こんにちは。からあげです。
今日、苫小牧に到着して北海道を一周した。
名古屋港出発の太平洋フェリーで6月11日、苫小牧に上陸して海岸線を時計回りに一周して、再び苫小牧までやって来た。走行距離は約4,000km、所要日数は約2月半。
今年の北海道は雨が多くて大変だったが、長距離ツーリングの基本の走り方が身に付いた。興部手前でホタテ貝を踏んでタイヤがパンクしたのには参ったが、修理方法を学ぶ絶好の機会となってくれた。
長いようで短かった今年の北海道ツーリングはそろそろ幕を閉じる。
それでは今日のようすをアップすることにしよう。
昨晩泊まったのは、河浦の中のとあるバス停。
夜の10時ごろになっても車や人通りが途絶えず、落ち着いたのは日が変わってからのことだった。耳栓をして眠ったのだが、眠りは浅く疲れが残った。
朝5時過ぎに起きて、とりあえず荷物を整理して移動する。
そして裏手の公園でパンを食べた。
浦河警察署
馬の蹄鉄の掲示板が設置されている。
今日は朝から曇りで、なんと結構な追い風が吹いていた。
待ちに待った絶好のツーリング日和となった。
風向きが変わらないうちに公園を出発した。
射撃音注意の標識
対空射撃場とある。空に向かって撃ったら、弾が落ちてこないのか?
追い風に助けられて快調に飛ばしてやって来たのは、最初の休憩ポイントの道の駅「みついし」。
道の駅にはオートキャンプ場が併設されているが、驚くべきはその料金だ。
見よ、この本州並みの料金設定を!ツーリングマップルにさえ、料金設定高額と記載されている。
料金が高額にも関わらず、なんと宿泊者がいた。
このキャンプ場はオート区画のみでペット禁止という強気のルールを設けている。さらに海岸に面しているのだが、遊泳禁止と釣り禁止になっていて、海岸の利点が全くない。
なぜ、このようなキャンプ場が出来てしまったのか?
情報スペースinひだか
国道235号線沿いにある無料のライダーハウス。ちょうど休憩がてら寄ってみた。
部屋は広々で絨毯敷となっていた。爺さんが一人ポツンと椅子に座り大音量でラジオを聞きながら漫画を読んでいた。
なんだかよく分からんが、この爺さんには関わらない方が良さそうだと第六感が告げていた。適当に話を切り上げて漫画を読む。
漫画コーナー
ひかりの空というゴルフか競馬ものかよく分からない漫画が置いてあった。スマホを充電している間に読んでいた。
このまま、ライダーハウスで泊まってしまいたい衝動にかられたが、グッと堪えて先に進む。空は薄曇りで暑くもなく寒くもなくちょうどいい気温で、かなりの追い風が吹いている。
これまでこのような絶好のコンディションの日が何日あっただろうか?今日を逃すとあとで後悔することになるだろう。
日高らしい一コマ
崖に馬の絵が描かれている。
JR日高本線の現状
現在、代行バスにより運行されているが、線路は復旧されることなく放置されている。事実上の廃線だ。
何年前からこうなっているのかは不明だが、前回の3年前の時から代行バスが運行されていた。
このように橋が落ちてしまっているところがある。
もはや復旧は困難。海岸沿いでは直しても直ぐに流されてダメになる。金を掛けるだけ無駄というものだ。
静内でイオンに寄ってパンとアイスクリームを食べる。
途中の体育館で休憩する。
追い風だからといっても、漕ぎ続けるのはキツイ。
イオンで買った食パンを食べる。
むしゃむしゃ、ごっくん。
国道の両脇には牧場があるが、興味がないので止まることなく漕ぎ続ける。日高地方の海岸沿いは特に見るものがない。
鵡川を渡る。
むかわの道の駅に寄って調査する。
なんと駐車場入口にバス停があった!ドアはないものの、大きくて耐候性は高い。道路の向かい側にも大きなバス停があった。
苫小牧市に入ったところ。
一周まであと僅かだ。だいたい海岸線を走っていたら、一周してしまった。
さあて、ここからが大変だった。
追い風だった風は、むかわ町を出る頃には、横風に変わっていて、さらに疲れも加わって走行スピードがガクンと落ちた。
フェリーターミナルまであと少し。
フラフラになりながらようやく着いた。
そしてゴールの苫小牧フェリーターミナルに到着!
前回の車中泊の旅よりは充実感が得られた気がする。
北海道一周記念に撮影する。
この時、あるべきものがないことに気がついていない。今日のブログのテンションの低さは、あとで痛恨のミスに気がついて、どっと疲れが出てきたから。
今日は頑張って120km以上漕いだので、イオンの中にある餃子の王将にやって来た。フェリーターミナルからは、線路を渡るためぐるっと回らねばならず、かなり走った。
駐輪場の近くの壁に立て掛けて、さあ鍵をしようといつもの場所を見たが、あるべきものが付いていなかった!
