北海道・東北2018 ツーリングでの工具・予備品一覧

こんにちは。からあげです。

 

北海道を出てから早2ヶ月以上経つ。北海道を出発したのは9月上旬のことだった。まだ麓の方は紅葉が始まる前の時期で、過ごしやすい陽気だった。それが今では雪が積り、軽く氷点下まで気温が下がるようになっている。偶然札幌で遭遇した大地震も、遠い過去のことのように思われる。

毎日自転車を漕ぐ生活から、パソコン作業が主の生活となって、毎日物足りない思いに駆られている。あの苦しくも楽しかった日々は遠い昔に過ぎ去ってしまった。その過ぎ去った過去を今後の糧にするためには、記憶が新しいうちに記録を残しておかねばならない。

ということで今年の北海道・東北ツーリングでの工具・予備品一覧をまとめておきたい。

 

工具(消耗品含む)・予備品一覧

工具(消耗品含む)・予備品一覧

工具や予備品は、シルナイロンで自作した収納袋、タッパとプラスチックケースなどに入れていた。タイヤは受け取った時の宅急便の紙袋にそのまま入れていた。

こちらがタッパ

100均の品。普通の台所用品。邪魔なフタの出っ張りはカットしてある。

プラスチックケース

フタが開かないようにビニールテープで止めていた。中身が分かるようにどちらも半透明を使用している。

 

それではこれから詳しく紹介してゆこう。一部、以前のタイヤ修理の記事と被っている箇所があるので、そこはサラッと流している。

工具・消耗品

品名規格備考
空気入れ仏式・米式対応OJC4付属品
チェーンカッターTOPEAK ユニバーサル チェーン ツールチェーンフック付き
両口スパナ8mm/10mm  
六角レンチ6mmロング 
 〃8mmショート 
 〃5mmショート 
ビットアダプターPB 六角穴(対辺5mm)x1/4”HEX(C6ビット装着用) 
六角ビット2mm 
 〃4mm 
 〃6mm未使用
 〃+ドライバー×2小未使用
 〃-ドライバー未使用
バルブアダプター仏式→米式 2個 
タイヤレバーシュワルベ プラスチック製×3 
ラバーパッチ100均 適量 
ゴムのり100均  
グリス適量 
スポークレンチパークツール SW-2未使用
プライヤ折りたたみナイフ付き 
帆布用縫い針  
麻糸太さ1mm、適量 
瞬間接着剤適量 
ロックタイト243中強度タイプ 
ガムテープ適量 
ビニールテープ適量 
結束バンド適量未使用

タッパに入れていた工具・消耗品類

一部予備品が混じっている。
グリスはネジ式のコンパクトな入れ物に入れていた。100均でアルミ製。

空気入れ

OJC4に付属してきたもの。始めシートチューブに取り付けられていたのだが、クランクと干渉するようになったので、取り外してカバンの中に入れていた。

塗装が剥げてしまったので、メーカーや型式は不明。

ハンドルを起こしてポンピングできるようになっている。押すと引くの両方の行程で空気が入る優れもの。

口金をバルブに当てて、ノブを起こすとバルブにしっかり固定されて空気が入れられるようになる。

空気入れは仏式と米式バルブに対応しているが、仏式バルブに米式のバルブアダプターを付けて米式に切り替えて使用していた。

バルブは仏式のまま、空気入れは仏式にしておけば、空気を入れる際にわざわざアダプターを付け外しする手間を省けるのだが、バルブアダプターは付けっぱなしにしていた。
それはガソリンスタンドで空気入れを借りれるようにするためだった。それなら、バルブアダプターを外して工具入に入れておけばいいだけなのだが、当時の私は頑なに仏式バルブを拒否していた。

 

タイヤレバー

タイヤレバーはSchwalbeのプラスチック製のものを使用していた。マラソンプラスのワイヤービートのタイヤでも軽々外せると思った。

実際に使ってみると、Panaracerのプラスチック製のものと変わらず、あまり剛性はなかった。そのため、タイヤの付け外しの度に折らないかヒヤヒヤした。特に気温の高い時期は曲がりやすいため注意が必要。3本セットで購入したのだが、紛失と折れ曲がりに備えて3本とも携帯していた。

