自由を感じる瞬間

こんばんは。からあげです。

 

風が吹くまま気の赴くまま自転車を走らせていると、心の底から自由を感じる。空荷ではダメ。生活道具一式を自転車に積むと重たくなってペダルを漕ぐのが疲れる一方で、日が暮れるまでに家に帰る必要がないと思うと心が浮き立つ。苦痛と引き換えの自由。苦労して上った峠からの下りは爽快そのもの。今日はどこまでいこうか?自分と対話して本日の目的地を決める。

これが自由っていうやつか!

決してキャンプ場では味わえない自由を感じる野宿。
人間の都合で管理された不自然な空間に自由など存在しない!

野宿だと毎回快適に泊まれることはできないが、会心の野宿が決まると心が震える。これだよ、これ。非日常が日常になると、新鮮味が薄れるが、それでもかなり楽しい。なんだろう?この感覚は。

野宿こそ我が人生。私に安住の住処など要らない!

安定した生活は退屈。退屈は怠惰をもたらす。

本来、人間だって好きな時に起き、好きな時に活動して、好きな時に寝る。そうした生き物だ。ところが、大人になると自分を抑えて単調かつ退屈な日常を送ることになる。朝早くから夜遅くまでせっせと働き、憂さ晴らしの酒を引っ掛けて深夜に寝る。そして夜が明けると、原因不明の体調不良に悩みながらも、自分を鼓舞して職場に向かう。

私はそんな生活から抜け出した。アホらしくて付き合ってられない。仮に野垂れ死ぬことになっても、それも人生。

私はこの先、どこへ向かうのだろう?

歩くより楽という不純な動機で乗り始めた自転車だが、とことんまでやってもいいような気がしてきた。排気ガスを出さない自転車だと、後ろめたさを感じない。走って腹が減ったら飯を食うだけ。

ああだこうだと人生の意味など考えなくともよい。そんなくだらないことに費やす時間はないはずだ。決して答えが見つからない問題など、死ぬ間際までとっておけばいい。今はただやりたいこと、後ろめたさを感じないことをやればいいじゃないか!

それでいいのだ!!たぶん。

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