置き忘れたワイヤーロックを取りに浦河まで戻る

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こんにちは。からあげです。

 

今回より始まった活動中の時間差更新。去年まではリアルタイム更新だったが、日々の更新作業に追われて精神を消耗したのと、そもそも圏外で更新不能だったこともあり、今年からは時間差を設けて予約更新を行うことにした。

おっさんのリアルな感情を楽しんで貰いたいのだが、無理なものは無理だ。そこは勘弁して欲しい。

時間差更新だが、たいてい一日の終わりにブログを執筆している。そして予約登録する際に、もう一度見直して訂正しているため、より面白く読みやすくなっていると信じたい。

時間差は今のところ8日間。URLを見て頂くと、いつのものか分かるようになっている。

この記事だとhttps://karaage.biz/diary-2018-8-30/

diary-2018-8-30とある。つまり8月30日分の意味。今後、いつ時点のものか知りたい時は、URLをチェックして欲しい。ひょっとしたら、8日間から変動があるかもしれない。

あとで家に帰った時にハッキリ分かるように本文中に表示させるつもりだった。いつのものか分かりにくい記事だったことをお詫びする。

以上説明とお詫びは終わり。

 

昨日、餃子の王将を食べに行った時になって初めて自転車のワイヤーロックを置き忘れたことに気がついた間抜けなおっさん。

一昨日の晩、浦河のバス停で泊まったのだが、裏手の壁に立て掛けて停めておくときに、念のためワイヤーロックをしておいたのだった。明くる日、ワイヤーロックを外して、芝生の上に一旦置いておいて、表側に自転車を回した。それをすっかり忘れて苫小牧の餃子の王将に行くまで全く気が付かなかったのだ!

何たる失態!!自分で自分に腹が立つ。何で直ぐにいつもの位置に付けておかなかったのか。ちょっと置いておこうと思ってそれっきりになった。

その置き忘れたワイヤーロックというのは、ドイツの鍵メーカーのABUS製、通常のものよりかなり丈夫なワイヤーロックだった。買ったばっかりの自転車を盗まれてはかなわないと、奮発して6000円も出して買ったものだった。

現在、北海道ツーリングに持って来ているのは、ABUSのワイヤーロック、クリプトナイトのU字ロック、そしておまけで付いてきた細いワイヤーロックの3個だ。盗難防止のメインはU字ロックなのだが、アームが短くて固定物にロックすることはできない。その代わりに、ABUSの丈夫なワイヤーロックで支柱などの固定物にロックする。おまけで付いてきたワイヤーロックは100均のペンチでも簡単に切れる代物なので、しないよりマシ程度でしかない。

昨晩は苫小牧のフェリーターミナルで泊まった。西港の方は24時間開放されているため、こっそり泊まることも可能。

ブログ更新し終わったら、すでに22時を過ぎていて、目星を付けておいた長椅子に寝袋を敷いてさっさと眠った。案内放送が夜遅くまで流れていたため高性能耳栓をして、建物内が明るかったためバンダナで目を覆って眠った。

 

それにしても昨日は憂鬱だった。苫小牧まで来て北海道一周できたと喜んでいたのも束の間、ワイヤーロックの置き忘れに気がついて、一気に奈落の底に突き落とされた。夕方から雨が降るからと頑張って自転車を漕いで来たのは何だったのか?

ワイヤーロックの置き忘れた場所はハッキリと覚えており、あとは取りに戻るか諦めるかの2択だった。諦めるにしては高価なロック。しかし、昨日頑張って漕いできた道を雨の中戻るのは辛い。苫小牧から浦河まではおよそ120km。一日で漕げない距離ではないが、相当頑張らねばならない距離。

フェリーターミナルの正面玄関から外のようすを窺う。

ああ、置き忘れなどしていなかったら、今頃まだ長椅子でゴロゴロしていたのに。予定では10時過ぎまでゆっくりして、それから苫小牧の町を散策するつもりだった。それが全てパー。

ワイヤーロックを諦めれば、予定通りゴロゴロすることもできるが、6000円もするロックを捨ててまですることじゃない。

おっさんの心は取りに戻りたい気持ちでいっぱいなのだが、体が全力で拒否する。

それでも渋々片付けをしてカッパの上下を着ると、取りに戻る決心が付いた。これまで旅をともにしてきたワイヤーロックを置き去りにするのは忍びない。

今後、函館から大間に渡り、本州を自走して帰るつもり。その途中で自転車が盗まれることになったら、悔やんでも悔やみきれない。固定物にロックしていないU字ロックなど、時間稼ぎにもならない。担いで持って行かれたらおしまいだ。見る人が見れば、高価なPanasonicのランドナーだと見破られてしまう。

