こんにちは。からあげです。
関東甲信越は早くも梅雨明けだって?羨ましい。
梅雨がないと言われている北海道だが、毎日のように雨が降ったり止んだりの天気が続いている。もう気分は最悪。何もする気が起きない。テントの中はジメジメと湿気が酷いし、外に出ると蚊の大群に囲まれてボロボロに刺される。
なぜ、今年はこのキャンプ場にバイクや自転車乗りが近づかないか分かった。来たとしても、鬱陶しさに耐えられずに出ていってしまうのだ!
現在、キャンプ場にいるのは、タケノコ採りの夫婦(今朝初めて顔を合わせて知った)と千葉から来たという兄ちゃんと私の4人だけ。いずれ私も出てゆくのだが、こうも雨が多いと走る気にならない。
昨夜から降り出した雨は朝には上がってくれた。周囲は靄に包まれてジメッと湿気に濡れている。洗濯をしたくてもする機会がなく、ずっと汚れたままの服を着続けていた。
バイクの兄さんと会話した時、「もう3日も風呂に入っていないんですよ!」と非常に不快そうに言っていたが、私はというと函館以前の水無海浜温泉に入ったきりとなっている。そうでなくても自転車を漕いで汗をかいている私は、そんなことを彼に言うことは出来やしない。普通の自転車乗りまでも汚いと勘違いされては困る。
濡れタオルで体を拭いて下着だけ着替えると、非常にサッパリして気持ち良くなったのだった。
炊事場の柱にロープを張って洗濯物を干す。
こうも降ったり止んだりの天気だと、屋根の下に干すしかない。
テントの中で干したら、より一層湿気て不快指数MAXになってしまうことだろう。利用客がほとんどいないから、誰の邪魔にもならない。明日は一日曇りの予報だから、夕方までにはなんとか着れるまでには乾いてくれるだろう。
雨の合間を縫って外に出かけることにした。
まずやって来たのは、すぐ近くの体育館だ。ここにはシャワーがあって、利用者に限り使用することができる。
ふむふむ。体育館の利用料は100円か。いちいち川に水浴びにゆくのも面倒くさいし、温泉は遠いし微妙に高いし、ここでシャワーを浴びるとするか。
この体育館のシステムは面白くて、外履きの靴は靴箱に入れるか、ブルーシートの上に置くかの2択となっている。
いちいち靴箱に入れたり出したりするのは面倒だ。これなら一度に大勢来ても混雑することはないだろう。
非常に良いシステムだ。
こういう待ち時間は地味にストレスに感じることがある。普段から自分中心の生活をしているため、おっさんは手に負えないくらいにワガママ。待つのを非常に嫌う。行列に並んでラーメンを食べるのはもっての外。
スイスイーっと自転車を走らせてやって来たのは、JR倶知安(くっちゃん)駅。つい脳内リピートしてしまう面白い地名だ。一度来たら絶対忘れない地名。それが倶知安。
大きな雪だるまの看板が設置されている。
んゃちっく??
駅前の駅のホームに設置されている看板があったので、自転車を置いて記念撮影する。右から読む表記になっているので、随分古いもののようだ。
観光案内コーナーにAC電源があったので、すかさず充電させてもらう。最近はソーラー充電が全くできないため、充電スポットでコツコツ充電しているところだ。
途中でデキる男の面をした観光協会の連中がやって来て居心地の悪い思いをした。
天気予報を見ると見事なまでに雨や雲マークが並ぶ。いったいいつになったら晴れてくれるのだろうか?首を長くして晴れる日を待っているのだが、一向に晴れる気配を見せない。おっさんの首をどこまで伸ばす気なのか?
今日は倶知安の図書館に行く。
とは言っても公民館内の一室が図書室となっているだけ。
室内をウロウロして面白そうなものを手にとって読んでみた。
石田ゆうすけの行かずに死ねるか!と山野井泰史のドキュメンタリーの作品を読んだ。特に山野井泰史の本が面白かった。
サイクリストが絶賛している石田ゆうすけの本はイマイチ。世界一周の内容を一冊の本にまとめるのは無理があり過ぎる。
PCTの電子書籍を出さなくて良かった。
お昼は適当なスペースでパンを齧る。飲食コーナーと明示されていなかったが、雰囲気でなんとなく飲食可だと分かった。
それにしてもこの公民館、相当古い建物であちこちガタが来ている。ニセコのスキー場で潤っていると思いきや、それほどではないらしい。
本を読んでいたら、あっという間に5時を過ぎてしまった。倶知安の町の中とはいえ、そろそろ帰ることにしよう。薄暗い街の中での自転車の運転は危険が伴う。用がないなら、さっさと帰ろう。
羊蹄山にはまたしても笠雲が掛かっていた。明日は曇というが、予報は全く当てにならない。景色が全く見えない山頂に立つくらいなら、そこら辺を自転車で走っていたほうがマシだ。
まあ、ひょっとしたら天気がいいかもしれないので、明日は早起きしてみよう。悪ければ二度寝すればいい。
今日の買い出しの品。
白米2kg、パン2個、ハンバーグ、お菓子。食べる分量が多いため、毎日毎日結構なお金が出てゆく。無料のキャンプ場だから、こうしてゆっくりしていられる。
いつまでも存続するようにキレイにマナー良く使いたい。
私がキャンプ場にやって来た時から、すでにテントを張っている人がいた。いつも早朝出かけて、夕方暗くなってから戻ってきているのが音でなんとなく分かった。いったい何者なんだ?と不審に思っていたのだが、今日ようやく顔を合わせて話すことができた。
なんでも根曲がり竹のタケノコをとりに来ているそうで、苫小牧に住んでいるということだった。タケノコ採りの夫婦といろいろ話していると、味噌汁の具に入れるために少しだけ貰った。私の話の誘導が上手かったのだろうか?ちょっとだけ取りに行こうかなと話していると、分けてくれたのだった。ゴッソリくれそうな雰囲気だったので、一食分で食べられる量を貰った。
もうタケノコシーズンは終わりかけらしい。食べ方やダニの怖さなどをいろいろ聞くことができて勉強になった。
タケノコの皮は一旦茹でると、ツルッと剥きやすくなる。3年前根曲竹のタケノコを食べて腹痛になったことのある私は、一旦湯がいてから皮を剥くことにした。
量が少ないからあっという間に終わった。
皮を剥いたタケノコ。美味しそうだ。このまま醤油を付けて食べてもいいそうだが、あいにく醤油はない。
ご飯と味噌汁に入れて炊いた。
タケノコご飯とタケノコの味噌汁
旬のものは何でも美味い!ぷりぷりしたタケノコの食感と生命力溢れる味わいで大満足だった。どこかで見かけたら、とって食べようか。
タケノコを食べて随分経つが、お腹が痛くなってくる気配は全くなし。タケノコパワーで筋肉痛も回復するな。
よし、今日はこれでおしまい。また明日ブログで会おう!
おわり