朝、浦河のバス停を出発する時に、ワイヤーロックを置き忘れてしまった!なんということだ。追い風が吹いた時に限って、痛恨の忘れ物をしてしまうとは!自分の愚かさを嘆いた。いつもは鍵を外したら、輪っかにしてサドルにかけておくのに、今日だけは芝生に置いてすっかり忘れてしまった。いつもと違うことをするものだから忘れてしまう。
餃子定食(ご飯大盛りに餃子二人前)
腹が減ったのと、鍵を忘れたことで、めまいと空腹でフラフラだった。慌てずにご飯を食べる。しかし、これだけでは物足りない。
ライスセットAと鶏のから揚げを追加で注文した。
やっぱり疲れた時は鶏肉を食べるに限る。一口食べたら、もりもり元気が出てくる気がした。
セイコーマートでパンとおやつを買って、再びフェリーターミナルまでやって来た。今晩は雨が降るということで頑張って苫小牧のフェリーターミナルまでやって来た。
それなのに、鍵を忘れるとは。とほほ。
今、取りに戻ろうか、諦めようか悩んでいるところ。心は取りに戻る気満々なのだが、体が拒絶している。片道120km以上で往復およそ250kmになり、丸2日分費やすことになる。
もう諦めようか。しかし、あれは6000円もした鍵だ。諦めるには惜しい。
ホタテ貝についでの大失態だ!自分で自分が嫌になる。
さあて、どうしようか?一晩寝ながら考えよう。
おわり
コメント
地震のニュースを見て、隊長の顔が浮かびました。
こんばんは。
ブログは数日前の予約投稿だとは思いますが、念の為無事を確認したくコメントさせて頂きました。
もう本州渡られてますよね?
地震の影響もなさそうで、一安心です。
地震被害は大丈夫でしたか?
心配です。。
まさか、隊長
あの揺れでも爆睡だったとか?
隊長、地震は大丈夫ですか!
地震時の時の状況もブログにアップお願い致します。
無事をお祈りしてます。
はじめまして。はじめてコメントさせていただきます。
隊長の日記、最近知りました。隊長のこと、あまり分からないですけれど、私にとって隊長は、私が想像する、お父さん?みたいな感じです。いつも勇気と希望を感謝です。
今回の冒険が終わると、またしばらく日記書かないのですか?
北海道は今、大変な事か起きているみたいです。どうか隊長と北海道の方達が無事でありますように。
地震で心配になり見に来ましたが、リアルタイム更新ではなかったのですね
地震は大丈夫でしたか?
地震大丈夫ですか?
心配しています(;_;)
隊長が浦河へ取りに戻っていない事を祈る
はじめまして。
だいぶ前から読ませてもらってますが、コメントは初めてです。
自転車を必死に漕いで疲れ果ててその日のうちにブログを更新するのは無理でしょうから、ある程度書き溜めて過去のものをアップするというスタイルは仕方ないと思いますが、せめて日付を入れてもらえないでしょうか。
更新日を実際の日時でアップしてもらうか、記事冒頭に何日のできごとか明記してもらうか、どちらかにしてもらうとうれしいです。
9月6日にあれだけの被害が出た北海道の大地震があってしかも結構近くにいたはずなのに、当日の記事でそれに一切言及せず、あの内容では「この人、本当に今北海道を旅しているんだろうか?」と読んでいてシラけてしまいます。どこか現実味がないというか。
リアルタイム更新じゃなくても、いつの日記なのか日付が入れば「あぁ、私が富良野にいた時に隊長さんは苫小牧にいたんだなぁ」とか、臨場感を持って楽しめます。
一読者の勝手な感想と要望だし、隊長さんが他人からいろいろ言われるのが嫌いなこともわかっているので、お気に障ったら削除して無視して下さい。
海外自転車旅、楽しみにしています!
からあげ隊長、ご無事なのでしょうか。
きっと隊長のことなので危機一髪で地震を避け本州に渡ったと思います。
だから話の続きをブログで後日書くように もったいぶって
あえて 無事だったよなんて即答しないんだと思いました。
僕は札幌市中央区の西区に近い地点ですが 震度は
1か2くらいだったと思います。
たいしたことなかったのですが その後 自分のはたらいているショッピングモールが10日まで復旧しないとか
コンビニに物資がないとかが辛いです。
隊長は大雨に降られたり台風にあったり酔っ払いの爺の家に行って散々な目にあったり青年にお金を貸したり そういう危機一髪があっても最後はハッピーエンド 地震にあわずに本州に渡れたんだからラッキーからあげと言わざるを得ません。
タイトルは
危機一髪! からあげ隊長の大冒険!
と言うのが良いです。
ハリウッド映画みたいにヒーローは危険な目にあいながらも最期は生き延びて その映画のお話は続編に繋がる。
隊長の人生の旅のストーリーも きっと そうなんだと思います。
年内に海外編 宜しく御願いします。
ちょっと遅くなりましたが、北海道一周、大変お疲れさまでした!
読んでいるだけの者としましては あっとゆうまでしたが
隊長ご本人にとってみれば ご苦労の連続であったかと
お見舞い申しあげます m(_ _)m
今後、山小屋へ戻られるまでの旅路も どうぞお体に
何事もなきよう ご無事をお祈りしております m(_ _)m
はい、どうもありがとうございます!
寄り道をしながらゆっくり戻ります。