雨のなか自転車を走らせる。苫小牧の港湾地帯は大型車両が多く神経を削られた。戻ってみて見つからなかったらどうしようという焦りもあり、全然マイペースで漕ぐことが出来なかった。

これまでの経験上、私はスタート直後から飛ばし過ぎる傾向にある。もうおっさんだし、出だしはスローペースで体を温めた方が良いとは分かっているのだが、暴走気味のおっさんを抑えるのは難しかった。

今日も結構な風が吹いているが、昨日とは反対の向かい風となる。前傾姿勢をとって抵抗を減らすため、下ハンを握って漕ぎ続けた。(下ハンとは、ドロップハンドルの下側。深い前傾姿勢を取れるため、風の影響を受けにくく、足に力が入りしっかり漕げるようになる。)

今日は雨と向かい風という最悪の状態だが、こういう時に走ってこそ、自分向きの走り方が見に付くだろう。

むかわの道の駅入口バス停で休憩する。

昨日、調査済みの休憩ポイント。自転車を中に引き入れて休憩した。ドアなしのバス停も悪くはない。

セイコーマートののぼり旗が揃いも揃って横を向いている。
いやあ向かい風は辛いね。雨よりも辛い。

参考までに話す機会があった自転車乗りに雨と向かい風のどちらが嫌いか聞いてみたところ、全て向かい風が嫌いだった。私ももちろん向かい風の方が嫌い。

雨なんて向かい風に比べたら、全然大したことない。漕いだらどうせ汗で濡れる。汗で濡れるか雨で濡れるかの違いだけ。それほど向かい風は自転車乗りにとって脅威となっている。

沙流川を通過。緑色の鉄橋が凄く目立つ。
まだまだ先は長い。淡々と自転車を漕ぎ続ける。それにしても向かい風が辛い。

シンボリ牧場

通りすがりに見つけた牧場。かの有名な名馬「シンボリルドルフ」を生み出した牧場なのか?

子供のころ、おかんが競馬場でアルバイトをやっていて、からあげ家の家計を潤していた。(親父の給料では一家が食っていけなかった。おかんはパート、親父もこっそりバイトしていた。)

たかがお茶くみや掃除の仕事なのに、時給1,000円以上ももらっていた。競馬の開催日は、いつものパートの仕事を休んで競馬場にバイトに行っていた。そんな土曜日に家に帰って来ると、どん兵衛1個が置いてあって、ポットの中の温くなったお湯を入れて食べるのだった。思い出すと今でも胸が苦しくなる。薄暗い家の中で食べたどん兵衛の味が忘れられない。

仕事から帰ってくると、おかんが今回のレースはお客さんが多かったとか、何何の馬は人気があるとか話していた。

なぜ、世間は好景気で沸いているというのに、自分の家は貧乏なのか!!不思議でならなかった。クラスメイトはテストでたかが80点とったからと言って、ファミコンのカセットを買ってもらっていた。私は100点とっても、もっと頑張れと言われるのみだった。おい、そんなのおかしいだろう?

長くなるので、この話は止め。

昨日、追い風で調子良く走っていたが、今日は向かい風と雨で非常に辛いツーリングとなってしまった。順風満帆という言葉は、私の人生にはなし。いろいろ面倒なことや、普通ではやらなくてもよいこともやってきた。

今日は私の人生そのものだ。だが、これくらいのことでは挫けない。それがおっさんだ!

くったくたに疲れていたところにバス停が現れた!神は見捨ててはいなかった。早速ドアを開けて自転車ごと入る。

中でスティックパンを食べる。外の雨が嘘のように快適だ。
あちこちボロボロなバス停だが、雨宿りする分なら十分だ。

続いてもバス停。一昨日通った時は素通りしていたが、今日は中で休憩させてもらう。大型でゆとりのある大きさだった。

ライダーハウス「情報スペースin新ひだか」

ここまででおよそ90km。お昼を過ぎたばかりなのに、早くも100kmに迫る勢い。終盤に備えて休憩しておく。

雨が降ったり止んだりしていて、また雨が降り始めたところだった。

中に入ると、一昨日もいた爺さんと、日本一周中の兄さんがいた。どちらも雨で停滞しているようす。絨毯の上に上がってゴロンと寝転び、食パンをムシャムシャ食べる。

昨晩泊まったのは、なんと3名だけだったらしい。無理して苫小牧まで走らずにここで泊まっていれば、片道30km、往復60km走るだけで済んだ。しかし、過ぎたことはいい。