次回、ロングツーリングに出る時は、スチール製のタイヤレバーを使う予定。スチールビートのタイヤには剛性が足りず不向き。

 

ビットアダプター

スイスの工具メーカーPBのビットアダプター。
5mmの六角レンチに差し込んで、1/4”用のビットが使用できる優れもの。
軽量化のために、思いっきり奮発して購入した。

 

ビットアダプターは1個でなんと、1000円弱もする。
セットで販売されているバイクツールは4,000円もして、全く手が出なかった。
単品で購入して必要なビット類を詰め合わせにした。

とりあえずのビット類

マイナス、プラス×2、6mm、4mm、2mm

5mmは六角レンチがあるのでなし。6mm、マイナス、小さいプラスは全く使用せず。
小さなビットはホルダーに入れておくと紛失することはない。クリップは不要なのでカットした。

 

ビットアダプターの使い方は簡単。
5mmの六角レンチに付けて、好きなビット(1/4”)を差し込むだけ。
磁石が内蔵されているので、ピッタリとくっついて簡単に外れることはない。
なくさないように常にレンチに付けていた。

六角レンチの短辺側または長辺側に付けて効率よく作業を行うことができる。
家での日常の作業から出先の応急的な作業まで楽々こなせる。
ただし、問題が1点だけある。

それは6mm以上の六角ビットを使わない方がいいということ。

六角レンチは大きくなればなるほど、柄が太くなって長くなる。
十分トルクを掛けることができるようにするためだ。

ビットアダプターは5mmの六角レンチに取り付けて使うため、サイズの大きなものを使用するとなると、5mmの六角レンチでは細く短すぎる。無理に回そうとすると、柄として使用している六角レンチをダメにする恐れがある。
そうなれば、全てのビットが使えなくなり、整備作業が全くできなくなってしまう。装備の簡略化、軽量化の危険な罠。

写真は6mmのロングタイプと比べたもの。実際、ビットアダプターに6mmの六角ビットを付けて使ってみたが、明らかに剛性が足りないように感じて、力を入れて作業する気が全く起きなかった。固着しているビスはまず緩まないだろう。

それでロングタイプの6mmの6角レンチを用意したのだった。6mmのビスは、ペダルの取り付けと、サドル・ステム・チェーンリング周りに使用されていてとても重要だった。

上がロング6mm、下がショート8mm。

クランク周りから異音が発生していた時に、クランクの取り付けボルトの増し締めをするために、ショート8mmを購入した。しかし、柄の長さが全く足りず十分なトルクで締め付けることができなかった。

あくまで気休めとなった工具だった。途中で捨てるのは惜しくて家まで持ち帰った。

スポークレンチ

パークツール SW-2

スポーク調整のやり方は知らないが、とりあえず持っておけば安心だと思って購入したもの。
幸いなことに一度も使用したことはなし。ALEXの丈夫なリムで、スポークはステンレスで36本用だった。自転車屋さんにバッチリ調整してもらっているため、どこも緩んでくるところはなし。やはりないよりはあった方がいい。

しっかりした調整は自転車屋さんに任せるとして、応急的に自分で調整できるようにしておきたい。スポーク調整が今後の課題。

 

予備品

タイヤPanaracer Pasela 26×1.75 FD未使用
チューブSchwalbe 26×1.50/2.50用
仏式 40㎜バルブ 3本
1本使用
シフトインナーケーブルShimano SUS 2100mm×φ1.2mm  1本未使用
チェーンShimano  CN-HG71 116L 6~8速用 1本使用
コネクティングピンShimano 6~8速用 3本 〃
ブレーキシューShimano シビアコンディション S70C 前後2セット2セット使用
  〃Shimano シビアコンディション M70R2 前後1セット未使用
ビスキャリア取り付け用 数本1本使用

 

