ひとり反省会を行った日

こんにちは。からあげです。

 

昨日は気分が落ち込み過ぎてブログ更新する気が起きず、翌日になってブログの記事を作成しているところ。

これまで調子良かったホイールが余計な増し締めを行ってバランスを崩してリム割れを起こしてしまった!せっかく自転車屋さんが最適なテンションに調整してくれたというのに。

そんなことを一日考えていたら、気分が滅入る一方で回復の兆しは現れなかった。しかも、あとで気がついたのだが、締め過ぎでリムが割れただけなのだから、同じリムを取り寄せて貰えばリムの交換だけで済んだはず。それなのに、相手はリムの強度不足と勘違いしたようで、36Hのハブに変更してリム・ハブ・スポークまるごとの交換になってしまった。それで約400ドルの出費となった。リムだけなら高くても半額で済んでいただろう。しかも新しい36HのハブはDeoreでグレードは2つ下のもの。少しでも費用を下げるように敢えてグレードダウンしてくれたのだろうが、ここは譲るところではなかった。

余計なことをしてリムをダメにした上に、入手性の悪い36Hのリム、そしてハブの2ランクグレードダウン。すでに注文しているので変更は不可。

自転車屋さんに駆け込んだ当日はかなり混乱していて、全然気が回らなかった。早く自転車を直して走り出したいという焦りが強くて、全然事情の説明や新しいパーツの確認をするのを怠っていた!

ああ、なんてことだ!!

DeoreのハブはXTに比べてシール性も悪いし、耐久性もたぶん落ちる。しかも、ハブを分解・調整する工具が17mmのハブスパナ2本いる。工具の追加で費用がかさみ、荷物が増えることになる。

前輪のパンク修理で発覚した今回のリヤホイールのリム割れ。救いは何もない荒野で自走不能にならなかったこと。Broomeを出ると、再び無補給区間が長くなる。傷んだリムは急速に悪くなって行ったことだろう。気がついて良かった。Broomeの次に自転車屋があるのは、約2800km先のAlice Springsか約1,900km先のDarwin。どちらも傷んだリムで走行するには厳しい距離だった。

大ピンチになることだけは避けられた。ただ、気になるのが以前Geraldtonでスポークの増し締めしたフロントホイール。外観上は異常がないが、ひょっとしたら目に見えないところで何かが起こっているかもしれない。気になることを考え出すと、次から次へと不安要素が出てきてどうにも落ち着かなくなるのだった。

自分のバカ!

今朝は4時半に起床。昨晩は遅くまで人通りがあって落ち着かない夜を過ごした。もうこんなところ嫌。さっさと荷物をまとめて出発する。もちろん朝食は食べてから。

早朝のCable Beachにやってきた。人は少なくて閑散としている。冷たい空気が気持ちいい。

ワニとクラゲの注意看板

クラゲは猛毒を持っているらしい。

干潮を迎えるCable Beach。残った海水が鏡のようになっている。

朝日が遠浅の砂浜に反射してキレイ。

恐竜の足跡が残されているという岩場。時間をかけて探してみたが全く見当たらず。難易度の高い宝探しだった。

Broome市街地は段差が多くて自転車で走りにくい。
町外れまで出ると、段差がなくなり路肩が広くなって走りやすくなる。

日の出を堪能したあと、町のスーパーマーケットまでやってきた。何かを食べて元気をだそう。

ポテトチップスとコーヒー牛乳

今日から野宿は止め。Broomeは人が多く海岸付近は人だらけ。
自転車が悪い状態で町外れまで出る気にもなれない。また謎のトゲ植物の餌食になるかもしれない。

ということでキャンプ場にやってきた。
一軒目は断られて、こちらに行けと言われた。おそらく満杯に近い状態だったため。

木陰が多くこちらの方が快適のような気がする。

中に入ってビックリ。何か生活感が濃厚に漂う。ここは難民キャンプか?

