こんにちは。からあげです。
ここ最近は雨続きで辛い日々が続いているが、さらに大都市の喧騒がおっさんを消耗させてゆく。大音量の音楽だとか、大声を出す奴、クソ煩いオートバイや車などが煩わしくて仕方がない。
ああ、長閑だった田舎の風景はどこに行ってしまったのか？郊外に出れば出たで、今度は車の爆音で頭が痛くなる。今、カーステレオから重低音かつ大音量の騒音が聞こえて来る。気分が乗らないから適当に更新。
公園二泊目の朝。何事もなく夜が明けた。
公園のすぐ近くのCrown Hotelにやって来た。なんでも南半球最大級のカジノがあるらしい。ちょっとだけ雰囲気を味わうことにしよう。
駐車場の端に自転車を停めて中に入る。自転車置き場がなかったので、仕方がない。
エレベータ−に乗って二階にやって来た。
身なりが汚いと中に入れさせて貰えない予感がしたので、フードコートのトイレで身なりを整え、カッパの上下を着て中に入った。
カジノの入り口には大柄のセキュリティーが仁王立ちしていて、私をじろりと見るとバンダナを取るように命令した。
たぶん汚いウィンドブレーカーとハーフパンツでは入れてもらえなかっただろう。中に入るとスロットマシーンがずらりと並んでいる。全て液晶モニターで、昔の機械式ドラムなどどこにもない。現金またはチップを入れてボタンを押すだけ。
カジノ内に潜入したおっさん。
見るだけでヤラず。上下mont-bellのカッパで中に入れた。
広い店内のカジノ。いろいろな部屋に分かれていて全体が掴めない。至るところに監視カメラが設置され、常にセキュリティーが目を光らせている。
朝だけあって店内は閑散としている。熱気など皆無。ルーレットの写真を撮っていると怒られた。
バーのところには大画面液晶モニターが3つも設置されていた。
どうでもいいスポーツ中継が放送されていた。
おそらくホテルの泊まり客。朝食後のプレイをしているようす。
テンションはかなり低め。とりあえず記念にカジノでちょっとだけ遊ぼうという感じ。
カジノで大儲けすると車が貰えるらしい。
実際は客から金をふんだくるだけふんだくって全然還元しない。店の施設、従業員を維持しようと思ったら、生ぬるい営業ではすぐに潰れてしまう。
500ドルを握りしめてやって来て、全て使ったらあっさり引き上げるくらいがいい。稼ごうと思うとドツボにハマる。近所のジジババが虚ろな目でスロットマシーンを操作していた。
公園に戻って自転車の整備を行う。
総走行距離は約8,500km。オーストラリアではすでに6,000km以上走っている。Perthの次はDarwinで走行距離はおそらく5,000km程度になるだろう。Perthを出る前に整備をしておく。
まずはハブの玉当たり調整。前回はSAのKimbaで行った。あれから3,500kmほど走行している。玉当たりの調整自体は簡単だが、ロックナットの締付けが難しい。
いい感じで調整しても、ロックナットを締めると当たりがおかしくなる。おっさんが納得するまで、何度も何度も繰り返し調整を行った。出先で何度もやり直すのはキツい。ロックナットを締め付ける時にシャフトが動くのがイケないみたい。六角レンチ2本を使ってなんとか調整を行うことができた。
後輪はブレーキローターを外す必要があって手間が掛かる。
ローターのロックナットを外すにはミニモンキーの柄を延長するシートパイプが必要。ああ〜面倒臭い。
チェーン交換する前に、スプロケットやチェーンリングの掃除を行っていたところ、なんとフリーハブプロテクターの爪が割れてしまった！これがないと、万が一チェーンが外れた場合、スポークを傷めるおそれがある。
先日のブレーキキャリパーのダストカバーといい、樹脂製パーツが壊れ出している。おそらくは強い紫外線が劣化を加速させているものと思われる。
面倒臭いけど、スプロケットを外してプロテクターを外しておいた。意外に丈夫で力ずくで割ることができなかった。
今度は爪が折れても、結束バンドや針金で固定できるように、予めドリルで穴を空けてから取り付けたい。道具がないので、穴を空けるのは無理だった。
チェーン交換毎に増え続けるチェーンピン。チェーンにはチェーン品が1本付属する。
掃除がしやすいようにチェーンはミッシングリンクでつないでいるため、チェーンピンは必要ナシ。未舗装の道路を走行中にチェーンがブチブチ切れてもいいようにと、チェーンピンを30本以上も持って来た。ちょっと持ちすぎだなと反省。
チェーン交換後は、いつもの各部の取り付けビスの点検。拭き掃除。ハブの玉当たり調整に時間を取られて、自転車整備が終わったのは12時頃だった。
本当に疲れた。荷物の積み下ろしで余計に手間が掛かるのが嫌。付けては外しの繰り返し。
