後ろ髪引かれる思いでPort Hedlandをあとにする

こんにちは。からあげです。

Port Hedlandで2泊したお陰で疲れがずいぶんと取れた。もう1泊したいところだが、休みすぎるとかえって体調がおかしくなる。滞在中に雰囲気のある海岸と港周辺を散策したくらいで、他に行きたいところもない。鉄鉱石の積み出し港として発展した町なので、観光名勝がそんなにあるわけじゃないし。ただ、公園にはBBQコンロや日よけがたくさんあるし、なんと飲水を汲める蛇口まである。おまけに外国人観光客を目にすることはほとんどなく、キャンピングカーで回っているオーストラリア人が少しだけいるくらい。野宿者にはなんとも居心地がよい町だった。

今日は7時前に起床して食事を済ますと、海岸の野宿場所から移動して昨日泊まった公園までやって来た。BBQコンロの横に付いている電源コンセントで充電しながら、今後の食料計画を練る。次のBroomeまではおよそ600km。町はなくロードハウスが3つあるだけ。ロードハウスでは、食事やスナック菓子、サンドイッチなどが売っているだけで、米やスパゲッティー、食パンなどの主食になるような食料は置いていない。そのため、主食を切らさないように多めに持ってゆくことになる。

お散歩気分で公園に向かう。

充電しながら今後のプランを練る。

Broomeまでおよそ600km、一日80km走って8日の行程。これからGreat Sandy砂漠に入ってゆくと、日中は強い日差しに暖められた空気が動くため強風が吹く。おそらく向かい風となるだろう。一日の走行距離を少な目に見積もっておいた方が心に余裕ができる。いっぱいいっぱいの食料だと、万が一深刻なメカトラブルが起きた場合、危険な状況に追い込まれる。そうならないために、多めの水食料を持つことにする。

快適な木陰

スーパーで食料を購入した。初のカート使用。カゴに入れていたら、腕が千切れるんではないかと思うほど重たかった。(多少大げさ)全部で70ドルちょっと。初の70ドル越え。

スーパーから公園に戻って来くると、昼食の準備をしながら荷物の整理を行う。町外れに給水ポイントがあるのだが、荷物のつけ外しが面倒なので、公園で汲んでゆく。町の外に出る前に重たい自転車に慣れておいて方が安全。外に出れば、110km/h制限となり、走行中にふらついたら危険。

リアの一番上に食パン2斤をロープで縛る。パンを傷めないためと、自転車を目立たせるために、赤い長袖シャツに入れておいた。

リアのサイドバッグ内にプラティパスの水筒を入れてパンパン。

前カゴの上にもロープで縛って荷物を載せる。雨の心配がないので、気楽に外付けできる。まあ、パックされた食料品なので、濡れたって全然構わないけど。

ようやく出発準備が整った。パッキングは重量配分や積み残しがないか神経を遣う。自転車は走行中にも神経を遣うし、かなりハード。車の運転よりも高度な技術と体力を必要とする。これ本当。自転車は子供だけの乗り物じゃない。

水食料満載のクソ重たい自転車を漕いでゆく。いつも町を出発する時は絶望的な気分になる。こんなんでやって行けるのか?って。

だけど、重さに負けて水食料を減らさない方がいい。重たい自転車でも、少し走れば慣れてまっすぐ走れるようになる。本当に不思議。

次の停車駅はBroome〜。ちょっとばかり砂漠を走ります〜。

交通量の多い道を走って、町外れのレストエリアの到着!
大型の東屋があって日陰がデカイ!

しかも飲料水を汲める蛇口があるではないか!
おそらく空港から引いてくれていると思われる。

Port Hedlandは本当に気前がいい!せっかくなので水をがぶ飲みさせてもらった。次に腹いっぱい水が飲めるのは、Sandfire RHに着いてから。

出発時から横風ぎみの追い風が吹いていたが、レストエリアまで来るとほぼ真後ろからの追い風に変わった!

今がチャンス!!

休むのならサドルの上で。適当にペダルを回していれば、走ってくれる。

追い風に乗って走れ!走るんだ!

だけどあまりガッツイてはダメ。何事も程々がいい。適度に走った後にキャンプする。

ロードトレインが故障したようで、別のトラックを呼んだようす。実に珍しい光景。走るところを見てみたかった。

町を出る時はフラツイていたのに、町を出る頃にはまっすぐ走れるようになった。本当に人間って凄い。

いいか、気を抜くんじゃないぞ!
常に警戒を怠るな!面倒でも、後方からの車輌は一台一台ミラーでしっかり確認しろ。

追い風に乗って調子に乗って走っていたら、何にもないところになってしまった。道路脇のぺんぺん草は硬くてとてもじゃないがテントを張れない。なぜか密度が濃い。

それでも、余裕を持ってねぐらを見つける。野宿センサーの感度が冴えわたっているな。凄いぞ!

今回の行程で重要な場所は、ほぼ中間地点に位置するSandfire RHだ。ここを過ぎると、Broomeの約40km手前のRoebuck Plains RHまでの285km補給できる場所はない。脇道に逸れて海岸に出れば、何箇所かキャラバンパークがあるので、水食料の補給が可能だが、行き帰りの分余計に走らねばならなくなる。なのでピンチになったときに行くだけにしたい。

ということで、いよいよ砂漠の走行が始まるが、今から不安で不安で仕方がない。行けば何とかなるんじゃないかという楽観的な考えで行くしかない。今が一番涼しい冬の時期なので、死ぬようなことはないと思いたい!

私にできることは多めの水食料を持つことと、毎日一定ペースで漕ぐことくらい。後者の一定ペースで漕ぐことがとても重要。気持ちの焦りがあると、つい力が入ってオーバーペースで走ってしまう。過去にオーバーペースで走って最後まで持った試しがない。途中で必ずバテて大きく失速してしまったのだった。焦らないためにも十分な水食料を持つ。
先のことまで考えると、頭がパンクしそうになるので、今はBroomeに行くことだけを考える。次のことはBroomeに着いてから考える。

と言いながら、この旅をどう終わらせるか考えるのだった。

走行データ
Port Hedlandで水(20L)・食料(8日分)の補給を済ませた後出発〜町外れから20km付近まで
 
走行距離36km、走行時間2h30m、Av14.4km/h、Max24.2km/h
 
ねぐら 脇道の奥
 
おわり
現地レポート
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からあげ隊長の冒険