どう見ても、長期間ここで滞在しているように思える。遮光とプライバシー確保のために、シートが多用されている。

生活感溢れるテント村

他に行くあてもないし、ここでまあいいか。そう思ってここで泊まることにした。

充電コーナー

元の電源コードがどれか分からない状態。一昨年、アメリカでこの光景をよく見た。

管理人がまだ寝ていて受付を済ませられなかったが、場所取りのために受付前にテントを張っておいた。周辺にいたフレンドリーな青年たちにここが空いていると教えて貰った。オーストラリアのキャンプ場で快適に過ごすには、できるだけ日陰でテントを張ること。遮光ネットの付いたフェンスにピッタリ沿わしてテントを設営した。

シャワーを浴びたあとで洗濯を行う。
ちょうど大型の流しがあったので、手洗いで洗濯した。

洗濯物干し場は非常に混沌とした状態だった。ここに干しておいたら、どこかに行ってしまいそう。ということで、テントの上にロープを張って干した。

やることを済ませたあとは、自転車に荷物を詰め込んでBroome観光に繰り出す。

木陰がたくさんある公園にやってきた。

公園の前はマングローブが生い茂る海岸となっていた。

くちばしの長い鳥が地面を突いて虫をとって食べていた。

昼飯を食べてゆっくりしているうちに、潮が満ちて海岸が海水で洗うようになった。マングローブの影に隠れてテントを張ろうと思っていたところだった。

荷物をまとめてそろそろ出て行こうか思っていたところ、アボリジニーにタバコはないか?と話しかけられる。ないと言って手を振ると、勘違いしたおじさんが近づいてきた。今度はハッキリないと答えると、今度はお金をくれと言われる。気分が落ち込んでいたことだし、無視を決め込もうかと思ったが、財布に小銭がいくつか入っていたので、2ドル硬貨を2枚あげた。すると、機嫌を良くしたおじさんからあれこれ聞かれて会話が続いたのだった。特に珍しくもない光景。彼らはタバコを買っても、あればあるだけ吸ってしまうのか、いつもタバコをくれとせがんで来る。シツコイ奴からあっさりとした奴までいろいろ。

気分転換に町外れの競馬場までやってきた。今日は年数回ある競馬の開催日。入り口付近には車がずらりと並んでいる。

場内は多くの人で賑わっている。

なんかのイベントが開催されていて盛り上がっていた。

競馬場のようす

レースの間隔が長め。いつになったら走るのか?

いよいよレース開始!しかし場内は全然盛り上がらず。
ショッピングセンターの片隅で歌っている売れない歌手のような感じ。

オーストラリア人は大柄が多いためか、女性が騎手をつとめていた。ひょっとしたら男もいたかもしれないが、見た感じすべて女性。

この騎手、レースで勝ったというのに、全然喜ばない。

トラクターで移動させるスターティングゲート。

ATMの機械に並ぶ人たち。

みんな酒を飲んだりタバコを吸ったりして話をしているだけ。
私はこっそり持ち込んだ水を飲んでいた。レースは全然盛り上がらないし、この場にいても全然楽しくない。何がいいのだろう?ということで、1時間もしないうちに出てゆくことになった。入場料15ドルも払ったというのに。

おそらくこの競馬場は地元Broomeの人たちの社交の場。みんなおめかししていた。

夕暮れ時、再びCable Beachまでやって来た。観光客っぽい人たちで賑わっている。

砂浜に自転車で乗り入れる。湿った砂は締まっていて走りやすい。

リヤホイールのリムが割れたディスクトラッカー。自転車を見る度に苦しくなってくる。

夕日とディスクトラッカー。

評判通り、Cable Beachの夕日はキレイだった。手をつなぐ孫と爺さん。これから仲良く一緒に海水浴。

海水が浮いた砂浜に夕日が映って非常にキレイ。

キャンプ場に戻って来たのは8時前。
全然気力が回復せず。まだ数日の休息が必要なようす。

走行データ
Broome観光
走行距離???走行時間???
日差しを浴びてサイコンの表示が狂う。
ねぐら キャンプ場