こんにちは。からあげです。
今日は朝から天気が良くておっさんはすっかりご機嫌になった。先日の大雨は嘘のように真っ青な青空が広がっている。朝は寒いくらいだが、自転車を漕ぐと丁度よい。そんな自転車に最適の気温だ。
今日は4時に目が覚めた。北海道は日の出がやけに早くて3時を過ぎると明るくなってくる。一度洗濯して二度寝したが、どうにも寝られないので起きることにした。
オッチャンと話していたり、いろいろ準備をしていたため、7時の出発となった。いったい3時間も何をしていたのだろうか?
まずは洞爺湖を一周することにした。湖畔道路を反時計回りに走る。東側の道路は狭かったが、北側になると道幅が広がり快適になった。早朝のため交通量が少なく小鳥のさえずりを聞きながら走る。
赤パンツを付けると通常の3倍のスピードで走れるということだが、ちっとも速く走れない。おっさんも歳をとったようだな。
PCTで履いていたパンツだが、まだまだ大丈夫だ。ユニクロのパンツは化物か?
田植えが済んだばかりの水田に青空が映る。気持ちいい〜。
小島に飛び石で渡れるようになっていた。
面倒臭かったので行かなかったけど。
おや?オッチャンが白鳥に餌をやっているぞ!行ってみよう。
白鳥はパンを貰ってモリモリ食べていた。出勤前に癒やしを求めてエサやりをしているのか?よく懐いている。
私が近づいても逃げずに近寄ってくる。お前さっき食パンモリモリ食べていただろ?どんだけ食うんだよ?
それにしてもキレイな白だこと。
ツーリングマップルには湖に落下注意と記載されている。
どんだけスピード出すんだよ?こういう道はゆっくり走るもんだ!こちらは旧道のため交通量が少なく非常に静か。自転車向きの道と言える。
洞爺湖をバックに記念撮影。おっさんは邪魔だからなし。
遠くに羊蹄山が見える。
羊蹄山を写す。良い山だ!心なしか残雪が少なく見える。
今年の5月は暑かったようで、それで雪解けが進んだみたい。
温泉街の前の桟橋からは遊覧船が出ている。
周囲は中国人だらけで非常に賑やか。中国語が日本語のように聞こえてくる。
ニイハオ、シェイシェイ。
これで私も中国語はマスターしたな。
ウロウロして見つけた足湯に浸かる。
洞龍の湯。写真に写っているのは中国人。
いやあ、本当に中国人様様だね。
洞龍君?知らんけど。撫でられて頭と鼻がツルツル。
天気も良いし、腹が空いたから、昼飯にするか。
ベアキャニスターをオープン!
これが私のフロントバッグだ。クマがイジっても壊れない。
カレーうどんを食べる。ツルツル。あっ、汁が飛んだ!
お腹が膨れたら、眠たくなってきたので、ちょっとだけ昼寝する。なんにもPCTの時と変わっていない。
もちろんソーラーパネルで充電しておく。バッテリーとスマホがフルになった。
洞爺湖を一周するつもりだったが、面倒くさくなったので、あと僅かを残しショートカットする。同じ道を走れるかって!
洞爺湖からはトンネル2本を抜けて海岸沿いの国道37号線に出る。下りであっという間に抜けることができた。歩道は広くて快適だった。
豊浦周辺のトンネルが続くところが、歩道なしや狭くてストレスが溜まった。後ろを見て大型が来ないときにフルスピードでトンネルを抜ける。上りで非常に辛かった。
今日は幻の秘境駅を探す探検に出かける。
場所は礼文華トンネルの西出口付近から入るということしか分かっていない。
どこにも標識の類は見当たらない。
舗装路はすぐに未舗装となる。そのまま降りてゆく。
未舗装路を200mほど進むとチェーンで封鎖されていた。
なになに、危険なので通行を禁止します。だと?
おお確かに周囲は怪しい雰囲気がするな。何が潜んでいてもおかしくはない。ここは気を引き締めてゆくことにしよう。
ゲートのところに自転車を停めて準備する。
探検に欠かせないアイテムはベアスプレーだ。濃縮された激辛トウガラシエキスでクマを撃退する。もの凄い効き目らしい。
これさえあれば、クマが突進してこようとも恐れることはない。
途中クマの糞が落ちていたので、鈴は付けて行った方が良い。
出会い頭に遭遇したら、攻撃してくる恐れがある。
ゲートの脇から右下に向かって踏み跡が続いている。
ふむ、草刈りをしてあるようだな。先遣隊がやってくれたらしい。
踏み跡はしっかり付いているが、しっかり周囲を見て歩くんだ。
所々にピンクテープが付けられている。
踏み跡は沢沿いに続いていて、何箇所か渡渉を行う。
石や丸太が渡してあって濡れずに渡れる。
一応歩きやすい靴のほうがいい。ハイヒールや厚底ブーツは止めておいた方がいい。マムシも出るようなので、ゴム長靴がベターだな。
変電所の残骸が見えたら、駅は近い。気を抜くなよ!
