こんにちは。からあげです。
今回の台風25号は大した影響がなさそうなので、ホッとしている。もう逃げる必要はなし。
天気予報を見ると、晴れと曇りマークの日が続いている。このチャンスに小屋に帰ってしまうことにする。
ただ、帰る前にちょっとだけ寄り道をする。東京に気になる自転車屋さんがあるのだ。店長はなんと過去に世界一周をしたサイクリストで、SURLYの自転車を扱っているお店。しかも、私の欲しいディスクトラッカーを一番に押している。
気になる時は、とりあえず行ってみる。行けば必ず新しい発見があるだろう。ここは何が何でも行かないと後悔することになる。
昨晩泊まったのは、道の駅安達。高速道路のパーキングエリアのような雰囲気だが、24時間営業のコンビニを除いて夜間は営業しない。野宿者にはうってつけの道の駅だ。
店舗が閉まるまでは、休憩コーナーでブログ更新して過ごす。
20時過ぎに終えて外に出ると、周囲はすっかり人気がなくなっていた。軒下のウッドデッキにシートを敷いて眠った。
国道を走る車の音が煩かったので、耳栓をして眠ったのだが、大型車の重低音と振動はどうにも防ぎようがなかった。
早朝の道の駅のようす(上り)
夜間、一時的に雨が降ったようで、地面が濡れていた。軒下で眠って大正解だった。空模様を見てなんとなく嫌な予感がしていた。
大型車の音が煩くて眠れなかっただけではなく、自転車のことを考えていたらワクワクして眠れなくなってしまった。
雨の日にブレーキの効かない自転車に乗ってストレスを溜めるより、ディスクブレーキを搭載した自転車に乗り換えた方がいいのではないか?残りの人生で自転車に乗れる時間は限られている。
Panasonicのランドナーも悪くはないのだが、カンチブレーキの効きの悪さは買い替えを促す大きな要因となるだろう。フレームは良かった。ダブルバテットチューブとかパイプの接合部分の補強とか、素人が乗っていても、なんか普通と違うなと分かった。
ダウンチューブに付いたダブルレバーはシフトの度にハンドルから片手を離さなければならず、不便・面倒を感じたが、慣れてしまえば、昔ながらの味のある自転車と言うことで納得できた。
しかし、カンチブレーキが悪かった。ネットの評判で効きが悪いと随所に出ていたが、まさかこんなにも効きが悪いとは思わなかった。盛岡で車と衝突事故を起こしそうになってからは、自転車を信頼できなくなってしまった。
頼もしい相棒であるはずの自転車が信用できない。徐々に苛立ちと失望、自己嫌悪が襲ってきた。確かに私も悪かった。溝のないブレーキシューを使い続けていたのだから。シューが完全になくなって、船とリムが当たって削れる前までには交換しようと思っていた。その考えは甘かった。
ただでさえ効きの悪いカンチブレーキなのに、溝がなくなったブレーキシューを使い続けていたので、雨では恐ろしいほど効かなかった。思いっきりブレーキレバーを握って減速させなければならなかった。その結果、リムが削れて凸凹になってしまった。
スポーツ自転車がこんなに繊細なものだとは。伸びたチェーンを使い続けたために、スプロケットの消耗が早まるという苦い経験をしたのに全然活かせなかった。
しかし、思うにこんなに繊細な自転車で果たして海外でロングツーリングできるのだろうか?疑念があとからあとから湧いてきた。少なくとも、しっかりと止まれるブレーキは欲しい。カンチはダメだ。海外での交通事故は致命傷となりかねない。不慣れな、文化・生活習慣が違う、言語も通じない外国で、大きな怪我をしてしまったら、どうなるのだろう?
