イースターの休日の始まり

こんにちは。からあげです。

一昨日South Australia入りをしたところだが、-30分の時差が発生したのをスマホの時計で今朝知った。いつも起きるとデジカメで時間を確認するのだが、出発前にスマホを立ち上げて画面を見ると、時計がおかしいことに気が付いた。昨日まではズレがなかったように思えるが、今朝起きるとスマホの時計が時差修正されていた。なぜ時差修正するのに数日間要したのかは不明。

アラームを合わせなくても体内時計でたいてい決まった時間に目覚めるのには、我ながら驚く。

昨日は過ごしやすい松林の中でゆっくり眠ることができた。
道路から500m以上奥に入ったところで泊まったため、車の音は全然気にならなかった。フカフカの地面で蚊がおらず、風も吹かないという最高ランクのねぐらだった。

7時過ぎに出発して、いつもと変わらぬ牧場の景色を見ながら走る。早朝の空気はひんやりしていて気持ちいい。

今日は朝から追い風が吹いているため、気持ちく走ることができた。こういう時は風向きが変わらないうちに距離を稼いでおいた方がいい。午前中から飛ばすと午後を過ぎるとバテるという弱気なことは考えない。いつも力をセーブして全力を出さずにいると、癖が付いてしまって力が出なくなるようになる。

ここは強気でペダルを踏んでいけ!あとのことなど考えるな!!

時速20km/hに迫る勢いで快調に飛ばしてMillcentまでやって来た。80km/h制限の標識を見ると、安全圏までたどり着いたと実感する。Australiaでは郊外に出ると、100km/h以上で走るのが当たり前となっているが、市街地に入るとスピードを落としてくれる。

Fordのお店になぜか、新型ジムニーシエラが置いてあった。
Australiaでごくたまに見るジムニーはどれもシエラの方。

町の浄水場

大きな貯水タンクが設置されている。おそらく地中深くまで埋まっているもよう。水源が雨水って凄いな。

郊外に出ると、家の庭には大きな貯水タンクが幾つか置いてある。

インフォメーションの隣の公園で休憩する。
30kmの距離を2時間弱でやって来た。体はまだまだ元気だが、休憩はしっかりとっておく。

大きな風力発電のプロペラ

実物が置かれている。

微妙に低いトイレの個室の扉。背の高い人だと中が見える。
鍵が壊れていることも多く、中に入る時は念のためノックをした方がいい。

インフォメーションで情報収集して町に入ると、どのお店も閉まっていて閑散としている。

おお、そうだった!今日から4日間イースターの休日に入るんだった。事前にAustralia在住の読者から情報を頂いていたので、食料を多めに持って置いて事なきを得たが、知らないままだったら大変なことになっていただろう。

イースターとはキリストの復活を祝う日のことのようで、キリスト教徒ではない日本人には馴染みが薄い。私もイースターのことは全然知らなかった。

Millicentにはスーパーマーケットが2軒もあるから、どちらかは時短営業くらいで開いているだろうと安易に考えていた。
一軒目は休み。

Australiaでよく見るIGA。7Days営業と言っておきながら、休むとは!しかし、よく考えてみると、年中無休とは書いていないな。

2軒目のWoolworthsも休み。まさか両方閉まっているとは!

救世主現る!個人営業のカフェ兼食料品店が営業していた。
これには非常に助かった。多めに食料を持っているとはいえ、無駄に大飯ぐらいのおっさんが後先考えずに食べると、休み明けまでもたない可能性がある。

ミートパイとなんとかポットの2点を購入。
ミートパイだけ食べる。いやあ、肉がぎっしり詰まっていて腹に貯まるし、美味いな。

体感的には、大型の玄米おにぎりに匹敵するほど腹持ちがいい。これ2,3本と水がたっぷりあれば、漕ぎまくれる。

Millicentから道が2本に分岐していて、どちらも約70km先のKingston SEにゆく。ここは景色がいいと思われる海岸線の道を選ぶ。

とは言うものの、どちらも大して変わりない景色のようにも思える。アップダウンはほとんどなく、だいたい真っ直ぐな道が続く。

今日からイースターの4連休とあってか、キャンプに行くであろう車が多い。何度かクラクションを鳴らされて腹が立ったのだが、冷静に考えてみると単なる応援のような気もしないでもない。正直よう分からん。普通、長押しは邪魔だ退きやがれ!の意味だと思うのだが。

真相は置いといて、いくらクラクションを鳴らされようが、左側に安全スペースの30〜50cmだけは死守している。余裕を持って走っていないと、本当に危険。安全はドライバー任せではなく、自分で確保する。

パテーションで4つに区切られた東屋。最低限のプライバシーを確保して、恥ずかしがり屋にはぴったりな施設。

およそ100年まえの写真。農作業をする人たち。

みんな生き生きとしているな。

謎の生物に注意

その後も追い風に乗って快調に走ってBeach Portの海岸にやって来た。サーファーがいたり、海岸ではシートを敷いて寛いでいる人の姿がある。

ピクニックテーブルに座りながら、もう一つのなんとかポットパイを食べる。肉がぎっしり詰まっていて美味い。

町に入る手前のキャラバンパークのようす。
横目に見ながら、中のようすを伺うと、日本のオートキャンプ場に迫るかなりの混みぐあいだった。こんなところにサイクリストが入ってはイケない。

以前、Melbourneで野宿していた時に、地元に人にBig4というキャンプ場を渡り歩いて行ったら快適だよと教えてもらった。なんでも1サイト30〜40ドルもするそうだが、そういうところにいる人なら空きスペースにテントを張らせてもらえてご馳走までしてくれるそうな。

私はそんな話を聞きながらも、話を真に受けて行ってとんでもない目に遭うかもしれないので、一度も覗いてみたことがない。どうにも人の善意を期待して行くというのは好きになれない。

万が一誰にも相手にされなかったら、精神に大ダメージを受けてしまうことだろう。

沖の方まで伸びる桟橋。

潮風が気持ちいい。散歩がてら先まで行ってみるか。

黙々と10分ほど歩いて先までやって来たものの、何にもなし。

いつも何にもないところがいいとか言っておきながら、本当にがっかりした。一体何を期待していたのだろうか?

