こんにちは。からあげです。
あっという間に一日が過ぎてブログ更新の時間となってしまった。過去の失敗から時差更新にしてから、気持ちがずいぶんと楽になった。その日のうちに必ず更新しなければならないのと、後日まとめて更新することができるのとでは全く違う。ただ、しなければならない作業量は変わらない。更新せずにいると、ドンドンと溜まってきて、あとでまとめて更新することになって、辛い思いをする。直ぐにやってしまうか、翌日以降に行うか。
そもそもブログ更新するから大変なのだから、止めてしまえばすむこと。しかし、ブログ更新してお金を稼がねばならない。ああ、今日も初っ端から愚痴を書いてしまったぞ!
今日はキャンプ場から目の前に見える岩手山を登ることにする。
3時半に起きてまずは食事を済ませる。そして道具を引っ張り出してバックパックに放り込む。食料が心許ないが、手持ちの食料でなんとか済ませる。
コース上に水場が全くないため、水は少し多めの3L持っていくことにした。
今朝は朝からガスが出ていて岩手山の姿が全く見えない状態だった。登っているうちに、次第にガスが晴れてくるだろう。
駐車場で準備をしている登山者の姿が見えた。
明るくなってきた5時半過ぎに焼走登山口を出発する。
登山届を記入してポストに入れておく。
しばらくは樹林帯の緩やかな道を登ってゆく。
早起きしたため、かなり眠たい。
この岩手山は火山で、砂礫の地面となっていて、足だけで登るとかなりしんどい。こういう時こそ、ポールが活躍する。
最近ではトレランポールの使用にすっかり慣れて、使い始めのように折りそうになることはなくなった。一見軟弱に見えるポールも使い方次第で十分使える。
岩手山の東側斜面には2つの熔岩の噴出口があって、ここから流れでた熔岩が麓のキャンプ場の方まで流れ下りている。
ここは第2噴出口。
中腹くらいまで来ると、木々は色づき紅葉が始まっていた。
ガスは次第に晴れてきたが、上部はまだガスに包まれている。
遠くからでもよく目立つ、平笠不動という大きな岩。
この岩の下に避難小屋がある。
風が強くてTシャツ1枚で歩いていると、かなり寒くなってきた。
上着を着れば済むことなのだが、着るのが面倒なので頑張って歩き続けてようやく平笠不動避難小屋にたどり着いた。
厳重な金具でガッチリと扉が閉められていた。
扉を開けて中に入ると、ようやくホッと一息つくことができた。
中は広々でかなりキレイ。これなら快適な一晩を過ごせそう。
水場はなしで、内トイレがある。
小屋の中の気温は11.5℃だった。
風に当たらないだけで暖かく感じる。
外の体感温度は多分マイナス。
小屋を出て登ってゆくと、さらに風が強くなって来た。
ガスは濃くて視界は悪い。
登りきってお鉢の縁に立つと、さらに風が強まり飛ばされそうになる。帽子が飛ばされないようにウインドブレーカーのフードを被った。
岩手山山頂 標高2,038m
強風にもみくちゃにされて、とてもではないが休める状況ではない。記念撮影だけ済ましてさっさと下山する。
これが証拠写真。
当初予定していた噴火口のお鉢巡りは止めにした。こんな寒さじゃやってられん。今回はもういい。山頂に立てただけでヨシとする。また次回登ろうか。いつになるか分からないけど。
避難小屋まで下山してきて、小屋の中で休憩する。
とっておきのおやつを食べることにしよう。
パンパンに膨らんだプチのチョコチップ抹茶を食べる。いつも普通のチョコチップばかり食べていたので、抹茶味は新鮮に感じる。
小屋には他の登山者も休んでいて二言三言話していると、「トレーニングですか?」と聞かれた。何のことか分からずに、しばらく考えていて、30分くらいあとになってようやく分かった。
ハーフパンツにトレランシューズというラフな格好だったので、トレランのトレーニング中だと勘違いしたようだった。
最近の新聞が置いてあった。ここまで新聞配達の人が届けたわけではなく、誰かが置いていったものだ。
なになに?がん患者最多86.7万人だって。
そう言えば、最近K-1にも出たことのある格闘家がガンで亡くなったな。私も他人事では済まされない。からあげ家の家系の男どもはガンで亡くなっている人が多い。気をつけなければな。
ガンにかからないようにするには、いったいどうすればいい?
悔いの残らない人生を生きる。最近、結構好き放題に遊んでいるから、もうちょっと遊んだら死んでも構わないなと思えるようになってきた。もちろんまだ死にたくはないが、摘出手術や抗がん剤治療をしてまで生きたいとは思わない。
小屋から下ってゆくと、次第にガスが晴れてきて、山頂が見えるようになってきた。
早まったな!おっさん。お鉢巡りをしていたら、景色を見ることができただろう。でもいいんだ。
ビューティフルな下界の眺め。
こんなこともたまにはあるさ!などと悟りを開いたようなことを考える。
キャンプ場を見下ろす。
右に見える黒っぽい部分が熔岩流。
熔岩流を眺める。樹木がまばらなため、熔岩が流れた跡がよく分かる。
さよなら岩手山。また来るぞ!
岩手山は登山口にキャンプ場があって、自転車にはかなり登りやすい山。
標識の板が新しくなっていた。
途中ですれ違った4人組が作業しているようだった。
第2噴出口から麓の溶岩流を見下ろす。あんな下の方まで流れ下っていったのか。
ここに居る時、右手の方から何やらゴツゴツという音がする。
なんだ?この音は?もしかして落石?しかし、音の方向は変わらない。ひょっとして噴火の前兆か?
