雨が降ったり止んだりの蒸し暑い一日

こんにちは。からあげです。

 

台風からの湿った温かい空気が北海道に流れ込んでいるため、現在も北海道は不安定な天気が続く。

昨晩は旭川市内の河川敷にある東屋に泊まった。町の中心部から近いところに無料のキャンプ場があるのだが、大雨が予想されたため、東屋に泊まることにした。

旭川は河川が集まる場所に栄えた町で、橋がたくさんあるし、東屋も結構あって野宿場所に困らない。自転車乗りにとって天国のような町だ。しかもスポーツ自転車を取り扱う自転車屋さんもある。

東屋のようす

この東屋はかなりの大型で、背もたれ付きのベンチと大型のテーブルが設置されている。ベンチだと横から吹き込む雨で濡れるため、テーブルの上にマットとシートを敷いて寝袋に入って眠った。

昨晩は夜中過ぎから雷雨となり、激しい雷鳴と稲光で目が覚めた。外は土砂降りの雨で、真ん中のテーブルにいるにも関わらず、霧雨のような雨が吹き込んで来て、寝袋がしっとりと濡れてしまう始末だった。

朝食を食べて時間稼ぎをして、雨が降り止むのを待っていたが、断続的に土砂降りの雨となって、なかなか出発させて貰えなかった。その間地図を見て時間をつぶした。

何人か散歩の人がいたが、再び土砂降りの雷雨となると、人気が全く途絶えてしまった。

土砂降りの雨のようす

こんな時に出て行ったら、カッパを着ていてもすぐにずぶ濡れとなってしまうだろう。今日の目的地は富良野市にある山部自然公園太陽の里キャンプ場。芦別岳の登山口にあって無料で泊まれる。明日は予報では登山日和の好天となっているため、今日中にキャンプ場まで移動しておきたい。

ようやく雨が止んでくれたので出発することにした。
西の空が明るくなって天気が回復してきたようす。

石狩川にかかる旭橋のようす

昨日から今朝にかけての大雨で川は増水している。

雨は上がってくれたのはいいが、朝の気温は24.3℃なっている。
湿度が高くて蒸し暑い。先日、大雪山系で初冠雪を観測したのが嘘みたいだ。

雨上がりの旭川市街のようす

空模様が怪しいため、旭川駅に寄って休憩してゆくことにした。
駅まで来たところで、ポツポツと雨が再び降り始めた。
先ほど明るくなっていた西の空は、再びドス黒い雲に覆われていた。

駅の構内でパンを食べる。
先ほどセコマでアイスクリームを食べたばかりなのだが、まだまだ食べたりない。

昨日は食べ放題の店で腹いっぱい食べたので、夕食は抜きにして眠った。今朝はキチンと朝飯を作って食べたというのに、凄い食欲だった。

雨が小降りになったため、駅を出発して国道237号線を南下する。蒸し暑くてバテてきたため、道路脇の消防団の建物の前で休憩する。

本当に蒸し暑くてかなりツラい。湿気が体に纏わりついて汗が出てくる。

前方に怪しい雲。
行きなくないのだが、行かないと本日の目的地たどり着かない。

土建会社の事務所前に除雪車が並んでいた。
冬に向けて整備しているところなのだろうか?

旭川から富良野までの国道237号線は交通量が多くてかなり気を遣った。バックミラーを定期的に見て後方から接近する車両の動きをチェックする。

上富良野町に自衛隊の演習場があるためか、多くの自衛隊の車両が通って行った。中にはゴッツい装甲車もあった。装甲車はうぃーんという重たいエンジン音がした。

美瑛町の市街に入ると、三角屋根のおしゃれな建物が立ち並んでいて、ヨーロッパ風をイメージしたまちづくりをしているようすだった。

道の駅にやって来ると、軒下がないのっぺりした倉庫のような建物が立っていた。

建物の前には申し訳程度にサイクルラックが設置されていた。

最近、あちこちで見かけるようになったサイクルラックだが、荷物を満載している自転車には使えない。壁に立てかけると、短い庇から落ちた雨水が直撃してしまう。まったく休憩に使えない道の駅だった。

