野宿の定番、橋の下で泊まる

こんにちは。からあげです。

今回のオーストラリアツーリングで、これまで何度か橋の下で泊まってきてはいるが、強い日差しを避けるために橋の下で泊まることにした今回が初めて。
これまでは雨を避けるためにやむなく泊まった。

昨日の記事でも書いたように、ここ最近日中の日差しが強まり、外に出て直射日光に当たっていると、体が焼けるように暑くて身の危険を感じるようになってきた。バンダナの上からヘルメットをかぶり、Tシャツなしの薄手の長袖シャツ一枚とハーフパンツという格好で走っているものの、強い日差しを受け続けて走るのは消耗する。ここら辺は緯度が低くくて熱帯気候に属する場所らしくて、冬は寒く夏は暑いという季節感はなく、冬の乾季と夏の雨季というだけの大雑把な気候。
そろそろ乾季の終わりを迎えたようで、太陽の日差しが強さを増している。
早くマイルドな東海岸に逃げなければならない!

ここBeside Eastern Creekに架かる橋の下は、強い日差しが当たらず非常に快適。風の通りが多少悪いものの、日が当たらないのでテント内で過ごすことができる。水辺には蚊がいるも、テントの出入り口をポンチョタープで塞げば問題なし。生地の厚い自転車カバーより、生地が薄手のポンチョタープだとしっかり密着して隙間がなくなる。蚊が多いと思われる東海岸でも、この方法で快適に野宿することができるだろう。

今日は2時前にテントを張ってしばらく昼寝して、日が沈む前に晩飯を済ませてテントに引きこもった。蚊の襲来に備えてのこと。ロードトレインが通ると、橋がガタガタ揺れて大きな音がするが、夜間になると交通量がほとんどなくなると思われるので、耳栓をしていれば快適に眠ることができるだろう。

明日はゆっくり目に出発してJulia Creekの町でゆっくりしたのち、夕方町の外まで出て適当な場所で野宿する。町外れにRVパークがあるが、なぜかテント禁止。
さて、そろそろ寝るとしよう。

いつもの夜明け

日の出を迎える。今日も暑い一日が始まる。

ロードトレイン今日もゆく。

日が昇ってしばらくすると、太陽は凶暴さを増してくる。
涼しいうちに距離を稼ぐのがポイント♪

おや、ロードトレインの長さが短くなったな。

クリークに架かる橋をゆく。
路肩が狭くて気を遣う。

クリーク内にもフェンスあり。
野宿者に対して鉄壁の防御を誇る丈夫なフェンス。

こんなところでやらねーよ、野宿!

良好な休憩スポット。

漏れのない完全な日陰は貴重。

カバンから荷物を出そうとすると、アラ不思議♪バックルが外れているではないか!よく見ると割れて外れていたのだった。

ラッキー、ブログのネタがまた増えた!

こういうこともあろうかと、予備のプラスティックバックル1個持ってきてある。

メスは大丈夫だが、オスは壊れやすい。人間でも同じだな。

完全防水のバッグとしてサイクリストに人気のあるオルトリーブだが、バックルの位置が奥にあって操作しづらいのが気に食わない。帰国後直ちに手直しするつもり。

荒野の道をゆく

ちょうど疲れたころ、タイミング良くOorindi RAに到着!

誰もいなくて落ち着ける。
柵がしてあって、東屋の近くまで車を乗り入れできないのがいい。

ここでテント張ってくださいと言わんばかりの空間。

リアに付けている反射材付きマグネットシート。後ろから見えやすいようにしっかり留めておく。

これまでは旗竿に当てているだけだった。

貴重なダブルクリップを使ってだいたい90度に曲げておく。

これでヨシ。荷物の積み下ろしの際にロープを解く必要がない。

おっさんは面倒くさがりなのだよ!

バカみたいに強い風が吹く。遮蔽物のない荒野の真っ只中は風から逃げられない。

強風は横風だったが、次第に向きを変えてなんと追い風気味になってくれた。思わぬご褒美にうっさんウキウキ。

休めるうちにしっかり休んでおけ。荒野の鉄則。

サイコンを見て乗ると頭がおかしくなりそうになる。
テープで封印してから走りが楽になった。

バンダナを水で濡らすとかなり涼しくなる。
水を多めに持って置いて良かった♪

衰えることなく吹き続ける強風。
追い風気味だから、まあいいっか♪

お昼を過ぎて14時前ころ、Beside Eastern Creekに辿り着いた。
準レストエリアと言った感じのところ。対岸にはキャンピングカー1台が泊まっている。

むむむ、おっさんの野宿センサーがやけに反応するな。

何か臭う。行ってみるか。

踏み跡を辿りながら、吸い込まれるように橋の下までやって来た。

橋の強度は十分。ロードトレインが通っても、ポロポロとコンクリのカスが落ちてこない。

変な成分が出ているが、これは見なかったことにしよう。

橋の下にテントを設営。
凸凹のあるコンクリートで傾斜があるが、そんなもん気にしない。

橋が強い日差しを遮ってくれて非常に快適。
時々通る車が煩いが耳栓をしていれば問題なし。

おっさんのおやつタイム♪

こんな早い時間からゆっくりでくるとはな。

早めに晩飯を済ませておく。ここは水辺。蚊が大挙して押し寄せてくるやもしれぬ。

チッ、またかよ!袋を開けようとしたら、変な風に破れてカスが周囲に飛び散った。

こういうの地味にストレスになる。

いつもと変わらぬラーメンの完成。

生地が薄いポンチョタープだと密着して隙間がなくなる。
我ながらいいもん作ったもんだ。いつもの自画自賛。気にしないでくれ。

こうして快適な橋の下で日が暮れた。

走行データ
 
Cloncurry過ぎ〜Julia Creek手前まで
 
走行距離103km、走行時間6h20m、Av16.1km/h、Max22.7km/h
 
ねぐら 橋の下
 
おわり