こんにちは。からあげです。
今日は登山に行って来たのだが、アプローチ林道が思いのほか長くて山に登る前にバテてしまった。今は早く横になって休みたくて仕方がない。それなので超特急で更新する。
昨晩はまたしても層雲峡の駐車場に泊まった。下山後しばらく晴れ間が覗いていたが、次第に曇ってきて仕舞いには雨が降り始めた。下山後直ぐに濡れたものを乾かしておいて良かった。屋根付きの駐車場がなければ、かなり辛い状況だっただろう。
今朝は4時に起きて荷物を整理して、5時になるのを待ってセコマに移動した。
セコマで朝食
塩おにぎりと赤いきつねの大盛り。大盛りは油揚げが2枚入っている。
最近、層雲峡のセコマに入り浸っていたような気がする。いや、気のせいではない。フラリとやって来て夜遅くまでいて、それでいて翌日になると開店早々やって来る。いったいこのおっさんは何なんだ!
ビジターセンターで水を汲んで出発する。
今日はニセイカウシュッペ山という山に登る。以前からニセイカウシュッペ山という名前が気になっていたのだが、今回たまたま近くにいるので登ってみることにした。いったいどんな山なのか?
層雲峡を出発した時は東の空が明るくなっていたが、まだ路面が濡れている状態だった。
出発早々問題発生!
登山口へ通じる林道の入り口を勘違いしていて、地図を見ながらやって来たのにどこにも入り口が見当たらない。
おかしいと思ってグーグルマップを立ち上げてチェックしてみると、ツーリングマップルに出ていた道路はどこにもない。ネットで登山記録を調べて見ると、全然違う場所だった。
そのまま国道39号線を走り、上川市街地手前から紋別方面の国道273号線に入る。なんだか湿度が高くて汗が吹き出てきた。
留辺志部川に掛かる鉄道の橋
ここ最近の雨でかなり増水している。
ようやくニセイカウシュッペ山の林道入り口にたどり着いた。
もうこの時点でかなり疲れていた。まだ1泊2日の登山の疲れが癒えていないようだ。
登山道入り口の標識
ここから先は未舗装の林道になる。ところどころ分岐があるが、全てに標識が設置されていて迷うことはない。
未舗装の林道を走る。路面はまだ乾いていなくて滑りやすい状態だった。
それでも道路の状態が良くてそこそこ走ることができた。
林道の橋から川を眺める。白い靄のようなものがかかっている。
とにかく蒸し暑い。つい昨日までは寒かったのに、今度は急に暑くなった。気温の差が激しくて体が付いていけない。
林道の途中にゲートが2箇所あるということだったが、1箇所しかなかった。ゲートは番号キーで施錠されている。解錠する番号は、ビジターセンターに問い合わせて聞いてある。
いちいち開け閉めするのが面倒なので、忍法「すり抜けの術」を使ってゲート脇を通った。
登山口まではかなり長い。途中でバテてしまって、急な坂道は自転車を押して上った。押して上がるのも辛かった。当初の予定ではサクッと通過するはずだったが、予定の3倍近い時間がかかってしまった。
ようやく登山口に到着した。
この時点でもうヘロヘロ。途中で嫌になって帰りたくなってしまった。
天気は回復が遅れていて、空はまだ雲に覆われた状態のままだった。
地面が濡れているし、バテバテのため、準備に時間がかかってしまった。登山口を出発したのは10時になってから。
装備はだいたいいつものヤツ。
登山口を出発すると、緩やかな登り坂が続く。この山はアップダウンが少なくて歩きやすい。まだ上部はガスがかかっている。
ガスが少し晴れて右手の尾根に見えて来たのは小槍。
槍のように飛び出ていて特徴のある地形。登っている時、気になって仕方がなかった。
小槍のアップ
大雪の山々が見えた。
昨日降りて来た黒岳も見えた。ロープウエイの架線が光って見えた。
上部はガスに包まれたまま。
最近の天気予報は精度が悪くて当たらないことが多い。
晴れマークが付いていたのに、突然傘マークに変わることも多い。いったいどうなっているんだか。
若干ガスが晴れて大槍の形が朧気ながら見える。登りはたいていこんな感じだった。
山頂手前をゆく。
途中で本日唯一の登山者と会う。彼はもう降りて来たところで、風が当たらないところで休んでいる最中だった。
北海道はマイナーな山だと、一日誰にも会わないこともある。200名山、300名山でもそう。いつもは静かな山がいいのだが、北海道はヒグマが怖いため、他の登山者がいるとホッとする。
山頂に到着!
