Melbourneでチェーンオイルとゴムのりを手に入れろ!

こんにちは。からあげです。

 

墓地でのキャンプはかなり快適だった。
飛行機の航路の真下でなおかつ、隣が高速道路という煩い場所だったが、耳栓をして眠ったので朝まで熟睡することができた。

まだ全回復したわけではないが、走りながら少しずつ調子を戻していこう。自転車と一緒だ。

荷物が多くてまとめるのに時間が掛かった。
ゆっくりめの8時過ぎの出発。

墓地は人気がないのと、水道が使えるのがいい。まだ作ったばかりの墓地のようで、空きが目立つ。

高速道路を見下ろす。
間違って入ったら大変なことになる。

高速道路の上で記念撮影!

よし、中心部に向かって出発だ。

Melbourne市街地は自転車レーンがあって走りやすい。
時々途切れると、ミラーがないため、かなり不安になる。

オーストラリア人は歩行者と自転車には優しい運転をしてくれるので非常に楽。

キレイな芝の公園内には、白い鳩のような鳥がたくさんいて、どれも夢中に芝を食っていた。そのため、芝は近くで見るとボロボロになっているのが分かる。

パンをあげても見向きもせずに、黙々と芝を食べ続ける。

ここで、チェーンの通し間違いに気がついて、素手のまま作業をおこなった。

オーストラリアのパトカー。チェッカーフラッグのような模様が塗装されている。前後から見ると分かりにくい。

よく覚えておこう。

Melbourne市街地でよく見かける自転車。
電動アシスト式で、ディスクブレーキを装備している。

リアに箱2つとフロントに箱1つを付けている。ライトは前後常時点灯。始めサイクリストと思って大きく手を振ってしまった。

歩道の標識

中心部に近づくにつれて人が増えてきた。
外れの空港の方とは大違い。

車の交通量も増えて走りにくくなった。ミラーが欲しい。

TelstraのSIMカードはアクティベーションを終えて無事開通した。起きてからスマホをイジっても繋がっていなかったので、再起動させたら無事に繋がった。単にアクティベーションをやるだけでは駄目なようだった。

Google Mapを頼りに自転車店を探したのだが、一軒目はなんと1階になかった。ディレーラーの歪みを直したかったので、寄るのは止めにした。

それにしても中心部は人だらけ。狭い裏路地にも人が溢れている。人気の多さに早くも嫌になりつつあった。

二軒目に来たお店はしっかり一階にあった。
外観を見ただけで自転車屋さんと分かる。

間口はこじんまりしたお店だったが、奥行きがあって見た目より広い店だった。
店員さんにディレーラーを見せると、これなら大丈夫だよというような素っ気ない返事をもらう。

タイヤコーナーには27.5インチ、700cの他にも26インチタイヤもしっかり置いてあった。しかもシュワルベのマラソンシリーズがあった。

SHIMANOのパーツコーナーもあり。これを見て、オーストラリアでは、予備パーツの心配は全くいらないことが分かった。金さえ出せば、どうにでもなる。

スプロケット外しから、ディスクブレーキの締め付け工具までよりどりみどりだった。

心配していた機械式ディスクブレーキのブレーキパッドの置いてあった。これは私のものと同型。なんだか物がありすぎて拍子抜けした。

買ったのは、ゴムのり小2個と、チェーンオイル1個。
ゴムのりは揮発してなくなることを想定して小さいのを2個持っておく。

その後、ホームセンターに接着剤を買いにゆくことにした。
自転車屋さんに置いてあったので、気にいる品がなかった。

捨てずに接着剤で直して使うことにした。

途中で見つけたのは、まさかの右折が二段界。
交通の流れを悪くする右折は2段階にしているところがある。
右折を二段階にさせることで、今度は左折が混むようになる。

右左折の車が邪魔になるが、自転車レーンは中央よりにあるので問題なし。

人が多くて観光する気が失せたMelbourneだが、たまたま通りがかった大聖堂に寄ってゆく。

遠くからでも尖った塔がよく見えた。

なんかよく分からんおっさん。
50ドル札に印刷されていたおっさんかな?

