新たなトレランシューズを手に入れろ!

こんにちは。からあげです。

 

昨晩はこっそり弘前城で泊まろうとしたら、警備員の人がやって来て、「ここで泊まれませんよ!」と釘を刺されてしまった。ああやっぱりという感じだった。私は負けじと「休憩しているだけです。」と返した。

こういう時のことも考えて、大きな町で野宿する時は2,3つ候補地を見つけておく。面倒な作業だが、暗くなってから新たな野宿場所を見つけるのは難しい。暗くなってから移動すると、気ばかり焦ってロクなことがない。

弘前城のすぐ近く、駐車場の大きな東屋で泊まった。ここは道路のすぐ近くで車の出入りがあって落ち着かないが、二方向が壁で耐候性が非常に高かった。ここでやり過ごせない嵐はないだろう。

隅のコの字型になったベンチのところで、直に寝袋を敷いて眠った。マットはなし。リアキャリアに丸めた状態で括り付けてあって、付け外しに手間が掛かる。コンクリではなく板なら、それほど背中が痛くならない。

それにしても絶妙なフィット感だった。身長165cmの私がすっぽり入る長さだった。ここが一番目立ちにくくて、風が当たりにくい場所だった。私のために用意されたベッドのように思えた。

ただ、この東屋。道路に面しているためか、散歩する人が結構出入りする。夜明け前から東屋の中を通り抜けてゆく人がいた。

人がやって来るようになったので、寝袋を片付けして普通にベンチに座っていたら、太いタイヤを履いた自転車に乗った爺さんがやって来た。ファットバイクというやつか?

カウボーイハットにサングラスで決めた爺さんは、私を見るなり話しかけて来た。ああだこうだと話しているあっという間に時間が立ってしまった。爺さんは以前自転車に乗っていた時に、幅寄せしてきたトラックの運転手に、なぜ幅寄せするのか聞いてみたことがあったそうな。

そのトラックの運転手曰く、「こっちは毎日一生懸命働いているのに、お前のように働きもしないで自転車に乗っているやつを見ると腹が立つ。それで嫌がらせしようと幅寄するのだ。」というようなことを言ったらしい。爺さんは度胸ある。トラックの運転手にそんなこと聞いたら、殴り掛かられるかもしれないのに。

トラックの運転手の言うことも分かるが、自転車に幅寄せする危険な行為は断じて認められない。接触しなくても、吸い込まれそうになったり、逆に突き飛ばされそうになって、転けそうになる時がある。転けてトラックの後輪に巻き込まれてバラバラになるか、後続車に惹かれてボロ雑巾になるかのどちらかだ。

文句があるなら、車を下りて言いに来い!こっちは必死になって貯金して辞めたのだ。普段、飲み屋や博打で給料をみなつぎ込んでいるような人間に言われたくない。

東屋は目立つので、観光センター前の公園にやって来た。ここは道路から一段高くなっていてひと目に付きにくい。散歩する人もわざわざ階段を上ってまで来ることはない。

車で通り掛かる観光客は、ここに公園があることすら気づかないだろう。そう、ここは町の中の死角なのだ!

いつものように朝からカレーを食べる。
毎日、朝からカレーということに全く不自然さを感じなくなってしまった。

朝食を済ませると、暇つぶしに弘前城に行くことにした。

今日はAmazonから届くトレランシューズを受け取り、ソールが剥がれてきたシューズをアシックス本社に送るという重要な仕事がある。

弘前の郵便局からコンビニに配達されるのを待って、受け渡し準備完了のメールが来たら直ぐに取りにゆく。

 

昨日はクランクの異音を解消するために、自転車屋で点検してもらったが、原因は分からず仕舞いだった。そのため、気分はあまり良くない。だから、シューズくらいはスムーズに終わらせて、気持ちよく先に進みたい。

あまりゆっくりしていると、小屋に帰るのが遅くなって、来シーズンの活動に影響が出るかもしれない。

弘前城天守閣

本丸は有料区画となっているが、早朝夜間は自由に出入りすることができる。誰もいないので入ってみたら、近所の人たちが散歩したりジョギングしたりしていた。ただし、鍵が掛かっているため、天守閣の中には入れない。

近くにある見晴台のようなところから天守閣を見ると、なんだか1/1スケールのプラモデルのように思えて仕方がなかった。なんとなく外観が整いすぎていて生活感がまるでない。

この天守閣は石垣の工事のため、移動させられて現在の位置に建っている。修理工事は10年の長い歳月が掛かるそうだ。

これが現在の基礎。本当にプラモデルみたい。キレイ過ぎる!