危険はどこに潜んでいるか分からない。気を引き締めて歩く。
歩いて約20分、秘境駅の「こぼろ」に到着したぞ!
ぜーぜー、はーはー。なかなかハードな道だったな。
名前の通りボロい駅で周囲に何もないが、鉄道ファンは泣いて喜ぶ駅なんだそう。
本当に何にもない駅で、バイオトイレがあるだけ。待合室もない。道は先に続いているが、面倒くさいので引き返す。
もう駅は見たので気が済んだ。引き返そうか。
ハードな探検を終えたあとは長万部に向かって爆走する。
オービスがあるからスピードを控えめにするか。
海岸に沿って延びる直線道路を馬鹿みたいに漕いで長万部の町までやって来た。途中で会った兄さんの話によると、かにめしが有名らしい。そういえば、カレーうどんを食べてから、カロリーメイトした食べていない。
かにめし屋に到着!ええと、名前はなんだったっけ?
あとで書いておくことにしよう。
おっさんはかにめしを手に入れた!美味しそうな臭いが漂ってくるぞ。さあ食べよう。
別室の特別室で食べることができる。本物のシートにモニターには運転席からの映像が流されている。電車でGOをしながらかにめしを食べられる。
振動が加われば凄いリアルだっただろう。あいにくしっかりした作りの建物でまったく揺れず。
かにめしを食べる。値段はそれなりだったが、ブログのネタになると思って奮発した。夢中で食べる。
マニア垂涎の網棚
防犯カメラが睨みを利かしている。
私は全く興味がないから価値が分からない。しかし、雰囲気はいい。
かにめしを食べてひとまずお腹が落ち着いたので、長万部の駅までやってきた。ローカル色がプンプン漂っている。懐かしい雰囲気のする駅。
さすがにね。いい年した大人が顔を出して記念撮影はできないよな。
雰囲気のある赤いポストが設置されていた。普通の角型とはちょっと違う。いやいや、私はポストマニアではない。
駅で水を汲んで、お店で食料を補給する。今日は野菜を少し買った。いつも乾物ばかりで嫌になってきた。少し変化が欲しい。
その後、30分くらい走ったところで見つけた空き地でテントを設営した。ちょうど死角になっていて人目がない。
日が長いので、野宿の場所探しが難しいが、経験値を積んだので、簡単に見つかった。長年の勘というやつ。
明るいうちに食事を済ますのは基本。電気を節約すると同時にさっさと眠って明日への活力を回復させる。
今回履いてきたトレランシューズもどき。Amazonで3000円で購入した。空き地に入るときにちょいと引っ掛けて破ってしまった。
なんかよう分からんが、突起物に引っ掛けてしまったようす。怪我がなくて何よりだ。
傷んだら即修理するのが基本。だったら破るなよ、というツッコミは受け付けない。
瞬間接着剤と補修シートで修理した。どちらも100均。瞬間接着剤は危険物となり、飛行機の持ち込めないので、海外では使えない。
トレランポールをスタンド代わりにして自立させる。
若干長めだが、なんとかなる。
今日は洞爺湖から長万部過ぎまで約95km走った。休み休み走って余力を残して楽しみながら走った。あまり距離を伸ばそうと躍起になるのは、PCTの二の舞になるのでやめることにした。ゆっくり走って適当にブログ更新するくらいがちょうどいい。
さあて寝ようか。
おわり
コメント
隊長こんばんは!
お尻痛くないのですか?
昔、昔、ランドナーに乗っていた時に楽しくてしようがなかったのですが、決まってお尻がジンジンしてました
事故やケガに気を付けて北の大地を巡って下さい。
ケツはあまり痛くなりませんね。ちょくちょく寄り道して休憩しているためかもしれません。自転車が体にフィットしていることもあると思います。
安全第一で遊びまくります。
>オービスがあるからスピードを控えめにするか。
一瞬「は、自転車でもつかまるんだ」と信じてしまいました。やられましたな、これは(笑)
何か今回の旅はいつもよりノリ良く楽しそうですね。
分かりませんよ、自転車でも作動するかもしれません。
ロードバイクなら条件が良ければ、車顔負けのかなりのスピードが出ますよ。
もしどこかで隊長と会った場合、どんな風に声をかけたらよろしいですか?
別に普通に声を掛けてくれたらいいですよ。遠慮なく。
ジロジロ見るだけは気味悪いですから。
隊長、お疲れ様です。
今回のカニ飯屋は私が高いから躊躇し思い留まり毎回、少し先のラーメン屋さんで食べてました。昔ながらの美味しい食堂です。
いつか食べようと思ってたら隊長に先超されましたw
今回のスクーター旅はまずあのカニ飯屋が目標になりました。
ブロガーなんで経費で落とせるものですから。
とは言ってもそんなに稼いではいません。
別にそれほど美味い弁当ではありませんよ。その時の好きな物を食べるのが一番です。