なんと山頂標識が倒れていた。
ニセイカウシュッペ山
略してニセカウと言うらしい。登山口の登山ポストの中にニセカウと書かれたノートが置かれていた。
そうだよな。ニセイカウシュッペ山って長いよな。カムイエクウチカウシ山もそう。
ガスに包まれて視界不良の山頂で記念撮影。
だって誰もいないんだから、自分で撮るしかない。
100均のミニ三脚を地面に自家置きすると、どうも撮りづらい。
まあ、ないよりマシだけども。別に三脚は要らないのだが、ブログに写真があったほうがいいので使っている。
山頂は風が強いため、直ぐに下山する。景色が見えないので、休む気にもなれない。
山頂付近のウラシマツツジは一部紅葉を始めていた。
上部のお花畑に咲いていたひまわりのような花。
よく見かけるのだが、名前は知らない。
すでに秋なのに、花が咲いている。今年の夏はかなり短かったな。初冠雪を迎えて一気に季節の移り変わりが加速することだろう。
ニセイカウシュッペ山の山頂
一瞬だけガスが晴れて山頂が見えた。これはまた来いということだな。
大槍手前の分岐で休憩。
ようやく落ち着いて休むことができた。
これが今日持っていった食料。あとは非常食のカロリーメイトが少々。
安く腹を膨らますために食パンを愛用している。なんか塗れば、旨く食べられるのだが、体に悪いのしかないので、そのままで食べている。
むむ、ニセイ登山路とは。ニセイとも略すのか。
振り返ると大槍がはっきりと見えていた。
なかなか良い眺めだ。
再び大槍を振り返る。
いやあ、勿体無いな。ガスが出ていなければ、良い眺めだろう。
途中のピークを見下ろす。ここは山腹を巻いてゆく。
小槍とダケカンバ
小槍のズーム
以前はこの尾根伝いに登山道があったようす。大槍手前の分岐から先は廃道となっていた。
徐々に天気は回復していたが、回復が遅くて視界はイマイチ。
結局、あまりパッとしない景色の中を歩いて、登山口近くまでやって来てしまった。
まあ、雨に降られなかっただけでもヨシとしようか。ここはまた今度登ろう。たった一度で天気の良いときに登ってしまうと、次回は足が遠のいてしまう。いいんだこれで。
靴は泥濘でドロドロ。ああ、これは酷い。
登山口まで降りてきた。
ちょうど晴れ間が覗いてきたので、荷物整理するついでに湿っぽいものを干しておいた。
熊出没注意の標識
今日は一箇所だけ登山道上にクマの糞が落ちていただけ。他にクマの痕跡は見られなかった。今回、登山していてクマの痕跡を見つけることが少ない。いったいクマはどうしてしまったのだろう?
お腹が空いたので、チキンラーメンをそのまま食べる。ちょっとしょっぱいがそれがいい。
帰りは路面の状態がいいため、いい感じで下りてくることができた。なかなかダート走行も面白い。自転車が汚れるのが嫌だが。
国道に出ると、上川市街地に行って休憩と食料の買い出しを行う。思いのほか疲れて自転車を漕ぐ気になれない。
当初の予定では明日、天塩岳登山のため、登山口のヒュッテまで行くつもりだったが、すでに時間が遅くてとてもではないが行けそうにないことが分かった。明日の午後から天気が下り坂で明後日は雨。今回は縁がなかったことにして止めにした。
上川市街地をあとにする。
今日は旭川に出るのも無理。途中の公園で泊まることにした。
何回も行ったり来たりしていたため、良さそうなねぐらを見つけてある。
夕日に向かって自転車を走らせる。
ペダルは非常に重たい。
5時過ぎ、目当ての公園にやって来た。
明日は旭川に出て献血をするため、身なりを小奇麗にしておく。バリカンで髪とヒゲを剃っておく。
ついでに下着を着替えて洗濯しておいた。
ご自由にお使いください。
はい、ご自由に使いました!ちょうど洗濯物を干すのにいい。
今日のねぐらは公園内の東屋。
壁に透明シートを掛けてあって非常に快適だ。
外に干しておくと目立つので、東屋の中の机のところに干しておく。ちょうどいい物干し竿だな。
そのあと、自転車を洗車したり、点検したりしているうちに遅くなってしまった。ブログ更新していると、すでに10時前だ。
今日は疲れ過ぎていて全然ダメだ。中身がない。(いつものことか?)明日まとめてやることもできるが、明日は明日の分を書くため、今日できるところで止めにする。まあ、毎日更新していれば、こういう日もあるさ。
さあて、そろそろ寝ようか。明日は早めに起きて出発しないと、朝からお年寄りがやって来そう。
おわり
コメント
おたのしみさまでした。
毎回隊長の食事を見て大丈夫?と思ってしまいます(生きてるから大丈夫なのかな?)
キュウリやニンジン、キャベツ、少し買ってそのままかじるのもありだとおもいますよ^^
その少しだけというのが難しいです。
今のところは体調不良にもならずにやっています。たまに外食して栄養補給しています。
良い山に登ったね。
ニセの登山道は、層雲峡と上川の間の清川からも、昔は登山道があり、結構急登の道だった。
ジジババ全盛期なので、緩やかなコースに変わったのかもしれない?
ニセは、大雪山の中では、尖った山なので、平山セットで登る人が多い山じゃないかな?
大雪山では、ニペソツが一番美しい山じゃないかな?
そうですね。二ペソツ山もいいです。ですが、石狩岳も捨てがたいです。
大雪は魅力的な山は多くてどれにしようか迷います。
石狩は、林道もヒグマばりばりだし、シュナイダーは急登だし、やっぱりニペソツが一番だと思うよん!
日本百名山を書いた深田きゅうやだったかが、のちにこの山に登って、百名山に入れなかったことを後悔したらしいが、山の形も、登山道も、山頂からの眺めも素晴らしい山じゃないかな?
今年の二ペソツ山は幌加温泉コースのみとなってしまいました。16沢コースはアプローチ林道が通行止めのため登れませんでした。
自転車でゆくとなると遠い山でした。
二ペソツ山はカッコいいですね。
そりゃ残念でした。
もう何回も、ニペには行っているが、天狗辺りで、天幕はると、朝のニペは最高なんだよね。
また、次回に行って下さいね。