こんにちは。からあげです。
今朝も3時起きして5時頃出発した。今日はスイス人サイクリストのNinoと一緒。彼はこれから南下して、途中で友達のサイクリストと合流してPerthを目指すのだとか。固い握手をした後、それぞれの方向に旅立った。
最近は月が欠けて暗くなってきたので、ライトなしで走るのは危険になってきた。ロードハウスを出たすぐのところにグリッドと呼ばれる野生動物の移動を阻むスノコ状の金具が設置してあるので注意しなければならない。夜が明けるまでは、大型車が数台通っただけで集中して走ることができた。
朝の時間帯は静かで涼しくて一番走りやすい。車がやって来ると、遥か前からヘッドライトで照らされるので見落とすことはない。東の空の色の移り変わりを楽しみつつペダルを漕いていると、そのうち夜が明ける。
夜が明けてしばらくすると、いつものように風が吹き始める。ここ最近の傾向は、風向が一定ではなく、コロコロ頻繁に向きが変わる。そのため、向かい風でも頑張って耐えて走っていると、そのうち風向きが変わって追い風になったりする。だが、その追い風も長くは続かない。
向かい風よりも困るのは、昼間の暑さ。今が一番過ごしやすい冬だというのに、気温が軽く30度を超える。(おっさんの適当な体感温度)12時から15時くらいまでが一番暑い時間帯で、日陰にいるのに汗が吹き出して頭がクラクラしてくる。暑い時に水を節約して飲まないと、体温調節が効かなくなって熱中症に陥る危険がある。そのため、意識して水を飲むようにしている。
手持ちの水の最大量は20L。もう少しくらいなら積めないこともないが、積みすぎるとおっさんがバテてしまうので、ほどほどにしている。水が20Lあれば少なくとも2日は持つが、ドンドン減り続ける水を見ていると怖くなってくる。
今日は久しぶりに車が止まってくれて、水は大丈夫か?と声を掛けて頂いたが、ロードハウスから50kmほどしか走っていない時だった。ほとんど水を消費していなかったので、丁重に断った。いや、だってロードハウス出てきてすぐ。水が足りなくなるわけがない。その後も一台から声を掛けられたが、同じく断った。なぜか声を掛けられる時は、水の余裕がある時ばかり。
今日は頑張って100km以上走ってレストエリアを過ぎた道路脇でキャンプ。レストエリアを覗いてみたところ、キャンピングカーだらけで、ゴミだけ捨ててすぐに出てきた。昨日はロードハウスのキャラバンパークで車に挟まれて落ち着かない夜を過ごしたので、今日は何もないところで静かで寝たかった。近くで人気があるとどうも落ち着かない。人気のないところで野宿してばかりいたから、神経が過敏になってしまったのかもしれない。
夜明けは近い。
日の出を迎える。
おっさんお気に入りのSnakes。
暑さで溶けないお菓子。前カゴのタオルの上に常備しておき、ペダルを漕ぎながら食べる。
Broomまで300km。まだまだ遠い。
荷物を満載しても、全く平気なディスクトラッカー。よくもまあ、水20Lを積めるもんだ。荷物を積めば積むほど真価を発揮するディスクトラッカー。
最近は遠慮せずにドンドン荷物を積んでいる。最大積載量は積めるだけ。
Port Hedlandを出てGreat Sandy砂漠に入ったはずだが、それなりに緑が豊か。岩石と砂しかないというわけではない。見た目がナラボー平原に似ている。ただ、こちらは暖かなインド洋が近いため、冬でも気温が高め。
標識が作る日陰も貴重。
照りつける太陽が容赦なくおっさんの体力を奪ってゆく。
休憩は必ず日陰でとる。日向は体が休まらない。
靴がドリンクボトルのホルダーになる。
それにしても靴は暑い。Broomに着いたらサンダルを買おう。
ゴミ箱も50km以上先。日本にはそもそもゴミ箱がない。
ゴミを捨てに50km以上走るなら、家に持ち帰るよな。普通。
日差しがますます強くなって暑くなってきた。今何度だろう?
温度計を持ってないので不明。
木陰で自転車カバーを広げて昼休みにする。
じゃがいも、玉ねぎは切らなければ、暑くても全然大丈夫。切ると、切り口から傷んでくる。
暑い時に熱々のラーメンを食べる。
ここ最近、鬱陶しいハエが少ないので、ラーメンを作る気になる。ここらへんのハエは暑さに強いらしい。
再び走り始めると、すぐに暑さでバテてくる。
それにしても、暑い。暑すぎる。
道端に木陰を発見!よし、避難するぞ。
木に蔓の植物が巻き付いていると、密度が高くなって日陰が濃くなって過ごしやすくなる。
乾燥地帯の植物は葉が細くて木漏れ日が多すぎる。
ようやくレストエリアに到着!
キャンピングカーだらけだったのですぐに出て来た!
ゴミだけ捨ててさようなら。やっぱり性に合わん。
最後のもうひと頑張り。追い風が吹いているが、あまり欲張らない。
安心安全快適のロードサイド野宿で決まり!
日が暮れてしばらくすると、涼しくなって過ごしやすくなる。
さあて、明日も早起きして走らねばならない。これくらいにしてさっさと寝よう。