こんにちは。からあげです。
今回もどうやら天候不順のようで、北海道に来てからハッキリしない天気が続いている。前回3年前の時も、始めは雨が多くて大変だった記憶がある。今回は自転車のため、もろに天気の影響を受けるのが辛いところだ。
今朝も大沼周辺は濃い霧に包まれていてテントはずぶ濡れになってしまった。夜になると水滴が大きくなり、雨になって降り出した。たまらず自転車にカバーを付けた。
それにしても霧も鬱陶しい。雨が降らないだけマシと思うしかない。
今日もやる気なしの状態だが、すでに3泊して退屈してしまっている。昨日は北海道駒ケ岳も登ったところなので、出発することにした。
出発前にテント内で朝食を作る。湿っぽいテント内が炊事の水蒸気でますます湿気てしまった。
パッキングを済ませて7時過ぎにキャンプ場を出発する。相変わらず周囲は霧に包まれている。テントが乾くまで待っていたら、いつまで経っても出られなくなる。
どうも大沼周辺は、特に霧が発生しやすいところらしい。ここに留まる限り、霧に包まれて湿っぽくなっていなければならない。
よし、脱出だ!
大沼を出ると下り基調の道を快調に走り、鹿部の町に下りてきた。
とりあえず行動食を手に入れるため、セイコーマートに寄る。
北海道にあるセイコーマートはコンビニのように各種たくさんの物を取り扱っているが、値段が手頃なのがいい。ポイントカードを作ろう作ろうと思っているが、つい忘れてしまっている。
ようし、今度こそはポイントカードを作るぞ!
間欠泉が見られるという道の駅に立ち寄ると、蒸し器が設置されていた。道の駅店内で購入したものをここで調理できるらしい。タンパク質が豊富なゆで卵が食べたかったが、まだ営業前で利用できなかった。残念。
ちなみに間欠泉を見るには300円が必要。ただし、足湯に入ることができる。
今日は温泉に入る予定があるため、足湯に入る気はしない。
リス注意の看板
よそ見しないように気をつけろ!ということか。
国道から急坂を登ったところにある大船遺跡にやって来た。
入場無料で資料館と発掘現場を見学できる。
縄文時代の竪穴式住居跡と土偶なんかが発掘されたそう。
小屋暮らしのおっさんとして、竪穴式住居に憧れる。
この自然に溶け込んだ雰囲気が良い。中で火を焚けるのも良い。
北海道の竪穴式住居の特徴として、竪穴が深いことが挙げられる。なんと2m以上の深さのある竪穴もあるそうだ。
管理人さんに話を伺ったところ、大雨でも中が浸水することはないという。津波の被害を避けるため、海岸から200m高い台地に住居を建て、冬の厳しい寒さを凌ぐため、竪穴を深くしていたそうだ。
なるほど。穴を深くすれば温かいか。
海岸線の国道248号線をひた走る。昨日洗った下着を付けて走っているが、霧で湿気るためなかなか乾かない。
今日は北海道上陸後初の温泉だ!日焼けで顔がヒリヒリするのを治したい。
川汲の集落を抜けるとトンネルやスノーシェルターが連続する区間となる。フロントとリヤのライトを点滅させて走る。
交通量はかなり少なめで危険を感じることはなかった。
交通量が少ないが、念のため歩道を走行する。後方から接近する車にドキドキしなくて済む。
スノーシェルターを過ぎたら、2本長いトンネルがあった。
歩道は狭くて走行は不可、車道の端を走って行った。
幸い車が来なかったため、かなり楽に走ることができた。いつもなら鬼の形相で馬鹿みたいに漕ねばならないところだった。
トンネル内のようす
余裕があるから写真などを撮っていられる。
椴法華と書いて、「とどほっけ」と読む。とどは読めんだろ?
響きが良い言葉で、脳内でとどほっけ、とどほっけと繰り返し言いながら自転車を走らせた。癖になる椴法華。
小さな漁港を通り過ぎる。霧の中に深く沈んでいる。
付近は昆布漁が始まっており、昆布を天日干ししている風景が見られた。
ついに道路の終点にある水無海浜温泉に到着した。
数人入っていたが、私は構わず素っ裸で入りにゆく。もちろん無闇に晒さずにタオルで前は隠してはいる。水着着用がマナーとならないように、ささやかな抵抗をしているのだ。やっぱり温泉は裸で入るもんだ!温水プールじゃない!!