お陰で下ハンを握った走り方が分かってきた気がする。コツを掴むのはあと少し。

今日中にワイヤーロックを回収したい。そのことばかり考えて自転車を走らせた。

道の駅「みついし」で最後の休憩をとり、ラストスパートに入る。坂を越えて下ってゆくと、遠くに河浦の町が見えてきた。

あともうすぐだ!逸る気持ちを押さえて一定ペースで漕ぎ続ける。長時間下ハンで漕いでいたため、肩と腰が痛い。

16時過ぎ、一昨日泊まったバス停に到着した。
さっそく、草の上に置いたワイヤーロックを探す。

どうかあってくれ!祈るような気持ちで裏手を探した。

あったぞ!

草の中に埋もれるようにしてあったワイヤーロック。記憶のとおり、バス停の裏にあった。

雨と向かい風のなか走って来たのが報われた。正直、なくなっていたらどうしようかと思っていた。鍵のないワイヤーロックなんて持ってゆく人間はいないだろうが、草刈り作業をしていたら捨てられる可能性もある。そのため、できるだけ早く取りに戻ってきたかった。

ワイヤーロックを肩に掛けて記念撮影。

やったぜ!

体はボロボロだが、かなりの充実感に包まれた。取りに戻ってきて良かった。自己嫌悪をしないために、必死になって戻ってきた。

自分を嫌いにならないため。いや、自分をもっと好きになるために私は戻ってきたのだ。ワイヤーロックのあるなしなんて些細なことだ。時には負けられない戦いがある。それが今回。

よくやった!おっさん。自分を誇りに思っていい。ゴミとなるはずのワイヤーロックと自分を救った。

before 

after

やっぱり物が定位置にあると落ち着く。なぜ、ワイヤーロックがないことに気が付かなったのだろう?北海道一周のことばかり考えていたからかな。

気になっていることは、おまけのワイヤーロックが「からあげ隊長」という名前を隠していること。正直言って邪魔。今度函館に着いた時に、ベアキャニスターと一緒に実家に送り返すことにしようか。

一応、サドルとヘルメット盗難防止のために持っているのだが、いちいちするのが面倒で一度も使っていない。使わない荷物を持つほど体力に余裕があるわけじゃない。

ワイヤーロック回収後、図書館にやって来てメモの整理とブログ更新を行う。集中して作業しているとあっという間に閉館時間となってしまった。

仕方がない。残りはねぐらに着いてからやろう。

今日はかなり体を消耗したため、しっかりタンパク質をとっておく。セコマで買った缶詰、焼き鳥とイワシの味噌煮。

これが私の精一杯だ。くぅ〜泣けるね。しかし、泣かない。

こういう時は手軽に食べられる缶詰がいい。

そうこうしているうちにまた雨が降ってきた。ねぐらへ急ごう。

やって来たのは浦河駅。電車が来ないのに明かりが点いている。バスは駅ではなく国道沿いのバス停に止まる。点けている意味が分からない。

まあいい。お陰でヘッドランプなしで生活できる。

その後、土砂降りになったものの、長い庇で全く問題なし。

明かりが点いたホームにいると、そのうち電車が来そうな気がしてくる。電車復活を願う地元の人もいるかもしれない。

キレイに掃除されている待合室。
ベンチにはカーテンで作ったクッションが置かれていて座り心地がいい。

早速、ここでブログの残りを書いてしまう。キータイプしているうちに眠たくなってきた。今日はこれくらいでヨシとしよう。とにかくもう寝よう。

 

ではおやすみ。

 

おわり

コメント

  1. yosi より:

    何という偶然だろうか
    今回の北海道地震で一番地震被害が大きかったのが隊長がワイヤーロックを取りに戻った浦河町とその周辺
    隊長はこの直後に巨大地震に遭遇したと思われますが無事だったのでしょうか?心配です。
    急遽現地情報をアップしようにも通信インフラが途絶えてそれもかなわない状況かもしれません。
    隊長の安否が気がかりです。

  2. yosi より:

    失礼しました
    この記事は1週間前に書かれたものだったのですね
    ということは1週間もあればあるいは北海道を離れている可能性もあるということですねほっとしました
    もしそうならば今現在の状況を早く聞きたいです。

    • ゆう より:

      日本海岸経由でのご帰還ですか?
      社会の喧騒と距離を置いて秋の訪れをレポートしていただけると嬉しいです。
      白神 男鹿半島 鳥海山 親不知 ‥是非是非