こんにちは。からあげです。
Doon Doonの1泊25ドルの高級キャンプ場に泊まってしまい、少しでも元を取ろうとシャワーを浴びたり、手洗い洗濯したり、スマホやバッテリーを充電したりで忙しかった夜は明け、日が昇るとすぐに日が当たってテント内の温度は急上昇した。自転車カバーで日差しを遮りつつテント内で食事を済ませた。
風は相変わらず強く微妙な横風が吹いている。居心地が悪くなって来たことだしさっさと出発しよう。
夜、馬が徘徊するキャンプ場。耳栓をして眠っていても、何者かの気配を感じたので、耳栓を外して外に出てみるとビックリ。
お前だったのか!深夜にブヒヒーんは止めてくれ。
オールステンレス製の便器。座るとひんやりして気持ちいい、とは言い難く、心持ちケツが飛び上がる。とにかく丈夫なものが好きなオーストラリア人の好む便器。
立木に干しておいた洗濯物はカラカラに乾いていた。
おまけに糊が効いているみたいにパリパリになった。
朝日を遮って朝食をする。キャンプ場に泊まると面倒臭いごとだらけ。全然快適じゃない!
テントを撤収して荷物をまとめてロードハウスの方にやって来た。おじさんはすでに20分前に出発している。
トイレのキーを返すと、デポジットの5ドルが戻ってきた。
たったこれだけか!なんとなく、5ドルって少ない気がする。
トイレに入る時に鍵でドアを開ける必要があって非常に面倒臭かった。鍵を返すときに経営者がキャンプ場良かっただろ?みたいに言ってきたので、半笑いで適当に答えておいた。ホントのことを言ったらさぞかし気分を悪くすることだろう。飯もそうだが、相手から聞いてくる時はたいてい良くない。
バカ高いキャンプ場だったが、シャワーを浴びてスッキリできたのでヨシとしようか。
始め横風ぎみだった風は次第に方向を変えて追い風になってくれた。強い風だけに敵に回したくなかった。
交通量は少なめ、緩やかなアップダウンの道が続く。
道路の両側には山。時々強い向かい風が吹く。
なが~い下り坂はサイクリストへのご褒美。
干上がった川に一部水たまりが残っている。
水を見るのは久しぶり。
川を渡ってすぐレストエリアあり。ちょうど暑くなってきたこともあり、東屋の下で休憩する。ちょうどいいタイミングだった。
日陰は貴重。休める時にしっかり休んでおく。オーストラリアツーリングでの基本。
謎の用水路が現れる。どこから水が流れて来るのか?そしてどこへ向かって流れているのか?全ては謎のまま。
追い風のなか再び走り始める。
WundhamとKununurra分岐までやって来た。
追い風で楽々のはずがなぜか疲れる。
出発がいつもより遅かったのが悪かったと思われる。
道の分岐にあるCockburn RAに到着!東屋の下におじさん発見!まさか追いつくとは思いもしなかった。
これまで北に上っていた道は分岐で東の方向に曲がると向かい風になる。どうしたものか迷っているうちに私が到着したようす。
私はとりあえずラーメンを作って食べる。暑いときには熱いラーメンがいい!そんなはずはなく、ただ単に他に食べるものがないため、ラーメンを食べているだけ。パンだけだと物足りないし。
結局この東屋で2時間ほどダラダラと過ごす。暑くて向かい風では走る気にはなれない。
レストエリアには果物を処分するゴミ箱が設置されている。
Kimberleyでは果物の持ち出し持ち込みは禁止されているようす。
このように大きな注意標識が設置されている。
ハエがイケないらしい。よく分からんが。
2時ころおじさんと一緒にレストエリアを出発!
次はKununurraという町。久しぶりに大きなスーパーがある町。
今から待ち遠しくて仕方がない。
始め私が先に走っていたのだが、すぐに追いつかれたので道を譲る。おじさんの走りを観察していると、重たいギヤでゆっくりペダルを回すのが好きなようす。上りでは同じくらいのスピードだが、下りと平地で一気に差が開く。
26インチと28インチ(700c)のタイヤの違いの他にディープリムもあるかもしれない。加えて荷物の重さとタイヤ幅1.75と1.5インチ。一見すると適当な自転車に見えるが、実はホイールとタイヤにに関してだけは強いこだわりがあるように見える。
おじさんに全く付いてイケない。みるみるうちに差が開き視界から消え去ってしまった。それにしても黄色の上着はよく目立つ。500m以上離れていても、なにかがいるとハッキリと分かる。
これがおじさんとの最後となる。
向かい風に変わると一気にやる気をなくす。
今日のところはKununurraには行かず手前でキャンプし、明日の朝向かう。Kununurraでは公園野宿は止めて、キャンプ場に泊まる予定。ケチって数十ドルのお金を浮かしても、疲れが取れなければ意味がない。荷物満載の自転車でウロウロするのは疲れる。
4時ごろ、道路脇でキャンプ。
フェンスを新しくやり替えたところらしくて、フェンス沿いのあちき地が野宿適地だった。
Darwinまでおよそ800km。夜になっても気温が下がらず暑い夜を過ごした。これでは日本にいるのと全く変わらない。そう思いながら自作シーツに包まって眠った。