こんにちは。からあげです。
自転車を預けて、セキュリティーチェックを無事に抜け、あとは飛行機に乗るだけになった今。
飛行機を眺めて時間を潰した。
預け荷物が大きくて地味に邪魔。
持ち手がなく非常に持ちにくい。
8時過ぎにゲート前で手続きを行い飛行機に乗り込む。
警戒していた機内持ち込みの荷物重量チェックはなし。
高額な超過料金を請求されないように、ポケットにモバイルバッテリーを突っ込み、フリースを着込んだというのに。
おい、エンジン。無事にMelbourneまで頼むよ。
機内に乗り込む。
座席指定はしなかったものの、好きな窓際の席になる。
翼が多少邪魔な位置だが、全く見えないわけではなし。
初のLCCで警戒していたのだが、思ったほど狭くない。
165cmのおっさんが座っても、多少余裕あり。
隣の席は子供で肩が当たるようなことはなく快適だった。
機内食は頼まずに持ち込んだチョコレートだけだったのだが、やはり他が食べていると欲しくなる。
入国届けには、適当に職業を書いておいた。
これで何か言われることはなし。
途中のCairnsで一旦飛行機を降りることになった。
そのまま乗っていることは出来なかったようす。
Cairns空港でも手荷物検査が実施された。
荷物を出したり仕舞ったりが非常に面倒臭い。
Cairnsに到着した時は雨が降っていたのだが、いつの間にか止んでくれたが、しばらくすると激しいスコールに襲われた。この時、起きていることは全く知る由もなかった。
合計約11時間のフライトを終えて、ようやくMelbourneに到着した。空から見るオーストラリアは何もなくてスカスカというのが第一印象だった。
重たい手荷物を持って移動する。
Cairnsまでは日本語の案内があったが、Cairnsを過ぎると日本人はグッと減って日本語案内はなくなってしまった。
乗ってきた飛行機のBoeing787。ジェットスターは当初のイメージとは違ってなかなか快適だった。手荷物検査も簡単だった。ネットに出ていた極端な事例を真に受ける必要は全然なかった。
入国検査を行ったのだが、相手が何を言っているのか分からず仕舞いだった。結局、12ヶ月の滞在許可が下りたのかは不明。電子ビザはスタンプと違って見た目では分からない。
あとで慌ててイミグレーションに戻っていったが、私の言いたいことは全く伝わらず。しつこく居座ると、大変なことになるやもしれないので、早々と退散した。
手荷物を受け取る。大型荷物は別のところに置かれていた。
見るも無残なダンボール箱を見て悲しくなった。
私がせっかく丁寧に梱包していたというのに、その甲斐は全くなし。
ダンボールは水濡れに弱い。
濡れたダンボールでは強度は保てない。なんだか落としたような跡がある。テントのフライシートは外に飛びてていた。
Cairnsで荷物を出す時に邪魔だったので、一時外に置いていたのだろう。早めのチェックインだったから、奥の方に入れられたものとばかり思っていた。ひょっとしたら、反対側を開けて荷物を出したのか?
ダンボール箱は湿っていて、逆向きにしないと崩壊のおそれがあったので、やむなく反対向きにカートに載せた。
自転車と対面!
あちこち擦り傷があって、多少リヤディレーラーが歪んでいたものの、紛失したものは多分なし。自走可能なのは助かった。スポーク折れがなかったのには幸いだった。
ボロボロのダンボール箱を置いて食事に行くわけには行かず、腹を空かしたまま自転車を組み立てることにした。
カート置き場の片隅で自転車を組み立てる。
箱詰めしてからしばらく時間が経過しているので、余計に時間が掛かってしまった。
寝不足と空腹は本当に堪える。できれば人通りが少ない場所で作業したかった。箱がボロボロになったこともあり、笑い声が聞こえてくるとイラッとした。
解体したままパーツを分散させて預け荷物の中に入れる必要はなかった。どこへやったか思い出すのに時間がかかった。
自転車を組み立てて荷造りに掛かった時間はおよそ4時間。
各部はガタガタで調整が必要だが、走りながら少しずつやってゆくことにする。ミラーの柄が壊れてて使用不能なのには参った。
空港のATMで現金を引き出す。
クレジットカードはあるが、最低限のお金は必要だ。
500AUD下ろすのに手数料が8AUDも掛かってしまった。
金種は50ドル紙幣が10枚。
できれば20ドル札で欲しかった。
よし、現金を手に入れたところで、まずは飯を食いにいこう。
やって来たのは、空港近くのマクドナルド。
幸い空港のWi-Fiを拾って現在地が分かり探し出すことができた。
ビックマックとポテトとドリンクで$11。$1=80円だからアメリカより割安に感じる。
空腹だったため、あっという間に食べてしまう。
マクドナルドからは野生の勘を頼りにショッピングセンターにやって来た。やはりスマホの地図は現在地が分からないと使えない。
途中、SHOPPING CENTERという標識が出ていたから良かったものの、なかったら迷子になって途方にくれたことだろう。
ショッピングセンターにやって来たのは、TelstraのプリペイドSIMカードを買うため。Wi-Fiだけで行動するのは厳しい。大都市は複雑で走行不能となる。
プランは28日でボーナス合わせて20GBの$30のプランにした。
店員さんにアクティベーションを行ってもらう。
自分でやるには、Wi-Fi環境と英語力が必要なため、私にはキツイ。設定してもらっても、実際に使えるようになるのは2,3時間後。
Telstraのお店を出る頃には、周囲はすでに真っ暗になっていた。
アクティベーションが完了したものの、実際に使えるまでのタイムラグがあるのには参った。
とりあえず、トイレでペットボトルに水を汲んでおく。
適当に食料を買っておく。
カゴのものをベルトコンベヤーに流すのはアメリカと一緒だった。
袋ラーメンとバナナ、パンなどを買った。
ショッピングセンターを出たあとで、たまたま通りがかったガソリンスタンドでガソリンを給油する。
オーストラリアはセルフが標準のようす。
油種のなかから、DIESELだけは除外して、2種類のどちらかにするか迷った。
単価が表示されておらず。適当に赤いノズルを選んでおいた。注ぐ時、黄色液体が見えて心配になった。
この日は、墓地の片隅にテントを張って眠った。
すでに暗くなっており、むやみに夜間走行をするのは危険と判断した。
こうしてオーストラリアの初日は終わったのだった。
おわり