日本より運転マナーが悪い国も数多くあることだろう。それなのに、雨でブレーキが効かない自転車に乗って旅をするなんてことは、私にはできない。泥除けなんかよりもディスクブレーキが欲しかった。泥で汚れたら拭けばいい。ブレーキが効かなかったら?どうしようもない押して歩くほかないだろう。
雨で大幅に予定が狂って、暗くなるまでに宿までたどり着けなかったらどうなるのか?大都市での野宿は危険が伴う。身の危険と自転車の盗難の危険。
私が求めていたのは、昔ながらのランドナーではなくて、タフなツーリングバイクだったのだ!それが今回のツーリングで良く分かった。
私は自転車の選択を誤った。
とまあ、こんなことを寝ながら考えていたのだ。
からあげ出まーす!
道の駅を出発して国道4号線という戦場に出る。一歩踏み出せば、どこから車が来るか分からない。常に背後に気を集中させねばならない。
出発直後は霧雨のような雨が降っていて、路面が若干濡れていたものの、ブレーキの効きが悪くなるようなことはなし。
今日は3連休の初日のためか、朝から普通車の交通量が多い。
二本松で国道を下りて市街地にやって来た。
霞ケ城に行くためだ。
ほほう、分かっていらっしゃる。私が子供の頃は、自転車の車道通行は禁止されていた。理由は危ないから。なぜ危ないのかは教えてくれなかった。
どうせ教えても、お前らには理解できないだろう。という傲慢な教師達だった。
丁寧に教えて貰えば、小学生でも理解はできる。単に教え方を知らない、いや教える頭を持っていないから。端から教師としての責任を放棄している。自分の頭で考えようとしない。
こういうのも私が教師を嫌う理由の一つだった。
霞ヶ城にやって来た!
おお、立派な石垣があるな。おっさんは歴史のことは疎いので解説は全くできない。
駐車場から一番近い門。何門っていったかな?
それにしてもバッテン印はなんなのか?どこかの家紋かな?
途中でポケモンGOをやっている奇妙な集団を横目に見ながら、ようやく本丸までやって来たぞ。
城が大きくて迷路のようになっている。しかもガスで視界不良ときたもんだ。かなり迷ってしまった。
この霞ヶ城の建物は、戊辰戦争で焼失してしまっている。最初の門は残ったものなのか、それとも復元されたものなのかは不明。あとで調べておこう。
天守閣跡からの風景
ガスで何も見えないぞ!さすが霞ヶ城だな。これだとどこに城があるかすらも分からないぞ。
裏手の搦手門跡
仙台の城もそうだったが、裏手が防御力が低い。石垣が低くて土塁だけの箇所もある。敵方に情報が漏れたら終わりだ。
町は祭の真っ最中で、通りに屋台がたくさん出ていた。
今日もこれから準備を始めるようだった。
道路の脇に車輪が付いた神輿が置かれていた。これに乗ってやんややんやと騒ぐのだろう。ハッピを着た男どもが歩いていた。
郡山周辺は高架となっていて、信号無しで流れは非常にスムーズ。そんなバイパスだが、自転車は通行可。
車の流れが早くても、路側帯が広いと走りやすい。
信号に捕まらないし、車との距離も十分あるため、距離を稼ぎたい時は国道4号線を走るに限るだろう。
東京まで203km
2日圏内までやって来た。日本って小さいんだなって、この時思った。行きはフェリーに乗って自走しなかったので、距離のイメージが実際より長くなっていた。
実際に走ってみれば、全然大したことない。東京〜札幌だって十分自転車で行ける。13泊14日で行く札幌の旅!とか。
やっぱり変だな。自分でもそう思う。
朝からパン1袋だけで走ったため、お腹が減ってヘロヘロになった。スーパーに寄って食料を補給する。
バナナはいいね。バナナは。食べると結構元気が出る。
今日一日中、雲が厚い怪しい天気だった。台風で南から湿った生暖かい風が入ってきたのか、蒸し暑くて仕方がない。水の消費量がやけに多い。
暑さでバテバテのおっさん。
蒸し暑いのだけは勘弁してくれ。
途中、スーパーに寄って休憩した。この時、中に入っていた本屋でツーリングマップルR関東甲信越版を手に入れた!