全く使えない道の駅をあとにして、JR美瑛駅にやって来た。
駅舎は非常におしゃれな作りとなっている。

電車が到着すると、中国人が大勢下りてきて、周囲が中国人だらけになってしまった。

駅前にある駐輪場。

屋根付きでかなり大きい。

中は広々。壁に自転車を立て掛けることもできる。

24時間開放されている駐輪場のようで、非常時の避難場所として使えそうだった。すぐ隣にはトイレもある。

駐輪場の前のバス停のベンチで休憩する。
探せばどこかに必ずあるはずだ!あちこち探し回ってようやくゆっくりすることができた。

すぐ近くにある観光案内所は、売店を前面に出していて休憩しづらい雰囲気だった。私はバス停の方が落ち着ける。

秘密の抜け道を使って国道に復帰する。
こういう軽車両通行可の踏切もあるところにはある。これは非常に便利なものだが、余所者には見つけることすら難しいだろう。

ホクレンのガソリンスタンドで販売されている旗。

ガソリンを給油すると、1本150円(2本まで)で購入することができる。私がリアのマットに挿している旗もこのホクレンの奴だ。傷んだ旗を2本拾って、いいとこ取りして1本の旗にした。バイクの人からどうやって手に入れたのか聞かれたこともある。

そう、自転車だと給油しないため、旗を手に入れることはできない。ひょっとしたら、頼めば売ってもらえるのかもしれない。何本も旗を挿している自転車を見掛けたこともある。

道路から見た風景

美瑛の付近は丘陵地帯で、波打つ畑のようすを眺めることができる。場所によってはパッチワークのような継ぎ接ぎだらけの畑を見ることもできる。

牧場の看板

なかなか味のある看板だったため、つい立ち止まって写してしまった。

丘一面をお花畑にしてある。色とりどりの花を植えて、観光客を呼び込んでいる。写真だけ写してすぐに出発した。

深山峠の展望スポット

まだマイナーなところらしく、観光客は誰一人として来なかった。おかげで自転車を立てて記念撮影することができた。

青空が広がっていたら、畑と十勝連峰を望むことができてかなりキレイだろう。

上富良野市街地手前で雨に降られたため、飲食店に逃げ込んだ。
入り口の庇のところに自転車を停めて雨宿りをしていたのだが、居心地が悪いため、小降りになった時に出発すると、間もなく土砂降りの雨となった。

今度はJAの建物に逃げ込んだ。ちょうど自転車を停められるスペースがあった。なんなんだ?この場所は。

外は土砂降りの雨。信号待ちの時にかなり濡れてしまった。

上富良野で雨をやり過ごすと、次第に青空が広がってきた。
ようやくまともに走ることができる。

これだけ降ったり止んだりすると、調子が狂ってしまうなあ。

たまたま見つけた足湯に入る。銀泉閣ほどのいい湯ではない。温くて全然入った気がしない。

足がキレイになっただけでもヨシとしようか。

中富良野のショッピングセンターで食料を購入する。

始め薬局で買い物をして袋なしでと言うと、ご丁寧に全ての商品にテープを付けてくれた。明日の登山に持ってゆく行動食として買ったものだが、不要なテープは外しておく。ああ、なんだか凄くバカバカしい。袋要らないというと、もれなくテープが付いてくる。こういう時はマイバッグに入れて貰えばいいのか?

からあげ弁当、パン、チキンラーメンなど

店の外に設置してあったベンチに座ってゆっくり昼食をとることができた。やはり、広い軒下があって、ベンチが置いてある店がいい。

その後、富良野市街を抜けて、キャンプ場入り口の山部までやって来た。南に下ってくると、まだ路面が濡れていた。

ここからキャンプ場までおよそ3km、緩やかな上りとなるため、ここで休んでおこう。

クソ暑い時はガリガリ君を食べるに限る。アイスを食べると、それまで火照っていた体が冷やされて楽になった。

最後の難関、キャンプ場までのおよそ3kmの上り坂。一日の終わりで上り坂が出てくると、かなり堪える。

最後の力を振り絞って、芦別岳の登山口にあるキャンプ場に到着。早速テントを張って体を休める。

雨が上がったばかりのようすで、まだ地面は濡れていた。

雨天走行したあとは自転車がドロドロになるため、ペットボトルの水を掛けて洗車する。
水を掛けつつウエスで拭くとかなりキレイになる。

チェーンの洗浄はしない。(できない)雨天走行後にチェーンオイルを差すだけ。

日没間際になったら、青空が覗くようになってきた。

ようやく晴れてきたぞ!明日は早起きして芦別岳に登る予定だ。

 

さっきからマウスの調子が悪くてカーソルが暴走する。湿気ると決まってこの症状がでる。本来マウスは湿気が多いところで使わないものだからな。これは仕方がないか。明日湿気が飛んだら回復してくれることだろう。

さっきから、無駄に物音を立てるやつがいる。遅い時間にやって来て仲間と話しながらテント立てている。時間管理できない野郎どもめ。無料キャンプ場だと、こういうやつが必ず湧いてくる。

 

さあて、耳栓をしてさっさと寝るか。

 

おわり