート
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