礼文島8時間コースを歩く2018

こんにちは。からあげです。

 

今日も天気が良い一日で楽しくハイキングをすることができた。
早くゴロゴロしながらうみねこをやりたいので、さっさと記事を作成してしまうことにしよう。

今日は礼文島北端のスコトン岬から8時間コースを歩いて緑ヶ丘公園キャンプ場まで戻る。
スコトン岬へは始発のバスに乗ってゆく。片道20kmもあって歩いて行くのは時間が勿体無い。
前回の3年前歩いた時は、天気がイマイチだったが、今回は朝から青空が広がっていていい景色を期待できそうだった。

 

今回は軽量装備で歩く。
トレランもどきシューズ、自作の軽量バックパック、トレランポール、防寒着、ポンチョ、水、食料など。

今日の天気予報では雨が降らないが、緊急時のビバークに備えてポンチョと防寒着を持ってゆく。

食料

ポカリスエットの粉末とカロリーメイトもどき、ビスケット、パンなど。日帰りであればこれで十分だ。

非常食はカロリーメイトもどき2袋。なんかもどきがいろいろあるな。いいんだよ!もどきであっても。いちいち煩い。

水は2L。それほど気温は高くはなく、自炊しないので、2Lあれば十分だろう。足りない場合は、途中の沢で汲むこともできる。

サコッシュと中身

自作のサコッシュに地図、コンパス、スマホ、財布などを入れておく。
ヘッドランプは、日帰りでも持つようにしている。予備電池はなし。バックアップはデジカメのLEDライト。ボタンを長押しすれば、30秒間点灯してくれる。

キャンプ場を出発して香深井の集落まで下りて来たところ。
今朝は利尻山は雲に隠れて上部が見えなかった。

昨日同様、徐々に雲が晴れてくることを期待しよう。

スコトン岬行きのバスに乗る。

久しぶりにバスに乗ったような気がする。いつも自転車でマイペースで行動しているため、バスの時間に合わせるのは心理的な負担が大きかった。

スコトン岬

始発のバスにも関わらず、結構なお客が乗っていた。
降車時に料金を支払うシステムのため、しばらく待たなければならなかった。

バス停のある駐車場からスコトン岬まで歩く。
ここが8時間コースのスタート地点となる。

トド島を望む。

冬になるとトドがやって来るらしい。今は海鳥がいるだけだった。

舗装路を歩いてスコトン集落を抜けてアワビコタンの方にやって来た。前回はそのまま舗装路を歩いたので、今回は別ルートを選択した。

アワビコタンは民家はなく、番屋があるのみだった。
建物の中では昆布の乾燥作業をしているところ。

ゴロタ岬に向かって登っているところ。
空気がヒンヤリしていて気持ちいい。Tシャツ一枚だと寒いくらいだ。

本州の猛暑とは無縁の世界が広がっている。やっぱり夏は北海道に限る!

スコトン岬の方向を望む。

快調にゴロタ岬までやって来た。
団体の登山者は遥か後方だ。静かな場所だとかなり寛げる。
自分の家の居間レベルまでに。私は夏期限定のホームレスのようなものだ。家なんかなくても生きては行ける。

ゴロタ岬からゴロタ浜の方に下ってゆく。

ゴロタ浜のようす

名前の由来となっている大きな石がゴロゴロ転がっている。
先の集落の方に近づくと、石浜から砂浜に変わる。

鉄府(てっぷ)集落までやって来た。
集落内の建物内でも昆布の乾燥作業をしていた。

なぜか天気はいいのに、外の乾燥場で天日干している風景は見られなかった。

お腹が空いたので、食パンを食べる。
安い行動食でよくお世話になっている。

鉄府漁港を望む。

ずーっと海岸線に沿って歩いてきた。

稲穂の崎

先端の方に小さな社が見える。それにしても海の青さが際立っているな。

8時間コース前半の見せ場、スカイ岬にやって来た。
観光客が多く訪れる場所で、ジジババがゾロゾロと歩いていた。

スカイ岬から入江を見下ろす。
う〜ん、なんて言う青さなんだ!

