こんにちは。からあげです。
最近、雨がやたらに多くて嫌になる。少し前、雨が降らない日(晴れではなく曇りばかり)が続いたと思ったら、逆戻りして再び雨の毎日が続くようになった。
こうも雨が多いと気分まで湿ってくる。どうにかならないものか?いや、天気はどうにもならない。ただ、心の持ちようは変えることができる。
昨日、セコマでブログ更新したあと、自転車を停めた駐車場に戻る。昼間は観光客の車でいっぱいだったが、夜の8時を回るとガラガラになっていた。盆休みということで、雨だというのに温泉街にやって来る。そう、ホテルに泊まって温泉に入るなどしてゆっくりする分には雨でも全然構わない。却って静かで落ち着けるのではないだろうか?
私にも選択肢はあるが、どこで野宿するか、というような貧乏くさいものだけだ。
駐車場の片隅でシートを敷いて横になる。テントを張るより、こちらの方が安全なこともある。通りすがりの人は、ああ、ホームレスのような旅行者が野宿しているな、と思うだけ。逆にテントを張っていると、住人の正体が分からずに不気味に思えてしまう。その結果、警察に通報されてしまう。非常に面倒くさい。
寝込みを襲われて、金品を奪われる恐れもあるが、無防備な人間を襲う卑怯者はいないと思いたい。
枕元には北海道ツーリング中であることをアピールするために、ツーリングマップルを置いておく。
日本一周中のサイクリストなどが、デカデカと日本一周中と書かれた看板を身近に置いておくことがあるが、あれと多分同じだ。
今朝は5時前に起きた。
外から聞こえる雨音から、相当な雨が降っていることが分かった。昨日、早く休みたい誘惑に負けてキャンプ場に泊まることを選択していたら、今頃戦意を喪失してテントに引きこもっていたことだろう。
野宿場所は臨機応変に。
駐車場からセコマに移動して、イートインコーナーで朝食を食べる。今日は豪華、カップラーメンとカップ焼きそばの2本立てだ!
カップラーメンのボリュームを増やすために、もやしをトッピングする。うむ、なかなか健康的なメニューだな。
カップラーメンの次はカップ焼きそばだ!
ボリュームが多くて、おっさんはご機嫌だ!
ただ、青のりが入っていなかったのには失望させられたな。
マルちゃん頼むよ!
腹が膨れたところで、自転車に跨がり、雨の中を出発する。
雨の多さを見て、駐車場を出た時にすでにカッパの上下を着ていた。
本日の目的地は、旭川21世紀の森のタルハウスだ!困った時のタルハウス。天気予報では明日までかなりの雨が続くとなっていた。数日間となると、駐車場に留まる気も失せた。
ここは寛げるタルハウスに避難して体力を回復させておいた方がいい。登山のチャンスは近いうちに必ずやって来る。今は焦らずに待つだけだ。
それにしても雨が凄くて30分も走らないうちにカッパが浸水してきた。ちょうどその時、サイクリングロードを発見した。
標識によると、層雲峡から旭川まで繋がっているらしい。国道273号線は道幅が広くて走りやすいし、まだ早朝のため交通量も少ないのだが、サイクリングロードの調査も兼ねて走ってみることにした。
北海道らしい熊出没注意の標識あり。
東川町市街地にやって来た。こんなに雨が降っていては休むこともままならない。どこかいいとこはないかな?
ちょうどその時、パークゴルフ場の片隅に東屋を発見した!
雨のため、お年寄りの姿は全くなし。東屋の下に自転車を引き入れてゆっくり休む。
東屋は自転車乗りのオアシスだ!雨の日は本当にそう感じる。
愛別町から道道140号線に入り、まずは当麻を目指す。
橋の上から増水した石狩川が見えた。
橋を渡ったところで、休憩スペース付きのトイレを発見した。
いやあ、本当にありがたい。すでにカッパは防水の役目を果たしておらず、全身ずぶ濡れとなっている。カッパを着るのは、ただ保温目的のため。
道道140号線は意外に交通量がある。中でも観光バスが目立った。おそらく雨でも大丈夫な旭山動物園に向かうのだろう。旭川と言えば、動物園とラーメンだ。(本当かどうか定かではない。)
当麻の街でスーパーに寄り食料を手に入れる。
このスーパー、なんと全然庇がない。駐輪場は雨ざらしのスペースで、とてもではないが荷物を出し入れすることができない。
少し戻ってセコマで買い物をするか?セコマならちょっとだけ庇が出ているぞ。
ノーノー、そんなことしなくていい。カバンを外して店内に持ち込めばいいじゃないか!
オルトリーブのバッグは完全防水であるとともに、簡単に着脱できることが売り。サイドバッグとベアキャニスターを外して店内に持ち込んだ。
銀チョコをパンを買ってみた。
子供の頃、なかなか食べさせて貰えなかった、チョコレートでコーティングされたパン。数えるほどしか買ってもらった記憶がない。今、子供の頃の願望を叶える。
それはそうと、今年の北海道は天候不順で葉物野菜が高騰している。白菜1/8が100円もした。一玉だといくらになるのだろうか?
