おっさん2020年を振り返る

こんにちは。からあげです。

 

本日、2つ目の更新。それほど調子がいいわけではないが、ウェブサイト管理人として、読者に一言もなしに新たな年を迎えるのはよくない。そう思った。

 

2020年を振り返ると、まず頭に浮かんでくるのが新型コロナ。何が辛かったのかというと、図書館が長期間にわたって閉館されて本を借りられなかったこと。根っからの引きこもり体質なので、移動制限はさほど堪えない。だが本を読めないとなると、本を読みたい病に取り憑かれて文字を読みたくて仕方がなくなってくる。

低収入の私は読みたい本すべて買っていたら破産する。なので最大限図書館を活用して読書に励んでいる。図書館の蔵書にない場合に限り手に入れる。
長い休館中は手持ちの本を繰り返し読んで過ごした。

 

新年明けて早々、西日本を回っているうちになんだか様子がおかしくなってきた。中国で新型コロナの騒ぎが発生し、それからあれよあれよという間に、日本国内でも感染拡大が起きてしまった。行く先々の施設が閉鎖されるようになり、いつしか単なる移動へと変わっていった。

このままツーリングを続けても楽しめそうにない。そう思って3月初めの時点で旅を終わらせることにした。

緊急事態宣言が明けると、山梨の小屋に行ってひとりで淡々と暮らした。
毎朝起きると、適当にPCをいじり、近所の山に散歩に行った。
長い梅雨を小屋でまるまる過ごしたのは今年が初めてだった。コロナがくれた久しぶりの小屋暮らしでもあった。

梅雨に入ってしばらくすると来る日も来る日も雨が降り、心にもカビが生えそうな気がした。気分は憂鬱でやる気が激減し、好きな読書だけして日々を過ごした。

だがじっとしているのに我慢の限界を迎え、梅雨明けを待たずに小屋を飛び出した。
行き先は上高地。中の湯から奥は一般車通行禁止だが、人力の自転車は許されている。コロナ禍で外国人観光客が消えた現在、自転車で行くのは今がチャンス。

クマが毎晩のように出没する小梨平でキャンプして梅雨明けを待ち、梅雨明けと同時に登山に出かけた。
そして念願の大キレット越えを果たすことができた。槍ヶ岳から離れると、登山者は疎ら。緊張感を持ちつつ登山に集中することができた。

夏の後半、海外に行けない今が資格取得のチャンスとばかりに第二種電気工事士の資格をとることにした。放浪癖のある人間は資格を取りにくい。以前から欲しくて将来性のある電気工事士を選んだ。やる気マンマンだった上期の試験は中止になった。

毎日繰り返しテキストで勉強し筆記試験は難なくクリアし、そして本命の技能試験へ。
技能試験は1つでも不具合があると、1発で不合格になるという厳しいもの。リングスリーブと差し込みコネクタをつけ間違えただけでもアウト。人一倍不器用な私は繰り返し練習して体で覚えた。

はじめリングスリーブのサイズを覚えられなかったり、結線図を書けなかったりしたが、ウーバーの待機時間を使ってコツコツ勉強したり、朝晩電線と格闘したりした。指に電線ダコができるまで、繰り返し輪作りを行った。その甲斐あって材料一覧を見ただけで結線図をイメージでき、かずわん先生ばりの手さばきで課題を完成させることができるようになったのだった。

技能試験には自信はある。だが、うっかりミスがあるかもしれないので、今は試験結果を待つことしかできない。落ちていれば、次回再トライする。

今、思い出すだけでも胸糞が悪くなるフードデリバリーのウーバーイーツ。
資格取得の勉強と並行して名古屋で配達の仕事をしていた。

出来損ないのアプリに何度も酷い目に遭わされた。目的地がズレているのは日常茶飯事。届け先の住所さえも表示されないときがあるし、自転車なのに10km以上走らされたこともある。

ふざけんじゃねー。何度スマホを叩きつけて終わりにしようかと思ったことか。
そのおかげで多少のことなら動じない図太い神経を得ることができた。
さらに運転マナーの悪い名古屋での配達で自転車運転技術に磨きがかかった。これまで市街地走行に苦手意識を持っていたが、ウーバーをやって見事克服した。

激坂だろうが、狭路だろうが、渋滞だろうがなんでも来い。私は自転車生活者だ!趣味で自転車に乗っているわけではない。

 

それはそうと、つい先日ミシンが壊れてしまった。ついにというべきか、やはりというべきか。ズボンの裾上げをしていたら、ウンともスンとも言わなくなった。ミシンが動かなくなった瞬間、壊れたことが分かった。かなりのショックだった反面、嬉しかった。家庭用ミシンでは役不足。職業用ミシンを手に入れる時期に来たようだ。

家庭用ミシンは修理して使えるようにして、新たに職業用ミシンを手に入れる。革細工もやってみたい。

 

小屋を建てて以来、長い間ワクワク感が消え去っていた。だが、バックパックの製作やデスクトップパソコンを組み立てている時に再び子供の頃のワクワク感が蘇ってきた。早く夜が明けて欲しい。そんな日常を過ごさねば、会社を辞めてフリーになった意味がない。

私は囚われの身ではない。PV数やフォロワー数、いいねの数で一喜一憂する人間にはなりたくない。自分の生き方が最大のコンテンツだ。

これからは自転車生活者として自転車に真剣に打ち込んでみることにする。どうなろうとも後悔だけはしまい。飯が食えなかろうが、環境に負荷を掛けない生活を目指したい。ペダルを漕いでも漕いでも後ろめたさを感じることはなく、働きもしない自分がむしろ誇らしくさえ思えてくる。

 

さあ明日から2021年。新たな1年がはじまる。どういう1年になるかは自分次第。コロナは関係ない。言い訳、泣き言はいらない。

ということで2020年の更新はこれでおしまい。みなさんよいお年を。

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