この温泉、海岸にあるため、満潮時は水没してしまい、干潮時のみ入浴ができる。今日は干潮が長く長時間温泉に入っていられる温泉日和だった。
先に入っていたのは中国人4人組で、賑やかに中国語で会話していた。私が日本語で挨拶すると、流暢な日本語で返してきた。
湯船の中には昆布も入っている。下の石には苔が生えているため、非常に滑りやすくて危険だ。何度か転けそうになった。
おっさんの入浴シーンを本邦初公開!!
いやあ、温泉は気持ちいいね。汚れも落ちてリフレッシュできた。日焼け具合はかなりのもんかな?
自転車漕ぎすぎて痩せて肋骨が浮いている。ダイエットにいいんですってよ?奥さん。
温泉に入っている間は電柱に衣類を掛けて乾かしておく。テントもずぶ濡れだったため、広場に広げておいた。
風呂上がりに温泉の上の広場で休憩しようと思ったが、若い女性がやって来るのを待ち構えている変態野郎だと思われかねないため、他に移動して休憩することにした。
混浴だといるんだってね。そういう奴が。
恵山(えさん)灯台
いつまで経っても霧は晴れず。ずっと水滴にまとわり付かれている。植物にとっては快適だろうが、人間にはたまらん。
その後一旦国道278号線まで戻り、峠を越えて日の浜まで下りてきた。こちらもやっぱり霧に包まれている。
暑くないのはいいが、湿っぽくて仕方がない。
今日は道の駅併設のキャンプ場に泊まることにした。
料金は小さなテントで1泊300円。非常にリーズナブルだ。
ただキャンプサイトは遮るもののないフラットな芝生で強風時は辛いだろう。風が強い時は近くの戸井ウォーターパークキャンプ場に行くといいそう。森の中にサイトがあるんだって。
このキャンプ場、向かいにコンビニのローソンがあるのがいい。
手持ちの食料が少ないため、少し買いに来た。
今日は温泉に入って気分が良いので、おやつに焼き鳥を食べる。
ふむ、なかなかイケるな。明日の恵山登山のためにパンも買っておいた。
昔、実家の近所でも見かけた気がする。少しずつ北上していって北海道まで伝わったのか?
いや、人生投げたらアカンと元気づけてくれているんだな。多分。
キャンプ場でキャンプと言いたいところだが、霧が濃くてテントがずぶ濡れになるため、軒下でカウボーイキャンプをすることにした。
管理人に会った時、今日は人がいないから炊事場でテント張っていいよ!と言われたので、あそこの軒下で寝かせて下さいと言ってみた。するとすんなりOK。公認だと気楽でいいね。
さっきから湿気でマウスのカーソルが暴走するため、今日の更新はこれくらいにしておこうか。
明日は天気が良ければ恵山に登って、それから函館にゆく予定だ。距離は短く楽に行ける。
さあて、そろそろ寝床の準備をしよう。
おわり
コメント
お元気にご活躍をされている様で何よりです。
車上泊をなさっていた頃、からあげさんに勧められた山登り、卵焼きは持病で身体が弱いのですが、今では一人で東京の高尾山に登れる様になりました。
小さな山ですが、卵焼きもからあげさんに負けない様に日々挑戦して自分らしく生きて行きたいと思いながら登山を楽しんでます。
はい、どうもありがとうございます。
それはそれは良かったです。登山をすると心身ともにリフレッシュできます。
今後も楽しんで登ってくださいね。
私もマイペースでブログを更新しますから。
隊長の 入浴、サービスショットに 赤面! (*/▽\*)
温泉の 気持ちよさが 満面の笑みで
よく伝わります
湯船に昆布が入っていたり
電柱に 服を引っ掛けるなど
解放感に あふれてますね ヾ(≧v≦*)ゝ
いやあ、久しぶりの温泉で非常に気持ちよかったです。塩分濃度高めでピリピリ感もあって良かったです。
洗濯物を干すのに一々ロープを掛けるのは面倒なので、立木などに干しています。