こんにちは。からあげです。
子供のときからそうだった。なぜか人と話すと、相手を怒らせて口をきいて貰えなくなる。
以前、勘違いして私の場合日本人が合わないだけで、外国人だと案外イケるかもしれない。そう思った時もあった。しかし、一昨年のPCTハイキングでは他のハイカーにほとんど相手にされず、一人黙々と歩くことになった。私のコミュニュケーションとれない性質はインターナショナル級だった!
相手が誰であってもダメ。老若男女問わず全てダメ。ダメなものはダメ。自覚なく相手を不愉快にさせてしまうから余計に質が悪い。なぜだろう?
そんなこと分かっていたら、とうの昔に直して真人間になっていたはずだ。
昨日の老夫婦とは、始め5分くらい話しただけでソッポを向かれてその後一切会話はなし。数少ないサイクリスト同士が辺境の地で会っというのに会話しないというのは非常に残念だった。確かに私が悪かった。
相手がわざわざやって来てくれたのに、始め何のことか全く事情を飲み込めなかった。なぜ、こんなところに自転車に乗る格好をした人がいるのだろう?と。彼らがキャンプ場に入って来たことに全く気づかなかった。しばらく経ってようやく理解した私は話を始めたが、昨日別のサイクリストと会ったばかりで、正直あまり嬉しくなかった。また同じ話をするのか、と思ったのがモロに顔に出てしまったのかもしれない。
今朝は夜が明ける前、彼らに挨拶することなく無言で出発した。こんなことになるなら、キャンプ場に泊まるんじゃなかった。何度そう思ったことだろう。長い無補給区間を少しでも楽にしようと立ち寄った結果、面白くない事態になってしまった。
キャンプ場を出てHwyに復帰して走り始めてすぐ、夜明け前なのに無灯火の対向車がやって来た。オーストラリアでは日が出ても、1時間くらいはライトを点けるのが普通(デイライトが推奨されている)なのに、点けないのは珍しいと思っていた。その車とすれ違いざま大きな声で何かを言われて帽子が飛んで来た。おそらく挨拶したのを無視したことに腹を立てて、つい帽子を投げてしまったのだろう。Uターンして帽子を拾うと再びUターンして走り去った。その様子をミラーでじっと見ていてホッとした。奴が難癖付けに来たら、まるでさっきのことはなかったように、普通に挨拶しようと思っていた。
私は対向車とすれ違う時に挨拶するのは馬鹿らしくなってすでに止めている。よほどのことがない限り返さない。無駄な社交辞令のために安全が疎かになるくらいなら、一切やらない方がいい。自転車は対向車を気にする他にも、いろいろ見なければならないことがある。
あと一台。わざわざUターンして止まってくれた車があって、中から旅行中と思われるおじさんが出てきた。そしてアンタを昨日も見たよ!と言って来た。それで何?と思ったが、わざわざ止まって声を掛けてくれた相手に無愛想な態度をするのは忍びなかったので、適当に相槌を打って帰って貰った。結局、何が言いたかったのかは不明。向こうは自転車旅行者が珍しいかもしれないが、こちらは安全か危険かどうかが重要なだけであって、誰が運転していようと全く関係ない。車のことをただの動く箱と思うようにしないと、いちいち気にしていたら走っていられなくなる。
今日は試しにサイコンを見ないようにしてみた。するとどうだろう?自分に最適なペースにすることができて疲れにくくなり、結果距離が伸びるようになった。今までスピードと距離を気にするあまりオーバーペースになって自滅していた。サイコンを見るのは一日の終了時だけで十分。
キャンプ場を出てHwyに復帰したところ。ホッと一安心。
駐車場に停車中のロードトレイン。
前に回ってもう一枚。
中に家畜はなし。時間調整で寝ているのだろう。
サイクリスト殺しのグリッド。今日の奴は路肩まであってマシ。車はスピードを落とさずにそのまま行けるのに、自転車は降りて歩かないと危険。
道路上の構造物がいつも自転車の邪魔ばかりする。
朝早くからギラギラと照りつける太陽。
本当に冬だと信じられん。
朝のうちにチョコバーを食べて消費しておく。
お腹が空いた時にはすでにドロドロに溶けていて食べられない状態。もうチョコバーは止め。
どこまでも続く直線道路
ああ〜嫌になる。
レストエリアの表示!
ゴミを捨てられることが嬉しい。
入り口に設置されているゴミ箱
オーストラリア人は同じ物を並べるのが大好き。
レストエリアが遠いうえにアップダウンがあり嫌になる。
終点にはキャンピングカーが多数見えたので、引き返して適当なところで休むことにした。
干上がった川が休憩・野宿には最高な場所。地面が平らでふかふかの砂地で、木陰がたくさんあって快適。時々柵に邪魔される時がある。
木陰に自転車を停めて休憩する。
ああ〜やってらんね〜。不貞腐れるおっさん。
今日はなんだか朝から気分が悪い。
Halls Creekまで100km。
開放的な平原をゆく。
撮影スポット
標識に釣られて止まってみたが、いつもの風景。
今日からサイコンをあまり見ないようにする。
するとどうだろう、マイペースで走れて疲れにくくなった。
今まで数字に踊らされてオーバーペースだった。
なーんにもない道をゆく。本当になーんにもない。
走りくたびれたので木陰で休憩する。
ラーメンでも作ろうと準備を始めると、風向きが変わり追い風になってきた。こうしてはいられん。ラーメンは止め。少し休んだら出発!
食パンを前カゴに載せておいて、走りながら食べられるようにしておく。
追い風の時はボーナスタイム。休んでいるのは惜しい。
そろそろねぐらを探さねばならない夕方、勢い余って何もない場所に出てしまった!
しかし、なんとかねぐらが見つかってテントを設営する。
珍しく道路から100mほど奥に入った場所。
サイコンを見なかったら調子が良かったので、ブルーシートでカバーをして物理的に見れないようにする。
見ないようにしようと思うと、なぜか見たくなる。
これでもう見れなくなったぞ!サイコンを見るのは一日の終わりにデータをとる時のみ。
こんな機械に振り回されてどうする!自分のペースを守って走ればいい。
ということで今日はこれでおしまい。