工事現場のようす

まだ仕事前で作業員の姿はなし。

石垣に使われる石が並べられていた。3次元のパズルは難しそうだ。

これは本丸入口の角の石垣。

凄く大きくて立派な石が使われている。石を切り出して運ぶ作業は相当大変だっただろう。さらに積み上げてゆくのも大変だな。

本丸広場から岩木山を望む。

昔の殿様もこの景色を見ていたことだろう。

お城のロボット。ためのぶという人間から名前をとったのか?よく分からないキャラ。

有料区画の料金所

早朝はこのように自由に通り抜けできるようになっていて、立ち入り禁止とはなっていない。

遅い時間にやって来る観光客からお金を取ればいいのだろう。早朝に来れば、本丸にタダで入ることができる。(ただし、天守閣内部には入れない。)よく覚えておこう。

できれば、桜の季節に朝早く来たい。しっかし、GWの前後だから混むんだろうな。

並べられた石垣用の石。ペイントマーカーで番号が書かれていた。順番に並べられているのだろう。移動させたら大変なことになるな。ってこんな大きな石、人力では動かせない。

市立図書館に行き登山の本を読みながら、配達完了のメールが今か今かと待っていると、昼近くになってようやく届いた。早速弘前城近くのコンビニにやって来た。

こういう時のおっさんの行動は非常に迅速だ。

コンビニからリアキャリアに括り付けて、朝いた公園にやって来た。Amazonの過剰包装には毎度やられる。

自転車だと運ぶのも、あとのダンボールの片付けも大変だ!壊れにくいものについては、簡易包装のオプションがあっていいと思うぞ。

Amazonで注文したシューズは、今まで履いていたのと同じヤツ。

アシックスのGEL-VENTURE6というウォーキングシューズだ。これまでトレイルランニングシューズと言っていたが、メーカー的にはウォーキングシューズとなっている。色とサイズも同じ。

普段25.5cmを履いているが、ピッタリのシューズだと下山時につま先が当たって痛くなるので、27cmにしてインソールを1枚追加している。それで履いているうちにフィットしてくれる。

こちらが今まで履いていたシューズ。安物のシューズからこれに替えてようやく信頼性が高まったかに思えたのだが、一月も経たないうちにアウトソールが剥がれてきた。放置しておくと、ベロンと剥がれてしまいかねないので、瞬間接着剤で修理して履いていた。シューズの状態は悪くなる一方で、このまま履き続けるのは余計な神経を使って疲れるので、メーカーにクレームを入れて新たなシューズを注文したのだった。

ソールのようす

毎日履いていたが、ほとんど自転車を漕いでいるだけのため、それほど減ってはいない。つま先の部分が少し減っているくらい。

かかとの部分の修理箇所。

ミッドソールとアウトソールの接着面が剥がれてきた。そのため、時々チェックして瞬間接着剤で修理していた。

なぜ、ソールが剥がれてきたのか?品質に問題があったのだろうか。そう言えば、このシューズは現品限りの最後の1足だった。何年も売れずに展示されていたものかもしれない。売れ残りなのに、定価で買ったシューズ。決して安くはない7,000円で購入したのだが、長くは持ってくれなかった。

非常に残念だ。

傷んだ靴は、新しい靴が入っていた箱に入れて、アシックス本社に着払いで発送する。なんだか自分がクレーマーみたいで嫌になってくる。家にいる時なら簡単にできる作業も、出先だといろいろと面倒なことが多い。

今日は晴れていて良かった。雨だったらダンボール箱を運ぶのにさえも困っていただろう。

郵便局でシューズを発送すると、すでに1時近くになっていた。
どこかでラーメンを作っていると、さらに時間が掛かって食べるのが遅れる。

そこで今日は外食することにした。やって来たのは弘前市役所の新庁舎。ここの4階に食堂があるらしい。

レストラン ポム

部外者でも自由に出入りして食事することができる。

今日の日替わりランチのメニューはなんだろな?