お店の前にあった大きな秤。なんでこんなところにおいてあるんだろう?

服を着たまま体重を量ってみると60.5kg。体重は減少傾向にある。もう少し食べないといかんな。

1缶2ドルのジュースを買うとき、カードで支払おうとしたが、10ドル以下の会計は使用不可だった。なんだか馴染みのない英語で書いてあって分かりづらかった。

多分、英語の話せない外国人観光客は滅多に来ないところなのだろう。Melbourne以来キャッシュで払うと、初めて見る硬貨でおつりをもらった。

右が2ドル、左が1ドル硬貨。アメリカでは、10セント硬貨より5セント硬貨の方がデカかった。これも同じ。

なぜなんだ?

町の不動産屋は休日でも営業中。

海の見える別荘。$950,000。

高いのか安いのかよく分からん。

町の小さなガソリンスタンド。
コンビニも併設している。

ジュースを飲み干したあとやって来たのは町の公園。
Wikicampsによると、電源とシャワーがあるらしい。

東屋のバーベキューコーナーのコンセントで充電しつつ、アウトドアシャワーを浴びることにした。

本当はホットシャワーを浴びたいところだが、贅沢は言ってられん。前回はPortlandでシャワーを浴びたが、すでに汚くなってきた。日が陰って肌寒いのに、海パン一丁で浴びるのはさすがにツラい。そこで膝下を洗い上半身は濡れタオルで拭くにとどめた。

やっぱり人間最低限の清潔さは必要だ。

一昨年は毎日死ぬほど歩いていたのに、1,2月シャワーを浴びないのは当たり前だったからな。当時のおっさんにシャワーを浴びさせてやりたい!

公園に咲いていたきれいな花。

色鮮やかで目に止まった。

始め触覚のように飛び出たシフトケーブルが邪魔と思っていたのだが、前カゴに荷物を載せるようになると、荷物を押さえることが出来て結構便利だと思えるようになった。シフトケーブルに靴下を干して走るのが定番。走行風が当たってよく乾く。

Beach Portはイースターの休日の家族連れで賑わっていて居心地が悪いので先に進むことにした。

先ほどまで追い風だったのに、向かい風に変わってしまっていた。午前中に距離を稼いでおいて正解だった。

途中、ドイツ人サイクリスト2人組とすれ違った。どちらもORTLIEBのパニアバッグ、Tubusのキャリアとマラソンタイヤの3点セットを装備していた。しかも各人予備のマラソンタイヤを1本ずつ持っていた。

彼らはDarwinを出発しオーストラリアを縦断し、Adelaideを経てここまで来たそう。今後はMelbourne〜Sydneyと走りドイツに帰るそうな。あとで気づいたのだが、彼らは暑い夏にオーストラリアを縦断してきたことになり、相当な暑さに見舞われたに違いない。英語力があれば、質問攻めにしたかったのだが、ほとんどろくに会話できずに別れたのだった。

遠くに見えるのは湖だが、海が近いので塩分濃度が高いと思われる。満潮時の標識に自転車を立てかけて記念撮影。

砂は締まっていて自転車でも走ることができる。一見すると大丈夫そうに思えるが、潮が満ちてくると水没する危険な砂浜だ。

こんなところでキャンプしたら大変なことになる。

砂浜から一段高いところでキャンプしようと、自転車を押していったら蟻に噛まれて大変なことになった。小さな蟻なのに非常に攻撃的で無数のアリが体にまとわり付いて噛んでくる。

蟻に噛まれると痛みと痒みに襲われた。こんなところで一晩明かしたら発狂するように思えたので、すぐに退散した。

そしてしばらく走って道路と牧場の隙間にいい感じの場所を発見した。ここでテントを張ったところで車が入ってきてビックリ。
見た目ロシア人風の体ががっしりしたおっさんで、双眼鏡片手に湖の方を見ていたのだった。話を聞くとバードウォッチングをしているのだそう。荷台に載せていた犬が吠えもせずにこちらを大人しく見ていたので、安全と判断してホッとすることができた。

無闇に吠えない犬は、飼い主がしっかりしていることを表している。これまで経験してきてだいたい分かるようになった。飼い犬のしつけさえのできない人間はハッキリ言って馬鹿。アホ。クズだ。

ディストラ君。今日もお疲れさん!

先ほど食事を済ませてブログを書いていたところ、テント内に大きなアリがいたので、つまみ出そうとすると指を噛まれて激痛が走った。大きさ3cmほどの大きなアリだった。まさかこんなに痛いとは!本当にビックリ。未知の生物には注意しないとな!

よし、今日はこれで終わり。さっさと寝よう。

走行データ


Mount Gambier過ぎ〜Millicent〜Beach Port〜Beach Port過ぎ10kmまで
走行距離 95km
ねぐら  道路脇の空き地

 

おわり