こんにちは。からあげです。
前回までのあらすじ
今回でようやく最終回を迎える自作パソコンの記事。前回はBIOSの起動テストが終わったところ。パーツ選びから始まり、パーツの取り付けが終わって、残すはWindowsをインストールするだけだ。
表示されたBIOS画面
BIOSの設定画面を見て満足する。
CPU温度、冷却ファンの回転数などを確認することができる。
Windows10の入手
パッケージ版 Windows10 Home
PCを自作する場合はOSを自分で用意してインストールしなければならない。
私が入手したのはUSBフラッシュメモリーに入れられているパッケージ版のWindows10 Home。
PCパーツとセットで買うと安くなるDSP(Delivery Service Partner)版もあるが、使用途中でパーツ交換できなくなるという大きな欠点がある。
Windowsはアクティベーションが必須なので、怪しげな中古は絶対に買わない方がよい。決して安くはない代物だが必要経費と割り切ろう。小銭をケチって中古にすると、後で泣きを見ることになるかもしれない。使用済みのプロダクトキーは使えない。
個人で基本機能を使うだけなのでProは必要なし。必要になったときにProにアップグレードすればよい。今のところHomeで十分だ。
ダウンロード版は低速回線ではダウンロードに時間が掛かるし、リカバリーメディアを作成する必要がある。パッケージ版なら再インストールするときでも、USBメモリを挿すだけでいい。
私は格安MVNOの不安定な回線を使っているのでダウンロード版は止めにした。
同梱のカードにプロダクトキーが記載されている。
USBフラッシュメモリー
不要になればフォーマットして使える。容量は13.5GB。
端子が青色なのでUSB3.0と思われる。
Windows10のインストール
キーボード、マウスの接続を確認して、前面のUSBポートにUSBフラッシュメモリを差し込んだ。
BIOSの設定変更(Boot Order 読み込み順序)は特に必要なかった。
インストール済みのOSがない方が簡単にできるように思える。
一応簡単な説明書が付いている。読むまでもない基本事項が記載されている。
USBメモリが読み込まれると、最初に64bit版・32bit版の選択画面が現れる。
ここでは64bit版を選択して先に進む。
あとは画面の指示通りに設定を済ませるだけ。
何度か再起動を繰り返してインストールが完了する。
インターネットに接続してwindowsのアップデートを行う
自作PCはインターネット環境も自分で構築する必要あり。
今回は無線LAN子機とスマホのテザリング機能を使って接続する。
高速で安定した光ケーブルで接続したいところだが、家に滞在することが少ない私は有線は使わない。(放浪癖のある私は同じ場所で生活できない。)スマホのテザリング機能を活用している。
2.4GHz通信対応、最大150Mbpsのものを選択した。低速MVNO回線では150Mbpsもあれば十分だ。
端子はUSB2.0。軽量コンパクトでノートPCにピッタリ。
前面パネルのUSBポートに無線LANの子機を挿す。
Windows10のUSBメモリが挿したままだが、単に抜き忘れていただけ。
スタートボタン-設定-更新とセキュリティーからアップデートを行う。初回はアップデートプログラムが貯まっているので時間が掛かる。
内蔵HDDの設定
特に戸惑うことなくスムーズに完了させることができた。
新しいシンプル ボリュームを選択。
すると新しいシンプルボリュームウィザートが開始される。
そのまま次へをクリック。
ドライブ文字の割当をDにして次へ。
デフォルト表示のまま次へ。
ウィザードの完了が表示される。
めでたく4TBの内蔵HDDが認識された。あとは使いながら細かな設定を行っていくだけ。
ついに自作PCの完成!
キーボード、マウス、無線LAN子機などを裏面のポートに挿し込む。
適切なポートか確認する。
ケーブル類の接続が完了したところで、PCケースを棚の奥に移動させて固定する。
落下防止のためにロープで縛る。
脚に付けたゴムで滑りにくくなっていてよい。
これなら大地震が来ても落ちることはないだろう。
自作したデスクトップパソコンの使い心地は抜群に良い。ノートもいいがデスクトップの方がもっといい。
Windowsがすぐに立ち上がって仕事や勉強をやる気にさせてくれる。メインストレージをM.2 SSDにして大正解だった。処理が速いうえ動作も安定していて非常に満足だ。
モニターが大きくなって複数のウインドウを同時に表示させることができて作業が捗る。
もっと早く自作した方が良かったかもしれない。
これまで使っていたノートPCからデータを移しても空き容量は有り余るほどある。
サブストレージのHDDは4TBだから何でも放り込んでおける。
簡単な動画編集からワープロ・表計算まで何でもこなせる凄い奴だった。だが悲しいことに、自作して1年足らずで新しいOSのWindows11に対応しなくなってしまった。とほほ。
CPUのRyzen7 1700Xが要件を満たさず。
無料アップグレード期間内はこのまま使って、期限が迫ったらCPUを交換することにする。CPUなどパーツ交換ができるのが自作PCの利点。
サブ機となったノートPC(Lenovo X250)はLinux Ubuntuを入れて今でも現役バリバリで活躍している。
省電力設計で持ち運びできるのが良い。ただ、機械式キーボードに慣れてしまうと、ノートPCのキーボードの打鍵感では全く物足りない。やはり道具は状況に応じて使い分けが必要だ。
ということで自作PCは今回でめでたく終了。次回はCPU交換のときに記事にしようと思う。
おわり