西上泊漁港

頑丈な防波堤と背の高い防風壁が設置されている。

スカイ岬から舗装路をしばらく歩いて8時間コースに復帰する。
一面の笹原を歩く。

前を散歩していた猫に追いついてしばらく猫と一緒に歩いた。

笹は次第に背丈が高くなり視界を遮ってしまった。
樹林帯や笹薮の中では景色が見えず、我慢のしどころとなる。

8時間コースは、大半がパッとしない道となっている。長いだけで見せ場は少ない。美味しいところだけ歩きたいなら、スコトン岬からスカイ岬までの岬めぐりコースだけを歩いて浜中に戻るのもいい。

海岸に近くに出てようやく景色が見えるようになったところで休憩する。

ここから宇遠内(うえんない)までが後半の見せ場となる。

北の方を眺める。ずっと断崖が続いている。

宇遠内方面

防波堤の先端が見える。
海岸に下りるまで滑りやすい急斜面と続くので注意する。

海岸まで下りてホッとする。

しばらくゆくとゴツゴツした岩場となる。
滑って転ばないように慎重に歩く。

海岸には昆布がビッシリと生えている。
それにしても海が凄くキレイだ。

宇遠内までの海岸歩きが8時間コースのハイライト。
宇遠内から元地までの海岸線は落石などの危険があるため、通行禁止となっている。以前は歩けたそうな。

宇遠内手前にある滝

なかなか見応えがある。礼文滝と同じくらい、いやそれ以上か。

宇遠内の集落

寂れた集落。廃屋が目立ち人影はごく僅か。
見た感じ夏場だけ住んでいるようす。

ここは車の通れる道路が繋がっておらず、山道を歩くか、船で反対側の香深まで行かねばならない。礼文島内で最も不便なところにある。

歩いていると、Tシャツに変な虫が止まった。

なんと、ヘイケボタルだった!

そう言えば、子供の頃見て以来、ここ30年以上全く見ていない。
近所の田んぼにホタルは見なくなった。

アザミに蝶がやって来ていた。

ダルい林道歩きを経て、ようやくキャンプ場に戻ってきた。

8時間コース、意外に見せ場が少ないため、歩いているうちに飽きてくる。それでも雨の心配なしに歩けたからヨシとしようか。

 

テントに戻ると、バリカンで髪とヒゲを剃って下着を着替えて洗濯をした。
キャンプ場の管理人さんと会うと必ず今日は風呂どうします?と言われる。その都度、自転車で自分でゆくのでいいです。と断るのだった。

フェリーターミナル近くにある温泉が無料送迎バスを出してくれているのだが、乗るには事前予約が必要のため、わざわざ聞いてくれているのだ。今度稚内に戻った時、ポートサービスセンターでシャワーを浴びるので、それまでお風呂に入る気は全くない。

風呂なんて入らなくても死なない。会社員を辞めた今、風呂に入る必要性が全くない。そう言えば、子供の頃、毎日風呂に入るのが嫌だったな。面倒臭いだけで、全然気持ちよくない。

そういう人間って結構いるんじゃないかな?社会生活上仕方なく入っているって。

 

さあて、晩飯にしようか。

 

おわり

コメント

  1. 佐藤スズキ より:

    隊長のブログには「ジジババ」が良く出てきますね^^ 高齢者一般のことですか^^

    • karaage より:

      はい、そうです。

      私がジジババという時はたいていお年寄りを悪く言うときです。
      いずれ自分もジジイになりますが。

  2. 山びと源 より:

    もう、10年以上は、礼文島に行ってないな~ww
    やはり、宇遠内~元地が通行止めになったのと、ツアーのジジババだらけで、楽しくないハイキングコースになってしまった(>_<)
    宇遠内~元地間の岩場で、ジジババやハイカーが落っこちたのも通行止めになった一因だろう?
    桃などに泊まり、何回も歩いた時より、看板も出来て、かなり整備されていますね。
    かなり昔には、トド島ツアーがあり、トド島でクリ(海の中にいる高級食材)を散々食べた事を思いだします。
    レブンアツモリソウの時期に行くと、フェリーはマグロ船状態でした。
    礼文島は有名になり過ぎました。
    焼尻島や奥尻島は、常人は近づかないから、のんびり出来るかも?

    • karaage より:

      礼文島は人気が出るだけのものがあります。
      今回の礼文島は桃岩コースが良かったです。

      海岸コースが通行止めになりましたが、年々侵食されていて危険になっているので、やむを得ないと思います。