川沿いのベンチで昼食をとると、自転車屋さんめぐりを行って、先ほど壊してしまったフリーハブプロテクターを探すことにした。
今日は天気が長持ちしているな。空を見る限り雨は降りそうにもない。
レンタル自転車屋さん。二人がけのシートに並んで座って乗る自転車。
セグウェイもあったりする。
今どきセグウェイは全然珍しくもなく、今さら感が強すぎる。
Adelaideで見たレンタルの電動キックスケーターやアシスト自転車の姿はなし。
気の乗らない自転車屋さんめぐりをする。
外観からして嫌な感じがしていたが、店内に入ってフリーハブプロテクターを置いていないか聞くと、何それ？みたいな顔をして置いていないと答えた。
ロードバイクにフリーハブプロテクターなんてもの付けるわけがなく、一部のクロスバイクに付けてあるくらい。パーツ自体の存在を全く知らないかのような返事を貰って凹んだ。マイナーなツーリング関係のパーツを扱っている店は少ない。26インチのタイヤだってほとんどない。
自転車屋を回っている時に町中では珍しいガソリンスタンドを発見したので、ガソリンを入れることにした。しかし、入ったスタンドは5L以下では給油しないという。
次のスタンドでは入れられたが、店員が何か言っていたようすだと特別に入れさせてもらったようだ。すっごく面倒臭そうな態度をされると、少し傷つくな。確かに面倒臭いのは分かるが、こっちだって必要だから入れたいだけであって邪魔をする気は全くない。
今どき燃料ボトルにガソリンを入れる自転車旅行者はほとんどいないのだろう。たぶん多くは軽量のガスストーブを使っている。行く先々で邪魔者扱いされる従来タイプの自転車旅行者。なんだかね、心に隙間風が吹いて仕方がないよ。
3軒目の自転車屋さんで、久し振りに26インチタイヤを発見した！マラソンプラスがあったのだが、ロード用の700c。まだ26インチタイヤを置いてあっただけでもヨシとせねばなるまい。
適合するブレーキパッドがあったので、2セット買っておいた。パッドがすり減ってくると効きが急に悪くなるので、予備は多めに持っておいた方がいい。機械式ディスクブレーキもマイナーだから、ある時に買っておいた方がいい。2セット合わせて$33.9だった。
先日交換したブレーキパッドは念のためとっておいたのだが、今回新しいものを手に入れたので捨てることにした。
まだ1mm以上あるのだが、効かないのだから捨てるしかない。
効かないブレーキほど危険なものはない。カンチブレーキの雨天走行で嫌というほど思い知った。
パッケージは捨てて、パッドが振動で減らないように紙を当ててジップロックに入れておく。
自転車のブレーキパッドはコンパクトだからいい。
夕方まで図書館でくつろいだあと、いつものねぐらに帰ることにした。ちょっと寄り道してPerth Station。
通勤通学で電車に乗る人が新鮮に思える。
金曜の夕方だけあって、市内の道は渋滞が起こっていて、けたたましいクラクションの音が聞こえてくる。
町のスーパーで買い物。大して安いわけでもなく、品揃えが豊富なわけでもなく、他に買い物をする店がないので仕方なく行くだけ。
それにしても、年季の入った買い物袋だ。一昨年のPCT、TehacyapiのサークルKで貰った袋。なんて物持ちがいいんだろ。
歩行者天国にて。
やたら人がいて、みな猫背になってスマホを弄っている。スマホ弄りしか楽しみがないのか？どこもかしこもスマホ病にかかっている。
ようやくフェリー乗り場の近くまでやって来た。人が多いと移動するのが大変だ。
先日から準備していたアイススケート場がオープンしていた！
意外にお客さんが入っている。Perthの冬は暖かくて氷点下は稀。（たぶん）スケートは珍しい遊びなのだろう。
手すりに掴まって滑る子供。見ていると昔の自分を思い出して笑ってしまう。こんな滑り方をしていたな。
ライトアップされたメリーゴーランド。観覧車のような高速回転ではなし。通常のスピードだった。あまり速くすると目を回す人が続出するのだろう。
サイクリングロードを走っていつもの公園へ向かう。
もうどこでもいい。寝れさえすれば。
同じ位置にテントを設営。
今日は天気が良くて金曜日なので人気が多い。さっきから大音量の音楽は鳴り止む気配はなし。たぶん、カジノの駐車場に止まっている車。
さあて、もうやることはやったからPerthを出ることにしようか。どこへ行っても人だらけで疲れるし、ゆっくりする場所もないし、自転車で走りたくなってきた。結局、Perthでも全然ゆっくりできなかった。私の居場所はどこにもない。
今日はカジノで毒気にあたって疲れた。あんなとこ行くんじゃなかった。
・チェーン交換
・フリーハブプロテクター取り外し
・各部取り付けビス確認
市内散策
走行距離20km、走行時間1h50m
ねぐら 公園東屋
おわり