予備タイヤ

Panaracer Pasela 26×1.75

ホタテ貝でタイヤサイドをパンクさせた時に、しばらく経ってから予備タイヤとしてAmazonで購入したもの。タイヤサイドは麻糸で縫って補修したものの、いつダメになるかも知れなかったので、予備タイヤを持っておくことにした。

 

予備タイヤとして絶対に譲れない条件は、ケブラービートで折りたたみができること。
Amazonで探したところ、無難なものはPaselaくらいしか見当たらなかった。
折りたたみができるとはいえ、結構嵩張るので、カバンの容量が減ってしまった。

驚異の耐パンク性能を誇るマラソンプラスのタイヤサイドがパンクするという通常ありえないパンクをしたので、念のため予備タイヤを持つことにしたが、本来は全く不要な予備品だった。

 

予備チューブ

シュワルベの26×1.50/2.40用チューブ(仏式 40㎜バルブ)

マラソンプラスを履いていたため、パンクは滅多なことではしないだろうと思っていたので、始め予備チューブは1本しか持っていなかった。

タイヤサイドが裂ける酷いパンクをしてチューブを使うと、信頼性の乏しい修理済みのチューブしかなくなって、パンクしないように細心の注意を払わねばならなくなった。
たとえ滅多にパンクしないマラソンプラスでも、予備チューブは最低2本は持っておいた方がいいと思った。

チューブは巾が1.5~2.4インチまで対応するもので、OJC標準の1.5インチから太めの巾まで対応できるものにした。1.5インチ用との違いは分からないが、安心感だけはあった。

北海道出発前にタイヤを1.75インチ巾のマラソンプラスに交換したが、チューブは純正のPanaracer1.5インチ用を使い続けた。1.5インチ用でも特に不具合はなし。巾が0.25インチ(6.35mm)太くなったくらいですぐにダメになるようなチューブではなかった。(単に違いに気づいていないかもしれない。)

 

チェーンコネクティングピン

出発時は持っていなかったが、ツーリング中にコネクティングピンの重要性に気づいて購入したもの。OJC4はロードバイクのコンポの最下級グレードのCLARISが付けられている。
CLARISは8速なので、6~8速用のコネクティングピンを購入した。

チェーン交換の際、チェーンを間違えて通して繋いでしまい、やり直す必要があった。
新品のチェーンには、1個ピンが付属しているので、予備がなくても大丈夫だと思っていた。
通し間違いに気づいた時は冷や汗ものだった。あると安心、ないと地獄をみるかもしれない。それがチェーンピン。もちろんチェーンカッターも必要になる。

ピンの予備があっても、必要に迫られない限り、チェーン交換は荒野の真ん中でやらないでおこうと心に決めたのだった。

 

キャリア取り付け用のビス

キャリアはロングツーリングに絶対必要な装備。そのキャリアは、振動で取付ビスが緩み紛失することがある。取り付けビスのなくなったキャリアは、本来の性能を全く発揮できないばかりか、ぐらぐら動いてフレームを削ってしまう。

結束バンドで応急的に固定することはできるが、予備のビスは必ず持っておいた方がいい。
私はツーリング初期の頃、ビスの確認を怠り、脱落させて紛失してしまった。

重たく嵩張るものではないので、十分な本数を持っておきたい。

 

まとめ

以上が2018年北海道・東北ツーリング終了時の工具・予備品一覧だ。
こうしてじっくり改めてみると、まだまだ改善の余地がある。

今はAmazonのコンビニ受け取りを使えば、日本各地で自転車パーツを手に入れることが可能だが、必要最低限の工具・パーツくらいは持っておいたいと思う。いくらどこでも手に入るとは言っても、自分の都合よく物事が進むとは限らない。

来年のオーストラリア一周に向けて、工具・予備品の内容を改めて、不意のトラブルに少しでも幅広く対応できるようにしたい。何かがあっても大丈夫と思えるようになれば、きっとより楽しいツーリングになるだろう。せっかく遠く離れたオーストラリアに行くのだから、少しでもたくさん楽しみたい。

 

 

おわり

コメント

  1. 白山室堂御前荘 より:

    北海道の旅!
    楽しませてもらいました。