中で何か行われていたのか、しばらく中に入れず。
外で座ってパンを食べていると、パカパカと音を立てて馬車がやって来た。

乗っていたのは英国若夫婦風。大聖堂前で写真撮影をしていた。

中に入ると、中国人観光客で溢れていた。普段は声が大きな中国人も、多少遠慮して話していたようす。

奥では神父が祈りを捧げていた。

ステンドグラスと照明で幻想的な雰囲気に包まれている。

ホームセンターにやって来た。金槌は世界共通だな。

入り口の雰囲気は日本によく似ている。
腐葉土の袋が積まれていた。

スッゴイくっつきそうなガムテープ。
1巻$8.65とはちと高すぎやしないか?

カセットボンベは4本パックで5ドル弱。

これなら、カセットボンベ仕様のガスストーブでもイケそうな気がするな。

目的の品の瞬間接着剤を手に入れた。

ミラーのアーム部分が粉砕骨折したようにボロボロになっていたので、瞬間接着剤をたっぷりと盛ったのだが、付け過ぎだとかえって接着力が弱くなり、簡単に外れてしまった。

今度は薄く塗ってくっつけて、さらに接着剤付きのガムテを貼って補強しておいた。これでミラーを見て走れるようになり、ずいぶん楽になった。

Melbourneは秋だというのに、昼間になると気温が上がって、日向にいると非常に暑く感じる。しかも湿度が多少ある。

ただ、日陰に入ると非常に涼しくて気持ちいい。差が激しい。

高層ビルを眺めつつ、公園の片隅で休憩する。

暑くて足が蒸れるので、自作サンダルを履くことにした。

一気に快適度がアップした。

横断歩道の押しボタン

思い切り押しても壊れない丈夫な作り。アメリカと同じ感じ。
信号機の中から聞こえる機械音が面白い。

Melbourne市内は自転車が多い。

驚くべきことに、主力はクロスバイクでキャリア付きが多い。
そしてORTLIEBのパニアバックを付けているのを見かける。
日常の足として自転車に乗っているように見える。軽量なロードバイクも見かけるものの、丈夫なクロモリの方が多い印象を受ける。

日本とは違ってロード一辺倒ではなく、ロード・クロス・マウンテンなど満遍なく乗られているようす。

日本のママチャリのような自転車は1台も見かけず。こうしてリアキャリアにカゴを載せている自転車をたまに見かける。実用重視。

店内は広々。各種野菜も充実している。

値段は高め。

バカでかいステーキも売られている。

海沿いの道路脇でオーストラリア初の自炊を行う。
昨日入れたガソリンが使えるかも気になった。

ラーメン二袋とツナ缶1個。缶詰はプルトップ式が多くて缶切りは不要な印象を受けた。

辛い味のスープ。オーストラリア人も辛いのが好きなのか?

オーストラリアで初めて食べるにもかかわらず、全然違和感がなかった。

ベンチの裏にはスプリンクラーの頭が覗いている。
朝方になったら作動するのだろう。

これは非常に危険なトラップだ。

ラーメンを食べたあとで、タスマニア島行きのフェリーターミナルを覗いてみたが、ゲートがあって乗船券のないものは入れないようになっていた。

出入りする車はピカピカのキャンピングカーやロードバイクを積んだトレーラーを引っ張るでかい四駆だったりして、やけに金持ち臭がするのを感じた。あわよくば泊まって、その間スマホを充電しようと思っていたのだが、全くの期待はずれだった。

貧乏人は立ち入り禁止!そんな印象を受けた。

今日はフェリーターミナル近くの海岸の建物の影で泊まることにした。
暗くなったというのに人が途絶えることはなく、ブログ更新して9時半を過ぎたころにようやく静かになった。

バカみたい煩い車やオートバイが横の道を走って耳障り。

Melbourneには、おっさんの気を惹くものは何もないと分かったので、明日さっさと出てゆくことにした。

大都市っていうところは世界共通して居心地が悪い。金を持った奴しか快適に過ごせないようになっている。そんなところはこちらから出てゆく。

 

さあて、人がいなくなったところで、シートを敷いて寝るとしよう。今晩もゆっくり休もう。

 

走行データ
走行距離 38km
ねぐら  Melbourneフェリーターミナル近く
 

おわり