緑濃くなってゆく大地

こんにちは。からあげです。

 

ここ最近、なんだか無性に眠たいと思ったら、夜中に通る貨物列車に起こされて寝不足になっていた。ロードトレインの爆音には慣れてしまったが、貨物列車の音はさらに上をゆく。振動と音が混じりあって、耳栓をしていても嫌でも目が覚める。Cloncurryを出てからほぼハイウェイと平行に線路が延びていて、何度か線路脇で眠ったのだった。

なかなか快適だったPentlandの無料キャンプ場。昨晩は私だけの貸し切りだった。テントで泊まる者は、トイレは200mほどのところにある公衆トイレを使うことになるため、かなり面倒臭い。

今朝は3時起きして4時半すぎに出発した。近所の犬に吠えられずに静かに町を後にすることができた。

夜が明けるまでは風はほとんど吹かず、夜間走行日和となった。交通量はほとんどなく快適そのもの。

明るくなったころ、Campaspe River RAに到着!
キャンピングカー一台だけ泊まっていた。東海岸が近くなってからはキャンプスポットが多くてキャンパーが分散されているようす。

夜明け前までに距離を稼ぐことができて一安心。
昨日、ゆっくりしたはずなのに、なぜか体が重たい。これまでの疲れが噴出してきたのだろうか?

Cairnsまで残り僅かとなった今、体調不良など構っていられない。今は一刻も早く東海岸に出るべき。ゆっくりするのはその後。

久しぶりに山らしい山を見て嬉しくなる。

Homesteadという小さな町に到着!
民家が数軒あるだけの寂しい町。

公衆トイレ裏側にあるウォータータンクの配管の継ぎ手から水がかなり漏れていた。直さずにそのまま放置されているようす。

寂れた町というのはこういうものなのか。一気に町の雰囲気が荒んできた。

トイレ裏側の東屋で休憩。ピクニックテーブルなしにタダの東屋。真ん中に案内板が設置されていた。

全盛期のころのHomestead。今からおよそ100年前のようすらしい。鉄道に変わって車が交通の主流になり町が廃れていってしまったようだ。車が高性能化するにつれて、ますます過疎化が進んだのだろう。

若くして亡くなった人の名前が刻まれていた。
なんと2時間でこの世を去った赤ん坊もいた。

まだ進歩していない医療技術に加えて過酷な環境が多くの人の命を奪っていったのか。内陸部の町では荒廃が進んでいるところもある。

日が昇ってしばらくすると、今日も向かい風が吹き始めた。
サービスタイムは終了!ちっ、けちんぼうめ!

オーストラリア最後の最後まで疲れるわい。

東海岸が近づくにつれて、背丈の高い木が見られるようになってきた。これまでは散水している町の公園の木だけだった。

朝になると夜露が下りてテントが湿っぽくなるのも、湿気が増してきた証拠だろう。そろそろフライシートを付けて寝ないとアカンな。

干し草売ってます!

ハイ、ホシクサアルヨ、カッテクダサイナ。

道路から逸れたところで休憩。人目に付かずゆっくりできる。

ドライバーたちはサイクリストを珍獣扱いしやがるからな。私のような人間嫌いにはぴったりな場所。

長いロードトレインが減って短い普通のトラックが見られるようになってきた。あとはピカピカの車が多くなった。東海岸が近くなってきたということだ。

3つ目のチェックポイント、Balfes Creekに到着!

ロードハウスはすでに閉鎖されていて、民家が2,3軒あるのみの寂しいところ。

走ってばかりで疲れたので、軒下で休憩させてもらう。
元ロードハウスだけあって、日陰がたっぷりある。

ロードハウスの軒下で休んで再び走り始めたのだが、どうも調子が悪い。途中で食べたミックスナッツとピーナッツが悪かったようす。賞味期限が切れていないのに変な味がした。1袋3ドルもしないような安物は食べない方がマシだった。

早めに終了しようと、野宿場所を探していたが、なかなか見つからない。15時を過ぎたころ、おっさんの野宿センサーが強く反応を示す!

脇道に入ってすぐ、道路脇にいい感じのハゲ地を見つける。重機が入ったようで、下草が疎らで平らな部分が多い。

一段下がった木陰のところにテントを設営した。

気がつくと今日、オーストラリアでの走行距離が13,000kmを超えていた。スタート時はおよそ2250km。

よくもまあ、これだけ走ったもんだ!新車で買ってまだ一年経っていないのに。どんだけ自転車乗ってるんだよとツッコミたくなる。暇人は好き放題できるから、こんなことになる。

自転車の調子は今のところ問題なし。Broomeで新替えしたリヤホイールはOK。Darwinで新替えしたペダルも良好。Katherineでチェーンを交換したが、始めチェーンリングとの噛み合わせがイマイチで歯飛びが起きたが、Tennant Creekを出るころからは馴染んで歯飛びすることは少なくなった。ミドルのチェーンリングは摩耗が進んでいて、帰国後にすぐに交換予定。

フロントタイヤのようす

リヤタイヤのようす

ところどころ耐パンク防止帯が見えているところがあるだけで、走行に全く支障なし。ビートの部分から繊維状のものが剥がれてくるので、ときどきハサミで切っている。引っ張っていると、そのうちビートの部分を傷めてしまいそう。

タイヤもこの調子だと大丈夫。東海岸が近くなって水・食料を大量に積む必要がなくなり、自転車に負荷がかからなくなってきた。あとは交通事故に気を付けるだけ。

今のところの一番の問題はテントのファスナーが壊れていること。東海岸に出ると蚊が多くなり、蛇も出てくるようになる。安心して寝ていられないのがツラい。今更新しいテントを買う気は全くなし。この状態でなんとか持ちこたえる。

バリカンでヒゲと髪の毛を刈る。前回はTennant Creekのキャンプ場で泊まった時に刈った。あれから20日とちょっと。意外に時間が掛かったように思う。強い向かい風が吹いていたからな。

今回もこのバリカンを持ってきて良かった。いつでも好きな時にタダで刈れるのがいい。安い割に切れ味はまあまあで耐久性も十分ある。やっぱり身なりを整えないとダメだな。一昨年のアメリカはバリカンなしでひげ剃りは安全カミソリのみ。一週間ヒゲを伸ばすと、もうカミソリで剃れなくなる。髪はボサボサ、ヒゲはボーボー。ホームレスみたいな身なりだった。

今回はかなりマシ。最近はシャワーを頻繁に浴びているし、洗濯もちゃんとしている。それほど一般人と変わりはなし。

晩御飯はラーメンにした。変なナッツを食べて体調不良になったので、簡単なラーメンで済ませた。

さて、明日はCharters Towersに朝早く入って町の中でゆっくりして、夕方町の外に出て泊まることにしよう。町まで残りおよそ25km。2時間もあれば着く。

よし、そろそろ寝るとしようか。今日も疲れた。

走行データ
 
Pentland〜Campaspe River RA〜Homestead〜Balfes Creek〜Charters Towers手前まで
 
走行距離97km、走行時間6h45m、Av14.3km/h、Max33.0km/h
 
ねぐら 空き地
 
おわり
現地レポート
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からあげ隊長の冒険