やはり私には紙の地図が必要だ。スマホだけだと電池の消耗が多いし、道を覚えられない。
必要なページだけ持てるようにデラックス版のRにしておいた。これで好きなようにカスタマイズできる。要らないページは即削除。
一応、おっさんの方法を紹介しておこう。
ツーリングマップルRと通常版はかなり大きさが違う。
でもわざわざ大きなRの方を買う。東北版をRにしなかったのはショートツーリングはしないから。まとめて持つ分には、コンパクトな通常版がいい。
関東甲信越版を眺めてご満悦なおっさん。
140000分の1と120000分の1の違いは大きい。やっぱり大きい地のほうが見やすい。最近、老眼の気が出てきたようで、細かい字が読みにくい。歳はとりなくないもんだ!
ついでにボールペンの替え芯を買っておいた。
以前、替え芯を買ったのだが、初期不良のようでインクが掠れる。ボールペンってなんでダメな奴が多いのか?今度クレームを付けてやる!
ようやく青空が出てくるようになった。
しかし、それにしても蒸し暑い。汗で濡れたTシャツが全然乾かない。
リズミカルに飛び跳ねるぴょん吉君
着ぐるみの中は凄く暑い。以前、一度中に入ったことがある。1時間ちょっと入っていただけで、全身ずぶ濡れで干からびそうになった。
なかなかアクティブだな!
片側通行で待っているところ。
今回は事前に車と一緒に通っていいのか聞いてみた。結果は一緒でいいとのこと。最後に走らせたら遅くなるから、車と一緒に走らせるのだろう。こっちの方がプレッシャーを感じなくていい。
北海道の時は自転車が一番最後で、しかも片側通行区間が1kmくらいある長いところもあって、凄く大変だった思い出がある。
今日のねぐらも道の駅。早めに夕食を済ませておいて泊まりにゆく作戦を取る。手前の公園にやって来た。
遠くから見たら東屋に見えたのに、なんとパーゴラだった!
怪しい雲が迫っているのに、パーゴラしかないとは。パーゴラなんて役に立たないもの、作るの止めて欲しい。野宿者がガッカリするだろう?
カレーに味噌汁。いつもと変わらぬメニューだ。もうカレーでいい。贅沢は言わない。
公園内にあった放射線量の看板。
半年に一度放射線量の測定をするらしい。本当にこの数値は正しいのか?
直ぐにレントゲンの数値を持ち出してくるが、怪しさが付きまとう。
そうこうしているうちに日没が近づく。
夜間走行は危険だし、不案内なところだと道に迷ってしまう。よし、ねぐらに向かおう!
東京まであと153km!
ねぐらに向かう前にスーパーに寄って食料を調達しておく。
寝る前のおやつも欲しい。
はい、やって来ました道の駅「那須野が原博物館」。博物館とトイレしかないところ。
おっ、東屋があったぞ!
これはグーグルマップの写真には載っていなかった。どこかの軒下で泊まろうかと思っていた。ここに決定!
食後のポテロングを食べる。
ウエイパーという調味料風味のヤツ。通常の塩味のヤツに比べて安かった。
味はなかなかイケる。いつも塩味だと飽きるから、ウエイパーもあった方がいいかもしれない。
鶏ガラスープの素より濃厚なダシが出る中華スープの素のウエイパー。野菜炒めを作る時によく使ったな!
今は面倒くさくて作る気もしない。というか冷蔵庫がないから、使いかけのウエイパーを保存できない。
さあて、ブログ更新も終わったことだし、さっさと寝ようか。明日も東京に向かって漕ぎ続ける。ねぐら探しが特に重要だ。明日は特に時間を掛けてしっかり探そう。
おわり
コメント
毎時で0.14μSvということはだに
年間放射線量は 0.14μSv/h×24×365=1226 だに
これは24時間屋外で過ごして年間に 1.226 ミリシーベルトの被曝量だに
うそ臭い安全指標で言うと
年間に 1 ミリシーベルトを被曝すると10万人中37名が発ガンする値だに
1.226 ミリシーベルトの被曝量だと10万人中45名が発ガンする値だに
それくらいだと、現代はガンにかかる人が多いから、放射線の影響だとは気づかれませんね。
多いのか少ないのかよく分かりません。