漕いで漕いで漕ぎまくる!!

こんにちは。からあげです。

 

今日は向かい風が強いハードな一日だった。もう瞼が重くて仕方ない。早く寝袋に入ってヌクヌクして寝たいため、スピーディーに更新してしまうことにしよう。

昨晩は江差のかもめ島キャンプ場に泊まった。降ったり止んだりの天気だったが、日没直前太陽が顔を出して夕日を拝むことができた。ただし、にわか雨が降った。

夜は灯台の明かりに照らされながら眠った。疲れていたので、待ったく気にならず。ステージ上に立っていると、スポットライトを浴びているような錯覚に陥る。それにしても屋外音楽堂があるとは思いもしなかった。非常にラッキーだった。あの風の強い中でテントを張ったら、朝まで落ち着いて眠ることはできなかっただろう。

今朝は天気が素晴らしく良かったのだが、風は落ちることなく吹き続けていた。テントを撤収する際、ポールを抜いてから中の荷物を出した。

ようし、出発するぞ!

風がなければ、開放的で景色が良くて良いサイトなんだがな。

自転車に荷物を付けて出発するが、階段を下りねばならないため、一旦サイドバッグを外し、自転車を身軽にしてからバッグと別々に運ぶ。何度も行ったり来たりしなければならないため、かなりハードだった。朝から良い運動となった。

写真は階段の途中から見た江差港のようす。

下に降りると、帆船の開陽丸前の公園で朝食にする。ちょうど風よけになるベンチがあって助かった。まだ日が出たばかりだが、ソーラーパネルを出して充電しておく。こうしてこまめに充電することで、かなりの量を充電することができる。いちいち出したり仕舞ったりするのは面倒だが、ブログ更新に電気が必要なので、仕事と割り切って行う。

いちおうブロガーなんで、これはプロとしての仕事だな。

岸壁に係留されていた巡視艇

PS05 かむい

前部の甲板上には機関砲が設置されている。

出発早々、強い向かい風に吹かれてハードな一日を予感させる。
昨日の追い風は夢だったのだろうか?いや、現実だ。またあの神風を期待したい。

漕いでも漕いでも、失速して思ったように進まない。
トンネルは風の通り道になっていて、より一層風が強くなる。
いやあ堪らん。

地層がハッキリ見える断崖をトンネルが貫いている。

時々、バイクから挨拶されるのだが、こうも風が強いと逆にイラッとしてくる。お前らは良いよな!風が強くても大して影響がなくて。一応挨拶を返すが、風が強いときだけは止めて欲しい。タイヤ2つだけど、動力ありとなしとではエラい違いだ。自転車に挨拶するなら、下っている時にやって欲しい。これ、覚えといてね。大事なことだから。

まあ、好きで自転車に乗っているんだけどね。

雰囲気の良い砂浜が広がっていて開放感ある眺め。
風が強いため、白波が立っている。

熊の湯に寄りたかったのだが、明日の狩場山登山のため、スルーすることにした。寄り道していたのでは、日が暮れるまで間に合わなくなる。

風当たりの弱い入江だけは穏やか。強風が吹いているなんて感じさせない。

通りがかったセイコーマートで食料を補給する。
おっさんはなんて燃費が悪いんだ。今日は特に悪いな!

モリモリ食べて元気をつけよう。もちろん休憩中にもソーラーパネルで充電しておく。

ボンデンで作ったアンパンマンのキャラクターたち。

一番人気はなんだろうね。意外にジャムおじさんだったりして。
それはないか。

船揚場のようす

天気が良いと、ちょっとしたものでも、いい絵になる。

明日の狩場山登山に備えて、登山口の熊戻野営場までゆかねばならない。明後日からは天気が崩れるため、登山のチャンスは明日しかない。

何が何でも熊戻まで行かねば!

昼ごはんは防波堤の影で食べる。
道路から見えないし、車の音も聞こえないため、リラックスできる。

自転車で道路を走っていると、車の音が耳について頭がワンワンする。走り疲れたので、しばらく昼寝する。

たんぽぽに囲まれた廃校になった小学校。グラウンド一面がたんぽぽ畑になってしまっている。周囲に民家はないのに、なぜここに小学校を建てたのかは謎。

たんぽぽの鮮やかな黄色は青空に似合う。
これで風がなかったら、最高なんだけどな。

雨が降ったり止んだりに比べたら、まだマシかな?