登山口まで下りてくると、熔岩流の遊歩道を歩く。ゴツゴツした石が転がっていて歩きにくかった。ここだけ周囲と全く雰囲気が異なる。
この遊歩道は歩きごたえがある。おすすめ。
遊歩道を歩いていると、またもやゴツゴツという音がしてくる。空洞で石が跳ねるような音だ。もしや地中の空間に蒸気が吹き出して石が跳ねているのか?
熔岩が冷えて固まっでできた石。目の細かい小さな気泡が入っていて、持つとかなり軽く感じる。
熔岩流と岩手山
絵になる風景だ。
電池式のバリカンで髪の毛とヒゲを刈ったあとで、近くの温泉にやって来た。キャンプ場に泊まると、100円引きとなる割引券を貰える。600円のところが500円になる。
前回入ったのは浅虫温泉で、まだ一週間ちょっとしか経っていないが、入れるうちに入っておくことにする。明日は盛岡市内に行くため、身なりを整えておいたほうがいい。
温泉に入っても、普段は石鹸やシャンプーの類は使用しないのだが、今日は気が向いたので使ってみた。体を洗ったタオルをすすぐと、お湯が真っ黒になってしまった!イカ墨を入れたみたいになったので、本当に驚いた。なんだか体が白っぽくなったような気がする。昨日は峠越えで排気ガスを浴びまくったからだろう。
キャンプ場の炊事場で洗濯をする。
スーパーの買い物袋に汚れ物を入れて、片手で袋を持ちつつ、もう片方の手で揉み洗いする。洗剤はなし。今度100均の重曹を入れてたまには洗うことにしようか。汗は落ちても体の脂汚れがなかなか落ちない。徐々に黒ずんでくる気がする。
そこら辺の木に干して乾かす。
今日は日差しはないものの、風が強いため乾きやすい。
テントの中は暑いため、外で炊事することにしたのだが、風が強くてストーブの火が消えそうになる。
風はガスストーブの点滴だ。ちょうどいいキャンプ場の番号札があったので、風よけに使わせてもらった。
またしてもカレーに味噌汁。
いつまでカレーが続くのか?それはおっさんにも分からない。完全に飽きて見るのも嫌とならない限り、食べ続けるかもしれない。
それにしても、キャンプ場に居てもゴツゴツという音が聞こえてくる。周囲の人は聞こえているに気にしていないようす。こんな音が気にならないなんてどうかしてる。噴火の前兆だったらどうする?
私が下山した時にバーベキューしに来たカップルはまだ何かを焼いていた。風が強くて炭火が起きなくて大変なようだった。単に湿気た炭だったのかもしれない。
昼に始めたバーベキューを3時を回ってもやっていた。焼けるね〜。
荷造り完了!
ゴミを捨てて番号札を返して出発だ。窓口まで行って延長料金を支払うと言ったら、なんとおまけでタダにしてくれた。本来ならチェックアウトの12時を過ぎているので、デイキャンプ料金180円を支払う必要がある。
内心かなり期待していた。非常にラッキーだった。
キャンプ場から急な坂を下って麓に下りると、先程から聞こえてきたようなゴツゴツという音が聞こえてくる。その音の正体を確かめようと音の方にゆくと、なんと自衛隊の演習場があった!そう、ゴツゴツという音は発砲音だったのだ!あやうく噴火前兆ではないかと勘違いして、火山研究所に電話をかけてしまうところだった。危ない危ない。
その後、国道282号線沿いの道の駅「にしね」に寄ってみたのだが、行楽客の車でいっぱいで全然落ち着かない。こんなところでは泊まれない。そこでグーグルマップで見つけた公園に向かうことにした。
今晩から雨の可能性が高い。今日は屋根の下で泊まりたい。
昭和を感じさせる看板
なかなか味わい深い。姉ちゃんがかなり変。
啄木記念館に来たのだが、なんと閉館日だった!単に遅くて閉まっていただけかもしれないが。
ここ渋民(しぶたみ)はかの有名な歌人、石川啄木が生まれた地である。
何、啄木?国語の授業で習ったきがするが、どういう人だったのかは覚えていない。
気を取り直して近くのイオンスーパーセンターにやって来た。
啄木記念館はついでで、本命はこちら。要するになんか食いたかったのだ。自転車を漕いでいると無駄に腹が空く。
フライドチキン(ガーリック味)を食べる。にんにくが効いていて美味い!温泉で体重を量ってみたら、なんと58kgだった。まずい、体重が落ちている。もっと食べなければ。
自転車を漕いでいると、食っても食っても痩せてゆく。痩せたいなら自転車を漕いだらいい。
スーパーで食料を買ってから、やって来たのは渋民公園。
グーグルマップで見たら、いい感じの軒下があった。まだ人がいるようだったので、近くの東屋で待機する。
ベンチが短くて横になって寝られない。
渋民公園からの岩手山の眺め。
雲に覆われて天気は下り坂のようだ。
ここ渋民公園には石川啄木の歌碑がある。だからどうしたと言われたら、なんとも返しようがない。
時間稼ぎのために、まずはサンマのつみれ汁を作って食べる。今はサンマのシーズン真っ盛り。スーパーにサンマのつみれが安く売っていた。1本まるごと買うと、頭の処理に困ってしまう。
穴を掘って埋めればいいのだが、それすら面倒だった。
今日は下山後、キャンプ場でゆっくりしたので、かなり体が楽。それに気分がリフレッシュできた。奮発して温泉に入ったのはナイス選択だった。
温泉をケチって体を濡れタオルで拭くだけだったら、気分が悪かったことだろう。500円で気分爽快になれば安いものだ。
さあて、今日はもう寝よう。余裕がある時こそ、よく寝ておく。
おわり