おお、これか!なんだか貧相じゃないか?まあいい。贅沢言わずに食べようぜ!

これが日替わりランチ。

カレーライスにサラダと味噌汁が付いている。
これで530円。納得の値段だ!

このカレー具沢山で非常にお腹に溜まる。エビフライ、半熟玉子、トンカツに大きな牛肉も入っている。朝カレーを食べたことなど、全く気にしていない。

食べごたえのあるトンカツ。ああ美味い!

ご飯は大盛りを頼んでおいた。ダメ元で言ってみる価値はある。
何でも試しに言ってみないと損をする。

市役所の食堂で昼食を食べて元気になったおっさんは食料を手に入れるため、郊外のスーパーにやって来た。

立て掛けられる柵がある駐輪場だが、驚くほど自転車が少ない。

ガラッがら。

最近になって気がついたのだが、函館でベアキャニスターを実家に送り返してから、持てる食料が減ってしまった。これまで嵩張って潰れやすいパンやスナック菓子を入れていたのだが、それを入れる場所がなくなってしまった。リアのサイドバッグは常にいっぱいいっぱい。残るはフロントサイドのバッグのみ。カバンにきっちり積めると、荷物の出し入れがし難くくなるので、ほどほどにしておきたいのだが、入らないからどうしようもない。

サイドバッグの容量はフロント25L、リア40L(2個セットで)の計65Lだ。ブログ用の電子機器と登山用品を持っているため、カバンの容量に余裕がほとんどない。

来年海外ツーリングに行く時は、さらに大容量のサイドバッグを付ける必要がある。フロントもリアと同じバッグにするか、リアをもう少し大きい75Lにするか。

弘南鉄道 中央弘前駅

なんとも味のある駅。この駅が弘前側の終点となっている。学生の自転車なのか、たくさんの自転車が停められていた。

五重塔で有名なお寺にやって来た。名前は忘れた。

山門には可愛らしいうさぎの銅像が設置されている。

五重塔

日本最北の五重塔らしい。厳しい冬を何度も乗り越えているのに、驚くほど傷みが少ない。

寄り道はこれくらいにして今日は十和田湖手前の虹の湖までゆくことにした。

八甲田山に登りたかったのだが、明日は天気が悪いため、酸ヶ湯をショートカットして直接十和田湖に向かう。

郊外に出ると道は空いてきて非常に走りやすくなった。弘前市内は道が狭くて車の流れが悪く、自転車では走りにくいところだった。

高速入口が一番左のレーンになっている。

自転車にとっては嫌らしい場所。高速に入る車が来るため、直進レーンに入るタイミングに気を遣う。こんな風にせずに、途中で枝分かれしてくれた方が安全に走れるのに。

途中、田舎館の道の駅で少し休憩して虹の湖を目指した。

集落の一番奥に浅瀬石川ダムという大きなダムがある。ダムが決壊したら大変なことになりそう。

ダムのようす

ダムの貯水量は少なめだった。今年の夏はこちらの方は雨が少なかったのだろうか?

五時過ぎ、道の駅「虹の湖」にやって来た。隣には広大な公園があって、目立つところに野外ステージがあった。

ここが良さそう?いやちょっと待って欲しい。確かにここなら雨には当たらないが、目立つし風が吹くと吹き込む恐れがある。テントなしでの野宿は辛い。

他も探してみると、良さそうな東屋を発見した!

どうやらバーベキューをするところのようだった。低いながら壁もあって耐候性もある。よし、ここに決めた!

暗くなって周囲の人気がなくなったころ、寝床の準備を始めたのだった。

今晩から雨が降るという予報だ。ここなら快適に過ごすことができそう。

さあて、もう止めよう。明日は十和田湖畔のアップダウンが待っているぞ!たくさん寝て峠越えの体力を付けておこう。

 

おわり

コメント

  1. kodairakun より:

    タイムラグがあるんですでに異音の原因わかってるのかもしれませんが、フロントディレイラーのワイヤーの先端がクランクに当たってカチカチ音がするとか、チェーンの継ぎ目のアンプルピンがちゃんと入ってなくてフロントディレイラーに当たるとかそんな経験ありました

    • karaage より:

      どうもありがとうございます!
      異音問題は無事解決しました。
      ハッキリした原因は分かっていませんが、今のところ音はしません。