卵が安売りしていたため、買ってしまった。ベアキャニスターに入れれば大丈夫だろうと思った。わざわざ卵ケースを買う必要はない。あるもので対処する。去年のPCTで学んだことを忘れかけていた。
ものは試しだ。やってみよう。割れてしまったら、まとめて卵焼きにでもして食べたら良かろう。
ベアキャニスターは座りを良くするために、自転車カバーを下敷きにしている。これがクッションとなっていい仕事してくれるだろう。自転車カバーにこんな使い方があったとは驚きだ。
当麻からは山道を通って近道をする。
地図で見ると、近いように見えた。多少のアップダウンなど、タルハウスでゴロゴロできることを思うと屁でもない。
とか言いつつ、ヒイヒイ言いながら上っていった。
途中、廃校になった中学校に寄って雨宿りをする。ちょうど自転車置き場があった。
廃校は現在、木の加工場になっているようで、薪やら木工細工があちこちに置かれていた。
それはそうと、先日交換したMKSのこのペダル。RMXというやつで、普段使いやツーリング用途に向いてるそうな。始めはベアリングの回りが悪かったが、走っている間に馴染んだようで、弾くとクルクルと回ってくれる。
踏む面が広くて滑りにくい。雨の日の今日も全く滑らず。グリップ力のあるトレランシューズだからかもしれないが、ペダルのグリップ力もそう悪くはなさそうだ。
リヤホイールに続いてペダルの違和感も取れてしまったぞ!あとは走って走って走りまくるのみ。いやあ、自分にピッタリのペダルを見つけられて大満足だ。
また今度、詳しいインプレのアップするから楽しみにしていて欲しい。
21世紀の森まであと5km。懐かしい景色が広がっているなあ。前回来たのいつだったっけ?
21世紀の森が近づくと、周囲には黄色の花が咲いていた。
ひまわりほど花は大きくないが、なかなか色鮮やかだ。
北海道の道路脇でよく見かける花。
黄色い花びらが垂れているのが特徴。
残り2kmくらいからの坂を上ってようやくタルハウスにやってきたぞ!
いやっほー、これで雨に濡れずに済むぞ!こんな雨の中でテントを張っていられるか!こうも雨続きではテントを張る気さえ起きないわ。
再びやって来たタルハウス。場所は前回と同じシラカバにした。
こんな雨のなか、私の他に泊まり客がいるという。非常にビックリ。ドアを開けると、ぷぅ〜んと醤油の匂いがした。
早速、タルハウス内に荷物を運び入れて中で寛ぐ。
雨で全身ずぶ濡れとなっているが、体はそれほど消耗していない。上士幌で無駄に長く滞在しているうちに回復してくれたようだ。
ベアキャニスターの中から卵を取り出す。
注意深くチェックしてみると、どこも割れていなくて無事だった!
これでタンパク質は頂きだ!
このあとすぐさま温泉に入りに行き、戻ってから遅めの昼食を食べた。
日が暮れる前に電灯を点けた。すると温かい光に包まれた。
さあて、ようやく雨の日地獄から脱出できたな。ここタルハウスで天気の回復を待って登山に向かう。北海道の旅も終盤になり、やり残したことをやっておきたい。もう北海道を出るまでのルートのイメージがなんとなく出来上がった。あとは走るだけだ。
さあて、今日はもうゆっくりしよう。明日は寝たいだけ寝る。
おわり
コメント
敦賀までフェリーで行ってきました。
途中の新潟港で甲板の上から下船風景を見物、
最初にチャリダーが自転車を押して一列になって下船、まるでアリさんの行列のようで面白かったです。
十数名の中には女性や外国人も数名おりましたが、皆さん若い方ばかりでした。
隊長もライダーや車中泊の人の中では若い方でしょうが、チャリダーの中では前期高齢者では?
私は、キャンプ場や山小屋ではジジ・ババと話しをするより、若い人たちと話しをする方が楽しいです。
隊長もそうでは?
台風が近づいてます。
気を付けて旅を楽しんで下さい。
どうもありがとうございます。
そうですね、自転車乗りは定年退職した高齢者か10代20代の若者が多いですね。
年寄りより若者と話した方が刺激があって面白いです。私もまだまだ若者に負けてはいられません。
同年代とはまず会うことはありませんね。いたとしても直ぐに去ってゆくから、話す機会がありません。まあ仕方がないことですね。
楽古やカムイなどの山小屋も良いが、やっぱりタル最高だな~ww
私も来年は、タルハウス、21世紀、春光台の3ヶ所で、3ヶ月位滞在するかな?(笑)
暑い時は、裏旭に1週間位避暑に行くか?
まだ、北東北に居そうだけど、年末までには那覇まで行くのかな?
私の宣伝効果でタルハウスが大人気になったらどうしましょ?
えっ、なんで那覇なんですか?行くとは言ってませんよ。