道の駅てっくいランド大成を過ぎると、そのまま国道229号線を進む。海岸線沿いの道道740号線は、風が強いし、遠回りになるため、止めにした。

しばらく天気が良ければ、今日無理して走らなくても良いのだが。

山に入る前に、北桧山の市街地で食料を購入しておく。
強風のため、特売日ののぼりがちぎれんばかりにはためいている。自販機のジュース取り出し口や1000円札投入口の蓋が、風でパタパタと音を立てて開け閉めしていた。

大量に食料を買っておいた。
少し多めに買っておいて、明日も泊まれるようにしておく。

熊戻の野営場には登山者用の山小屋が建てられていて、そこで宿泊することができるのだ!小屋があれば、雨が降ろうとも、全然大丈夫だ。

熊戻に向かって自転車を走らせていると、ふと道路脇の看板が目に留まった。

今、通行止めと書いてなかったか?引き返してみると、この先9.2km地点冬期通行止めと書いてあるではないか!

それにしても、今年の5月は例年になく暑くて残雪が少ないはずなのにどうしてか?念のため役場に電話を掛けてみると、驚愕の事実が発覚した。

道路は開通しているものの、熊戻の山小屋はまだ閉鎖中だという。それを聞いた瞬間、狩場山の登山を中止することにした。

10km以上険しい山道を走って辿り着いても、小屋が使えないならゆっくりできないではないか!

渋々というか、嬉々として先に進むことにした。
せたな方面に向かって走っていると、狩場山と思しき風格ある山が見えた。次回、私が爺さんになった時に登ることにしよう。それまで預けておくぞ!

野生の勘を頼りにフェリーターミナルの方にやって来た。

漁港内には大漁旗を掲げたイカ釣り漁船がたくさん係留されていた。

信じられないことに、フェリーターミナルそばの大きな公園には野外音楽堂というか、野外ステージがあって、丁度よい風よけとなっていた。

もう、ここしかないでしょ!ということで見た瞬間に決定した。

ただ、まだ時間が早くて小さい子供が周囲で遊んでいたため、子供たちが帰るのを待ってテントを設営した。

見ている前でテントを設営すると、群がって来る恐れがあって止めておいた。ダメだダメだ。良い子が真似しちゃうじゃないか。

 

そういえば、さっきから物音や話し声がするかと思ったら、公園内のバーベキューコーナーでBBQパーティーが始まった。密かにお呼ばれを期待しているのだが、その気配は全くなし。気配を消して野宿しているため、全然気が付かないようだ。いや、もうちょっとしてお腹が膨れて食べられなくなったら、声掛けられるかも?

バカヤロウ!現実を直視しろ!!誰がホームレスのようなおっさんに声を掛けるかよ。

 

おわり

コメント

  1. CaptainNinja908 より:

    廃校のタンポポ、船着場、セイコーマート等、学生さんの恋話等、現地情報、大変楽しく拝見しております。
    現地に行った人しか感じる事が出来ない様子が画像からも伝わって来ます!
    自分もいつか北海道1人旅してみたいと思いますが現実は中々、実行出来ず、夜中から150キロ程離れた釣座に一泊車中泊で向かうのがやっとです!
    先ずは2泊で出来る旅を検討してみます。いつか最高の自分に!をスローガンに。
    追伸
    そちらは、台風大丈夫ですかね?

    • karaage より:

      北海道は遠くて時間がかかりますからね。自分のバイクで走るとなると、フェリーか自走ですが、行き帰りでかなりの時間を取られてしまいます。
      無理して走るなら、近場をゆっくりとなってしまうのはやむを得ないことです。

      誰でも私のように世捨て人のように生活できるわけではないですから。

      台風来そうですが、とっておきのねぐらに避難しますので大丈夫ですよ。

  2. しじゅうから より:

    たんぽぽ畑と廃校になった小学校の写真いいですね!子供の頃に見た風景を思い出します。

    • karaage より:

      前を通り掛かるとつい見とれて撮ってしまいました。
      懐かしい感じの風景でした。

  3. けんぴ より:

    隊長の記事には冒険心を掻き立てられてモヤモヤしちゃいます。
    なかなか家を空けれないので我慢して弱虫ペダルを読んでます。
    台風来ますね。
    エアライズの性能を発揮するのか!?
    楽しみですが、お気をつけて。
    って言わなくても隊長は大丈夫か。しぶとそうだもんね笑

    • karaage より:

      弱虫ペダルは本当に面白いですね。馬鹿みたいに自転車を漕ぎたくなります。

      台風来るのに無闇にテントは張りませんよ。乾かすのが面倒だし、ジメジメして不快ですからね。
      キャンプは止めて居心地の良い軒下を探します。

  4. 山びと源 より:

    狩場登れなかったんだね~ww
    私も、クマが出没した影響で、賀老高原キャンプ場が閉鎖されていたので、まだ、登っていないんだよな~ww
    日高の山に登ると、道内の山が遠いな~ww
    熊戻は、一度行きたいキャンプ場の一つだ!

    • karaage より:

      まだ熊戻りの山小屋が開放されていなかったので、登るのを止めにしました。
      テントを張って翌日の登山に備えたのに、朝から雨では辛いですからね。
      それで、下りてきたら、晴れたら目も当てられません。